季節要因ってなんですか?
最近、『季節要因』という言葉を頻繁に耳にします。
以前から私がよく口にしていた季節変動というのと同じ意味の言葉だと考えてよいでしょう。
それで、学者、専門家など頭のよい人たちが、
「季節要因というものがどうして発生するのかわからない。」
なんて事をいっているのを見かけました。
どうも季節、天候に合わせて体が変化するという事を理解していない。インフルエンザが冬に流行するのは気温が低下するからですが、それ以外の要因は皆無だと思うようで気温が低下したときにどうして流行するのかまではあまり深く考えていないみたいです。
でも、樹木なんかをみていれば季節要因がどういうものかとてもわかりやすいでしょう。
春になったら芽吹き、夏になったら茂って、秋になったら紅葉して、冬になったら枯れる。季節要因というのはたったそれだけの事で、とても当たり前の事でしかありません。人間の場合は、見た目だけではわかりにくいのかもしれませんが、春になったらぼんやりして、夏になったら活発になって、秋になったらセンチになって、冬になったら寂しくなると言われればなんとなくわかるのではないでしょうか。
こういう当たり前の事がわからなくなってしまうのは、医療や医学が人間の体を永遠不変のものであると考えている事が理由だと感じます。
体の状態は日々変化しています。
しかし、医療においてはよくわからない体の不調を
「年のせい。」
として加老に原因をもとめる事がせいぜいあるぐらいです。
医療と医学は老いというものを『歳をとったら衰える。』程度のものとしてしか捉えていないようです。その程度の認識しかもてていない人たちには、季節の巡りによって起こる体の変化というものがあるという事すら理解できないのかもしれません。
それで、
「医者にわからないことがなんで私にわかるのか?」
という事についてです。
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