【書評:もしもアドラーが上司だったら】自ら敵を作らない。そうすれば味方は増えていく

こんにちは、ジリです。

今回読んだ本は「もしもアドラーが上司だったら」です。

全く買う予定になかったこの本ですが、「嫌われる勇気」を読んだのももう2年以上前になり、kindleセールで安くなっていたため購入。

改めてアドラーの考えを思い出す良いきっかけになりました。

自分と異なる意見を攻撃と見なさない。相手と異なる意見を言うことを恐れない

1番心に残った言葉です。

自分の意見を真っ向から否定されると「なんだとこの野郎!?」てどうしても思ってしまいますよね。

最近私も取引先の苦手な人からバチバチになり、中々プロジェクトをうまく進めることができていませんでした。

そのうち相手を(潜在的に)敵と見なすようになり、相手の考え全てを否定することが目的化してしまい、最終的には大きなトラブルにつながるまで発展してしまいました。

ただその後にあった打ち合わせで、本音ベースで相手と話す機会ができ(喧嘩をしたわけではありません)改めて共通目的を持った仲間としてリスタートを切ることができました。その結果以前よりは確実に仕事を進められるようになりました。

仕事を進める上で相手を敵と見なして良いことは何もありません。(至極当然のことですが改めて再認識ができました)

かといって相手に擦り寄るわけでもなく、ただ相手の意見を承認して自分の意見も述べるようにすることが大事だと感じました。

相手の意見に同意はせずに、共感はする

たとえば友人に「私はおでんが好き」と言われた時に、

「おでんが好きなんて変だよ。頭おかしいんじゃない?」

なんて言うでしょうか。

ここまで露骨ではなくても、相手の意見に対して否定から入ってしまうと相手は嫌な気分になりやすいです。

大事なのはどんな意見であってもまずは共感する。

「そうなんだ。あなたはおでんが好きなんだね」
「あー、おでんおいしいよね」

これは相手の意見に同意しているだけであって、自分もおでんが好き、と同意しているわけではありません。

このように同意はせずに共感することを心がけましょう。

自分の価値観を相手に押し付けない

「あなたはおかしい」は、自分の価値観を相手に押し付ける発言です。

それでは相手と前向きな議論を交わすことができません。

相手に自分の意見を伝えたいときは、あくまでアイメッセージ(I message~)で伝えましょう。

「私はこう思います。」

これであればあくまで自分の価値観を相手に伝えているだけであって、相手の気分を害すような言い方にはならないでしょう。(たまに鼻につくような言い方をする人はいますけど)

相手がどんなに自分を非難しようと、決して同じ土俵には上がらずに「共感」+「アイメッセージ」で自分の意見を伝えるようにしましょう。




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