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相手のことを知ろうと知らない限り、自分の考えは伝わらない【書評:バナナの魅力を100文字で伝えてください】

今回読んだ本は「バナナの魅力を100文字で伝えてください」です。

タイトルに興味を持って購入してみましたが、めちゃくちゃわかりやすい書き方で、ビジネス本を普段読んでいない人にも、伝わりやすい表現がされていると感じました。

相手に伝えるには、相手を知ることが大事

この本を120文字程度で要約すると、

相手に伝える際は読む人の頭の中を想像しながら、何度も伝える、伝え方を工夫することが大切。自分と相手の頭の中の脳内を整理しながら相手ベースで考え、伝わらない際はなぜ相手に伝わっていないかを明確にすることが、伝える上で最も大事なことである。
です。

自分が伝えたいことを、自分本位で伝えても相手には伝わらないと言うことですね。

例えば私があなたにぜひ使ってみて欲しいと思う腕時計があったとします。

「ねぇ。今私がつけているスマートウォッチめっちゃ良いから買ってみてよ!安いし!充電めっちゃ持つんだよね!」

このように自分本位に伝えられてもあまり興味が湧きませんよね。これを相手本位で考えて伝えるとするならば、

「ねぇ、この前会った時に「睡眠時間は取ってるはずなのに、いつも眠い」て言ってたよね?実はさ、私が今つけてるスマートウォッチ、睡眠の質が測れる機能があって、寝てる時間だけじゃなくて呼吸とか動きを検知してどのぐらい深い睡眠ができているかをアプリで可視化してくれるんだよね。値段も5千円以下だし、試しに買ってみない?」

こう言われるといかがでしょうか。

自分に興味関心を持って話しかけてくれるように感じてもいるので、ちょっと聞いてみようという気になりませんか?

このように相手にしっかり伝えたい場合は、相手にどのようなメリットがあるか、相手が今把握している情報は何かを理解した上で伝えることが大事だということを、本ではわかりやすく語られています。

相手の立場にたって考えてみる

デールカーネギーの「人を動かす」にも人を動かす三原則のうちの1つに、「人の立場に身を置く」があります。

ことビジネスの場面においては、ストレートに自分達に対して物事を発することが少ないと思います。

お客さんが伝えられていないケースもありますが、BtoBの場面ではかなり回りくどく発言することがあるので、言葉通りに動いても制約につながらないことが多いです。

そのため、言葉の裏側に隠されたその人の本音を探し出すことから始めないと、中々仕事につながらないなとこの本を読んでいて感じました。

相手に動いてもらうように伝えるためには、まず相手を知ることから。

今週の打ち合わせや会議では、1つにつき3つ以上の質問をしてみようと思いました。

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