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【書評:DIE WITH ZERO】未来のために生きてはいけない

今回紹介する本は「DIE WITH ZERO」です。

各所で評判になっており、気になっていた一冊でした。

本のタイトルの通り、持っているお金を一切残さずに「ゼロで死ね」と言う内容です。有金は全部使い切って死ぬのが良いよねってことです。

そんなことは今まで考えたこともなかったので、お金を使う適切なタイミングを知ることができた素敵な一冊でした。

確かにお金は何かに使ってはじめて価値を感じるものであり、お金そのものはただの紙切れでしかありません

この本を読んでとくに大事だと感じたことは、「今しかできないことにお金を使う」です。

今しかできないことにお金を使う

私たちはどうしてもお金を使うのを先送りにしてしまうクセがあります。

  • 将来のために

  • 老後のために

  • 子供のために

上記のことを言いつつも具体的な金額は決めずに、あればあるだけ良いと思っています。

未来の見えない不安に対して、漠然と蓄えられるだけの資産を蓄えようと考える人が多いと指摘があります。

そして自分で働いたお金にも関わらずに、多くの資産を残してこの世を去ります。

「まぁ残ったら遺産で渡せば良い」
「お金がない方が不安で仕方ない」

こういう考え方もすごくわかります。

でもせっかくなら自分が満足することでお金を使い切りたいですよね。

そしてそのお金を使うタイミングは、老後ではなく「今」だと言っています。

60代を過ぎても元気な方はたくさんいますが、20代のように動くのは難しいと思います。

私の父母も「また海外旅行に行きたい」と言いながら最近は県外に出るのにも気力がいると言うようになりました。

旅行、スポーツ、家族との思い出等々はその時にしか体験ができないことがあります。そこでお金を使った方がいいというのがこの本に書かれています。

新しい挑戦をする

私は昨年から健康のために朝ランニングを始めました。

中学時代陸上部でしたが、ランニングなんて20年ぶりです。

当然初めは3km走るだけでもしんどかったですが、部活時代と違って走ることが楽しいと思えました。

走り始めて2ヶ月後にはトレイルマラソンで12km走り、その後普通のマラソン大会で10kmを走り切りました。

今年はハーフマラソンに挑戦するつもりです。

新しいことの挑戦は、不安がつきものですがワクワクもあります。

この記事を見てくださったあなたも、どんなに小さな事でもいいので新しい事に挑戦してほしいです。

  • 行ったことのないお店に行ってみる

  • いつも行く飲食店で違うメニューを頼んでみる

  • 自分の好きなことをSNSで発信してみる

今お金を貯めているのは何のために貯金しているのか、貯金額に明確な目標はあるのか。

未来を気にしすぎて、本来お金を使うべきタイミングを逃してしまっていないか。

とにかくお金を使えというわけではなく、将来後ろを振り返ったときに「あの時あれやってよかったな」と思えることに投資をしていきましょう。


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