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Blenderコンポジット基本6 ノードの種類 - フィルター

疲れてきました\(^o^)/ でも元気にやっていきましょう。
今回もコンポジットにかかわるノードをサラッとまとめるシリーズ、第五弾はフィルターノードについてです。

第一弾、第二弾、第三段、第四段はこちら



アンチエイリアスノード

エイリアシングと呼ばれる辺周辺の歪みアーティファクトを除去します。

https://docs.blender.org/manual/ja/3.5/compositing/types/filter/anti_aliasing.html

アンチエイリアスとは

文字や画像の境界をぼかして斜めの線や曲線を滑らかに見せる処理のこと

https://wa3.i-3-i.info/word1465.html
アンチエイリアスノードで、ギザギザを柔らかく処理してくれる

バイラテラルブラーノード

ソース画像に対して高品質の適応ブラーを実行し、シャープな辺を維持しながら画像をブラーできるようにします。

ノイズの多いレンダーパスをスムージングして、レイトレースされたアンビエントオクルージョン、ぼやけた屈折/反射、やわらかいシャドウなどの計算時間が長くならないようにしたり、非フォトリアリスティックな合成効果を作成したりするなど、さまざまな目的に使用できます。

https://docs.blender.org/manual/ja/3.5/compositing/types/filter/bilateral_blur.html

反復:フィルターが画像に対して操作を実行する回数を定義します。これは、実際にはブラーの半径を定義します。

カラーシグマ:画像の色の違いを辺と見なすしきい値を定義します。

スペースシグマ:ぼかし半径の微調整変数。


ぼかしノード

画像をぼかし、いくつかのぼかしモードを提供します。

https://docs.blender.org/manual/ja/3.5/compositing/types/filter/blur_node.html

フラット:すべてを均一にぼかします。

テント:リニア(直線的)な減衰を作成することにより、高値と安値をより適切に保持します。

二次式:ガウシアンに似ていますが、少し速くなりますが、見た目が少し悪くなります。

三次式:高域を維持しますが、鋭い辺を滑らかにしながら、ほとんど焦点が合っていないぼかしを与えます。

ガウシアン:見栄えの良い結果が得られますが、最も遅くなる傾向があります。

高速ガウシアン:ガウシアンの近似。

Catrom:Catmull-Romは、シャープなコントラストの辺を鮮明に保ちます。

Mitch:高域を維持しますが、鋭い辺を滑らかにしながら、ほとんど焦点が合っていないぼかしを与えます。

可変サイズ:サイズ入力が画像の場合、可変のブラー半径を許可します。

ボケ:Bokeh(ボケ)ボタンは、Blur(ぼかし)ノードに円形ぼかしフィルターを使用するように強制します。これにより、より高品質の結果が得られますが、通常のフィルターを使用するよりも遅くなります。

ガンマ:Gamma(ガンマ)ボタンは、画像をぼかす前に画像にガンマ補正を適用します。

相対:画像サイズに対するぼかし半径のパーセンテージ値。

境界を広げる:ぼやけている画像を元の寸法を超えて拡張できるようにします。


ボケブラーノード

ボケ画像を使って、ピンボケを表現する。


ピンボケノード

マップ/マスク入力に基づいて画像の領域をぼかします。

https://docs.blender.org/manual/ja/3.5/compositing/types/filter/defocus.html

メモ:普通のピンボケならカメラの設定で済むけど、ありえないくらいぼかしたいときとかは有効かもしれない(゜-゜)


デノイズノード

Cycles や他のレイトレーシングレンダラーからのレンダーのノイズ除去に使用できます。これは、より少ないサンプルでレンダリングすることにより、レンダー時間を大幅に短縮するのに役立ちます。

https://docs.blender.org/manual/ja/3.5/compositing/types/filter/denoise.html
デノイズなし
デノイズあり

メモ:レンダープロパティのサンプリングにデノイズがあるけど、そちらより気持ち早い気がする(゜-゜)


スペックル除去ノード

複雑な領域をそのままにして、ノイズが目立つ画像の領域を滑らかにするために使用されます。

https://docs.blender.org/manual/ja/3.5/compositing/types/filter/despeckle.html

拡張/侵食ノード

マスクのサイズなどを広げたり縮めたりできる。


ディレクションぼかしノード

指定された方向と大きさで画像をぼかします。モーションブラーを偽造するために使用できます。

https://docs.blender.org/manual/ja/3.5/compositing/types/filter/directional_blur.html

フィルターノード

さまざまな一般的な画像強調フィルターを実装します。

https://docs.blender.org/manual/ja/3.5/compositing/types/filter/filter_node.html
ラプラスの場合

グレアノード

画像の露出部分の周りのレンズフレア、フォグ、グローなどを追加するために使用します。

https://docs.blender.org/manual/ja/3.5/compositing/types/filter/glare.html

メモ:これ好きなやつ!(*´ω`*) ロマンチック!


インペイントノード

画像の境界線を透明またはマスクされた領域に拡張するために使用されます。これは、 "ワイヤーの除去" やクロマキー中に作成された穴などの問題を解決するのに役立ちます。

https://docs.blender.org/manual/ja/3.5/compositing/types/filter/inpaint.html

ピクセル化ノード

Scale(スケール)ノード の前にこのノードを追加して、結果のスケールアップした画像からピクセル化した(平滑化されていない)画像を取得します。

https://docs.blender.org/manual/ja/3.5/compositing/types/filter/pixelate.html

サンビームノード

画像の明るさのみに基づいて名前を付ける効果を作成するための計算上安価な方法を提供します。

https://docs.blender.org/manual/ja/3.5/compositing/types/filter/sun_beams.html
手前の市電のライトが眩しい感じにしてみる

ベクトルブラーノード

コンポジティングで Motion Blur(モーションブラー) をシミュレートするための高速な方法です。ベクトル速度レンダーパスを使用して、2Dで画像ピクセルをぼかします。

https://docs.blender.org/manual/ja/3.5/compositing/types/filter/vector_blur.html

下準備

  1. レンダーエンジンをCyclesに

  2. ビューレイヤープロパティ>パス>データ>ベクトルにチェック

  3. 簡単な移動アニメーションを追加

  4. ノードをつなぐ

映像内のブラーを高速に確認できる

参照・引用

検索ワード:blender defocus

検索ワード:blender Sun Beams

検索ワード:blender vector blur node

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