タバコについてあれこれ。
枚挙にいとまがないのかもですが、世の価値観のびっくりするくらいの変化とか、転換とか、ひっくり返る感じってなんでしょうね。
価値観の転換とは、表裏一体、聖と俗、美と醜、悲劇と喜劇、有名、無名...まあ、いろいろ。
そんな中、いっつも思うのが、「 タバコ 」の変遷ってえらいことだなと。
だって、そもそも僕らの若かりし頃ってもう、20年くらい前のハナシになるんですけど、吸うきっかけなんて「憧れ」でしたから。
「タバコ吸うのってかっけえな」ほとんどの皆がそういう感じから吸い始めたのでは?なんて思います。
当時の先輩が....松田優作が....好きな作家が.....ロックにはタバコでしょ....
みたいなマネが入り口でしょ。
木村拓哉さんが、ドラマで吸ったタバコとジッポーが売れに売れたなんて話も聞いたことありますし、やっぱ原型は、そういうものなんだろうと。
まあ、ビールや、コーヒーなんて大人の嗜好品は、往々にしてそういうとこありますけど。それらに興じてる人たちと出している空気感、世界観みたいなこものの伝染とか言ってよいのかな。
ところが、ところが、今じゃあ、喫煙者は、入社させないので志望の場合は、タバコをやめる誓約書を書かさせる会社もあるなんて聞きますし。
クリーンセイレーン帝国によるシガレット反乱分子の撲滅。
でも、だからこそに大勢のyesという声なんて、当てになんないなと。
少し経てばみんな違うこと言ってるよ、ぐらいな目線で物事は、いっつも見るようにしてたりします。
世の中の一貫性、統一的な見解、絶対の価値観なんて、もしかしたら幻想かもって。
はてまた、揺り戻しで、また煙草文化が流行ったりとか.....
まあ、何にしろ世の起こることなんてそうそう誰にも分かる訳ないので。
そんな自分は、ずいぶん前に、体に合わなくて辞めてるんですけどね、タバコ。
でも、もしかしたら「憧れ」という気持ちだけは、いまでも自分の中に、静かに、穏やかに、残っているような気がします。
消そう消そうと、手で煽いだってそうそう消えないよ、それ、なんて妹の声が遠い昔から聞こえてきました....
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?