日本人が向き合わなければならない事 No.2 〜人間の多面性とライフロール〜

こんにちわ!KIYOtakaです。

先日は『情報』に対する考え方と取り扱い方を書いて行きました。

しかしながら、情報を発信するのも受信するのも処理するのも人間です。そこで、今回はその『人』に関して向き合わなければならない事を書いていきます。

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普段忘れがちな『多面性』とは

今回の内容はコミュニケーションに入る前の考え方の部分になります。そして、今までの考え方とは少し違うと思うので理解に苦しむ方も出てくると思います。

まず、多面性とは何かです。

「あの人には裏の顔がある」

「そんなイメージはなかったのに!」

とかとか、人に対しての評価。まず評価基準がおかしいですね。

職場の同僚、テレビの中の有名人、バーで会った常連さん。

我々が見てるその人は、その人を作る1面しか見ていません。大半の場合その一面で評価しています。面接とかまさにですよね。

その結果、有名人が不祥事を起こすと「そんな人だとは思わなかった」とか言ってしまうんですよね。

いや、思わなかったんじゃなく、「その有名人としての一面以外を間近に見る機会がなかった」だけです。

逆に、昔からの友人曰く「彼を止めることが出来なかった」と言うと、彼の色んな面を知っていたうえで止められなかったという後悔が伝わってきます。

そう、身近な人には出来て。少し遠い人には出来ない事が「多面性を見る事」です。

それこそ、最近身近になったアイドルという存在。身近になったけど、友達ではないのでそんなに多くの面を見ることは出来ません。その辺りを考えると、昭和のアイドルの様に雲の上の存在の方がアイドルらしかったのではないかとさえ思えてしまいます。

そう、このNoteでも何度も書きましたが、吉本事件の宮迫さんがわかりやすいと思います。

まず、我々視聴者はお笑い芸人や俳優である宮迫さん、要するに芸能界の顔しか知りません。

でも、仲間内の宮迫さんはいい先輩芸人であり、可愛い後輩芸人であったと予想されます。これは活動の場をテレビからYouTubeに移動した際に先輩後輩共からアプローチがあった為です。

しかし、我々一般人からしたら、どんないい先輩芸人だったのか、どんな可愛い後輩芸人だったのか知りようがありません。

さらに、自宅に帰れば旦那さん、父親としての顔(これは後から出てくるライフロール)

それ以外にも色々な面を持っているのに、当時の一般人は芝居がかってるとかイメージのみでバッシングをしていました。

もっと最近の話だと、テラスハウスの件です。

僕は番組自体を見たことなかったので、どんな内容がバッシングを受けるキッカケになったのかは知りませんが、前日にプロレス団体に飼い猫を預けていたそうじゃないですか。根っこは優しい方なんだと思いましたが、誹謗中傷を受けるくらいの映像が流れたんでしょう。

あなたが見ている、その人の一面は所詮一面でしかなく、全てではないと意識して物事を捉えてる人はどれだけいるでしょう。

一面を見るだけだと、否定も肯定も出来ないのです、出来るのはその行動に対してのみで、個人に対して評価できるほどの情報はありません。

全ての人が複数持っているライフロール

多面性の話をわかりやすくするには、ライフロール(人生の役割)を理解すれば歩に落ちると思います。

あなたが生きてきた人生を遡って、あなたの役割を確認してみてください。

生まれたてのあなたのロール(役割)は新生児、男児又は女児

少し育って園に通う様になると、友達、園児、など

その他、学生、アルバイト、社会人、父親、母親、叔父、叔母、などなど

さて、ここで考えてください。

あなたは誰かと話しています。

その誰かとは『職場の上司』です。

次は『親友』、そして『母親』『恋人』

あなたの喋り口調や態度、話題は全て統一されてますか?

ほぼ全員Noと答えるでしょう。

上司と話してる時は敬語を使って気を配りながら話しているかもしれません。

親友とは、気兼ねなくタメ口でテンションが上がって早口になっているかもしれません。

母親とはそりが合わず喧嘩腰かもしれません。

それがワンシーン毎にあたなの一面になります。

他者にも同じ事が言えます。

あなたが嫌っている人はもしかしたら、とても素敵な一面を持ち合わせているかも知れません。

憧れの先輩はネットで誰かの悪口を言っているかも知れません。

テレビに映る人は本当はもっと違う性格かも知れません。

そんな世界で誰かを非難したり出来ますか?いや、それが現状起きています。自分の一面を複数の人が攻撃してくる社会があります。攻撃している人はその一面がすべてだと錯覚しています。多面を持つ人が他人は一面だと思っています。だから心を病んでしまう人が出てくる。命を絶つ人が出てくる。

今一度、その発言が正しいかどうか考えてみてから発信しませんか?



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