見出し画像

合理的に考える!年金は払った方がいい本当の理由

「年金って払った方がいいですかね?」

こんなご質問をいただきました。


「それは自分で考えてくださいね。」
と本音では言いたいところなんですが、
今回はこちらにちょっと書いてみます。


国民の義務なのできちんと払いましょう!

という綺麗ごとを言うつもりはありません。
しかし、払った方がいいことは認めます。

今回は「なぜ払った方がいいのか?」
具体的な数字を用いて説明します。


年金を金融商品のひとつとして考えた時、
かなりいい商品だから払った方がいいです。

最高ではないものの、優良な商品として
見ることが可能なんです。

実際に数字で見ていきましょう。


現時点、令和2年度の国民年金の保険料は
月に、16,540円です。

支払い義務が生じる20歳から、60歳まで
支払うと、約790万円支払うことになります。


次に、現時点で受給できる金額ですが、
65歳からで月に約65,000円になります。

年間で78万円ということになりますので、
10年と2か月で790万円を超えます。

つまり、75歳2か月まで生きると
元が取れるという計算になるのです。


ここで一つの疑問が生じます。
それは、私たち現役世代が65歳になった時、
同額の年金が受給できるか
ということです。

さすがにこればかりは、私もわかりません。
というか、誰にもわからないことです。

その理由は、年金は運用次第だからです。


少し前にも年金の運用に関して
いくらの損が出たとか、現実としては
相当厳しい話もありました。

なぜだか最近はそのような話もめっきり
聞かなくなりましたがどうなったのでしょう?


たしかに、厳しい現実かとは思いますが、
もし仮に、半分になったと仮定しても、
85歳まで生きれば元が取れる計算です。


年金の凄いところは、何も元が取れやすい
ということだけではありません。

一番の凄いところと言いますか、
これが最大の魅力というべきでしょう。

それは、『終身保証』ということ。


つまり、生きている限りは
ずっと受給できるんです。

民間にも同じような保険はありますが、
保険料を見てみてください。

すべてを調べたわけではありませんが、
おそらく2~3倍はすると思います。

これらだと、元は取れません。

まぁ、保険会社からすれば商売ですから
誰しもが元が取れるような商品だと
損をするだけですからね。

そりゃあ絶妙なところを計算してますよ。


終身保証
元が取れる(取りやすい)


このようなことから考えると、
100歳時代と言われている昨今です。

年金はかなりお得な保険なんですよ。


仮に自分でこの金額を積み立てようとしても
現実的にはかなり難しいでしょう。

年金にはこれだけではなく、障害年金や
遺族年金等、色々な機能がありますよね。


ではなぜ、
「支払った方がいいんですか?」というような
質問が来たのでしょうか。


あなたも記憶に新しいかもしれませんが、
旧社会保険庁によるずさんな管理で
数年前に大問題になりましたよね。

私たちが必死に働いて得た大事なお金を
マッサージチェアとかに使ったとか。

これには呆れて何も言えませんでしたよね。

こういった問題があり、信頼に値しない、
だから払いたくないと思う方が
増えているんだと思います。


ですが、ここで大事なことを一つ。

これまでお話ししてきたように、
お金の話では、感情を一切排除し、
合理的に考えるようにしましょう。


数字を用いて合理的に考えてみると、
年金はかなりお得な金融商品です。


そういう合理的な判断もあって
私は支払っています。


それ以前に『義務』ですから、支払うのが
当然と言えば当然です。

ちなみにですが、支払わないままだと
かなり面倒なことになりますのでご注意を。


催告状

特別催告状

特別催告状の赤封筒

最終催告状

督促状

差し押さえ予告状

差し押さえ


上から三番目の赤封筒がボーダーラインと
なるようです。

この赤封筒を無視してしまうと、
差し押さえの準備に入るようです。


あなたは大丈夫かとは思いますが、
もし支払っていない人がいたら
無視だけはしないでください。

連絡さえしたら何とか対処できます。

しかし、連絡をいただかないことには
あちら側としては、強行的な手段を
選ぶしかなくなってしまいます。


これは、年金だけではなくて税金にも
まったく同じことが言えますよね。

どうしても払えない状況であっても
まずはご連絡を!

サポートエリアまで読んでいただきまして、ありがとうございます! 頂いた金額は猫の食事代にします。