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80年代、私のウォークマン物語

はじめに

 今回は、80年代、身近にあって楽しい音楽体験をもたらしてくれたウォークマン、さらに最新型ウォークマンについて紹介しよう。これは私のウォークマン物語。

1.私のウォークマン1号機

 80年代に初めて購入したウォークマンは、ほぼカセットテープケースと同じサイズ、テープをセットするときはボディの一部をスライドさせる面白い仕掛けをもっていた。実機はすでに手元にないが、たぶんSONY WM-20という1983年に発売されたモデルだったような。

2.私のウォークマン2号機

 2代目はパナソニックのウォークマン、ウォークマンはSONYの登録商標だからカセット・テーププレーヤーと言うべきだが、パナソニックRX-SR550 JUMP。これは1988年発売、形はウォークマンのようだが、全部入りのミニラジカセ。ラジオはAM/FM/TV、テープはオートリバース、録音も可能、しかもメタルテープにも対応しているスグレモノ。

Panasonic RX-SR550

 これはボタン反応がよくて使いやすく、音質も良かった。旅のお供としてよく持ち歩き、10年以上なんの問題もなく動いていた。ところが、ある日使おうと手にしたら、中から小さな金属片が落ちてきて突然息絶えてしまった。アスリートならば疲労骨折したようなものかもしれない。いまは想い出の品として残している、それが上に載せた写真。

3.私の最新ウォークマン

 いま手元にある最新のウォークマンは、東芝 Aurex AX-W10 Walky。2023年発売のカセットプレーヤーだけあって、ブルートゥースでワイヤレス接続可能、単3乾電池2本だけでなくUSB電源も可など、最新機能を装備している。さらに録音機能もあってテープレコーダーにもなる。

AX-W10 ボタン付近にあるグリーンとブルーのマークは後から貼ったもの(PLAY, STOP)

 なんと言っても今の時代に新品のウォークマンが購入できることはうれしいが、冷静にみるとノイズレベルとテープ走行安定性がちょっと気になるし、印字も見にくい。

 ワイヤレス機能は予想以上に便利。持ち寄ったカセットテープを皆で聴こうとしたとき、ワイヤレススピーカーをつなげてかつてのラジカセのような楽しみ方もできる。

 もしできれば、この機種をベースにして、部品を高品位のものに交換して性能をアップさせたカスタムモデルがほしい。Aurexで企画してくれないだろうか。

4.まとめ

 いま移動時に音楽を聴くなら、真っ先に手にするのはスマホだろう。コンパクトだし、ネットにつなげば曲は選び放題、曲情報に加えて歌詞を表示させることもできる。それでも、あえて不便なカセットテープに心惹かれるのはなぜだろうか?

 昭和のオジサン達が昔を懐かしんでは分かるが、いままでウォークマンやカセットテープなど触ったことがない若者になるとナゼ?となる。

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