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フィルムカメラ再開第2弾・Lexio70

 今回は、 28-70 mmのズームレンズをもつコニカのコンパクトカメラ Lexio 70 によるフィルムカメラ撮影再開の話をしよう。


1.撮影結果

 まずは撮影結果を見てみよう。撮影場所は前回のTproofと同じ清澄庭園に加えて隅田川。20年前のズームレンズ付きコンパクトカメラということで写りを心配したが、それは無用だったようだ。画像がすこしゆるい気もするが、ここまで写れば十分だろう。発色も特定な色が強調されることなくニュートラルで好ましい。最後に載せた夏空の写真は、こういう描写もするのかと新たな発見をしたような。

LEXIO70・清澄庭園・涼亭
LEXIO70・清澄庭園・百日紅
LEXIO70・清澄庭園・広場のテーブル
LEXIO70・清澄庭園・広場
夏空・隅田川・新大橋付近

2.コニカ Lexio 70 とは

 Lexio 70 は、コニカが2000年に発売したズーム・フィルム・コンパクト・カメラ。レンズは28mm F3.4~70mm F7.9のズーム、重量は電池別(CR2)で180g。クローズアップ(マクロ)は最短35cm、ファインダーは視度調整付き。発売時にズームコンパクトカメラで世界最小、キャッチフレーズは”大人が楽しむコンパクトカメラ”だった。DATE(日付写し込み)は2050年まで可能。なお2002年にブラックバージョンが発売され、そのときメーカーは限定5000台と発表した。

コニカLexio70

 コニカ Lexio 70 を手にして感じるのは、操作性が抜群に良いことだろう。フロントカバーのスライドは素早い電源ON/OFFが可能だし、モードスイッチは前回の設定(たとえば発光禁止など)を簡単に呼び戻せる。またカメラ上面の液晶ディスプレイは小さいがバックライトが点灯する。一つ一つは小さな工夫だが、まとまると全体の使い勝手がぐっと上がった印象となる。

3.今回のフィルムは定番国産品

 今回入手したフィルムは、富士フィルム・スペリア・プレミアム400、これは以前からある定番品、パッケージには「日本製」と印刷されている。現像・プリントは前回と同じ駅中の店に頼んだ。

4.まとめ

 コニカ Lexio 70 は、小型で持ち運びやすく、視度調整付のファインダーは見やすく、操作系も使いやすい。20年以上前のズームレンズだが、いまも写りは十分、たぶん望遠端を70mmに抑えたことがよかったのだろうか。これは使い込むとじわじわと良さが分かるカメラと言える。

 それにしてもレンズ・スペックはF3.5~F8でよさそうなものだが、それをF3.4~F7.9としたことにコニカがこのカメラに込めたこだわりを感じる。

 以上、フィルムカメラ再開第2弾 コニカ Lexio 70 編でした。

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