ハンスト2日目
朝方はすごく冷える。
宜野湾市役所前でテントを張って寝袋の中で寝た。
寒さで何度か起きてしまったが、寝不足という感じではなかった。
朝の身支度は宜野湾市役所近くの公園でやる。小さい頃には駆け回って遊んでた公園をハンガーストライキで利用するなんて夢にも思わなかった。
今日も宜野湾市、沖縄市、うるま市はじめ県内各地から多くの方々に足を運んでもらった。
中でも、伊江島に住み「土の宿」を営む木村浩子さんという、脳性麻痺をもつ方が激励にきていたのはありがたかった。彼女もハンガーストライキをやったことがあり、できたら参加したかったけどここ最近は体調が悪いとのことだった。
夕方に学校帰りの高校生6人が激励にきてくれたのは嬉しかった。ローラがアメリカ・ホワイトハウスに届ける署名をインスタに載せてたのがきっかけで、基地について考えるようになったと話していた。
その高校生は新聞記事を読んで「沖縄の現状がおかしいと思ってる」と話してくれた。
こういう行動していることをもっと周りの人に広めたいとも言ってくれて、本当に頭が下がる思いだった。
高校生には、その時々での決断はあるが、すぐに賛成だとか反対だとかどっちかに決めきってしまう必要はなくて、ずっと悩んで考え続けるべきだと思うということを伝えた。自分もそういう風にしていると伝えた。
そういえば、自分が高校2年生の頃(16〜17歳)は基地や権利のことについて考えたこともなかったと思う。
また、1996年に行われた「日米地位協定の改定の見直しと基地の整理縮小に関する県民投票」の時は、高校生は投票権がなかった。
その時、投票権がなかった高校生が自主投票をやる動きがあった。今日来てくれた高校生には、先生方とも相談して、もし今回の県民投票でもそういう動きがあればものすごく応援したいと伝えた。
昨日に続き、今日も小中学校の時の友達の親が足を運んでくれたのが嬉しかった。
ハンガーストライキをやっているっていうのは辛い状況だけど、同級生の親と再会できるのは嬉しく思う。
市長が市民の投票権を奪える理不尽な状況を、全国の多くの人に知ってほしい、考えてほしい。そのために各報道者・ジャーナリストから取材されるのは光栄なことだけど、やはり話すことが一番体力を消耗させている。
明日(17日)からは基本的な質問は紙にまとめて、万が一それ以外の質問があれば受けるようにしたい。
支えてくれている方々から、もうやめてほしいという声もあり、重く受け止めないといけない。
明日が終わったら、ハンガーストライキの終わりについても、考えないといけないのかもしれない。
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