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ハンスト4日目

5市長に県民投票への参加を求めるハンガーストライキは4日目に突入した。

市役所前に張ったテント内の寝袋で寝て、朝の身支度は近くの公園で行うのが日課になってきた。

少しダルさが増してきたように感じたので、朝の支度をした後は、1時間くらい仮眠をとろうと寝袋に入った。

その矢先、ひっきりなしに飛び回るオスプレイの重低音が疲れた身体に堪える…。

市役所や学校など公共施設の真上を飛ぶこの現状も踏まえ、改めて今回の県民投票のテーマ「辺野古米軍基地建設のための埋め立て」について考えたい。

遠方からここに来てくださる方々もこれを感じ、考えてもらえたらと思った。


学校帰りの地元の高校生たちも立ち寄って、沖縄県民みんなで県民投票を実施してほしい5市長宛の請願署名に署名をしてくれた。

身体はきついけど、私より歳下の人たちも考えるきっかけを作ることができてることはでーじ嬉しいやっさ〜。
彼女たちが署名してる姿を、おばぁさんも温かく見守っていた。

昼の検診で、一度しっかり検診を受けた方がいいと言われたので
16時30分から沖縄市にある病院で血圧、体重、体温、血中酸素濃度、血液の検査を行った。

体重は初日に計った時より、3キロほど落ちていた。
その他については、特に異常はなかった。血圧も昼に計ったよりはだいぶ正常値に近くなっていた。

しかし、血液検査についてはいくつかの値が、平均値より少し高かったり低かったりした。
そのあと、点滴を受けてほしいということでベッドに横になって点滴を受けた。
点滴を受けて少し楽になった気がした。

2時間に及ぶ検査と治療を受けて市役所前に戻ってきた。
市役所前を少し離れたのを久々に感じ、道行く車や人の姿に、なんだか"日常"に戻った気がした。
明日の夕方にまた、診断があるのでまずはそれまではハンストを続けたいと思う。

市役所前に戻ったら、昨日に引き続き、「右翼」の街宣車が来ていた。
街宣車は一車線を塞ぐ形で停車し、パトカーが後ろに張り付いていた。帰宅途中のお車の方にはご迷惑をお掛けしてしまい申し訳なく思った。

「右翼」の方々の投票権のためにもと思ってがんばっているのですが、なかなかご理解いただけてないみたい。。。
差し入れで頂いた、私が食べられないサーターアンダギーをあげて、お帰りいただいた。


夜19時頃に、市役所の職員の方が来た。
この間ずっと私の元を訪れていて、市役所の敷地内を利用するのは市役所の規則に引っかかってしまうという勧告があった。
しかし、気持ちはものすごくよくわかるということも吐露していた。
複雑な状況に追いやってしまい心苦しくなった。

「右翼」による妨害や、強制撤去すべきではないかという内部や市民の声もあると聞き、一部のテントは片付けさせてもらった。

そのあと、「右翼」の人たちが俺らも夜ここにテントを張るぞと言っていたので、市役所の職員の人が警戒してくださり、コーンを設置した。

後から、「右翼」の人と話をしたという人から聞くと、周りのテントの設置や「左翼」に対して怒っていたみたい。
僕のような若者が沖縄の権利のためと思って、
行動してることについてはある程度理解していたようだった。
状況が飲み込めなかったが、一目置かれているみたいで良かったのかな(笑)

朝から夜まで足を運んでくださる人が絶えず、励まされる。
仕事終わりに、部活終わりに、家族連れで、カップルで…。

特に、私より歳下の人や赤ちゃんを連れた親御さんを見るのは微笑ましい。

あるお母さんは、「この子がなんでにぃにぃはご飯食べないのー?」って聞いてくるんです、と話してくれた。その子は不思議そうな目で私を見つめていた。
いつか、「あの時あんな人がいたな〜」って思い出して、自分はどうするのかを考えてくれるといいな。

そんなことを思いながら、目を閉じて体を休める。届けてくれた湯たんぽが、体を芯まで温める。

5市長に県民投票への参加を求めるハンガーストライキを始めて4日が終わる。ハンストを行なっているこの場所でいろんな出会い、対話が生まれていることが何よりも嬉しい。


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ハイサイ🌺 沖縄・宜野湾市出身の元山仁士郎です。昨年2月24日の沖縄県民投票を終え、2019年4月一橋大学社会学研究科修士課程に復学。 昨年1月には、沖縄県民みんなで県民投票をやりたいという思いで、ハンガーストライキを実行しました。
コメント (1)
体調大丈夫ですか!?ご自愛ください
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