人生をリセットしたいと思ったので

前提:何でこんなことになっちゃったんだろうなぁ

生まれた時から人生がハードモードだったので、その後の人生もハードモードのまま生きてきた。
頭が良くないので、流されるままに生きてきたと思う。
子供の頃は、大人の都合で振り回される人生。
大人になったら、他人の都合で振り回される人生。

まず、生まれてすぐに両親が離婚。父親に引き取られる。
父親からは「お前の母親はお前を要らないと言って捨てて行ったんだぞ」と呪いのように聞かされていたため、自己肯定のステータスがガリガリ削られている。
次に、父親は自分が生まれる前からの浮気相手と即再婚。
浮気相手は父親がコブ付きだとは知らなかった為、虐待が始まる。
虐待話は書いてて楽しいものではないので割愛。
暴力、放置といったよくある話。
ここでもステータスはガンガン削られる。
まずは学力。自己肯定がマイナスなので「何をやっても無駄」と思い込むデバフ。テレビとかゲームとか全部不許可なので、同年代の子と共通する会話が無いので、学校でも孤立。
放置されているので身なりが汚く、学力もなく、何をしゃべってるか分からない不気味な思春期のガキというジョブが出来上がる。
ちなみにネットで「放置児とは距離を置いた方がいい」というのを見かけるが、それは自分がその放置児当事者であった過去があっても、本当にそう思う。助けられないからね。中途半端に助けると、放置児自身がもっとひどい目に遭うし、恨みも買う。

それでも何とか生きてこれたのは、中学卒業と同時という早い段階で家を放り出されたお陰ともいえる。父親と継母の間に子供が生まれたため、前妻の子供が邪魔になったのだ。その頃、本当の母親は自分を要らないと言って捨てて出て行ったのではなく、養育費を払いたくない父親がきょうだいを一人ずつ引き取る事で相殺にしようと、母親を言い含めていたのだと知る。改めて書き起こしてみると、本当にクソな父親だと思い知った。諸悪の根源はこいつだと言って良いだろう。頼むから死んでくれ。もう死んでるけど。
とは言え、後に再会できた母親も世間知らずなモンスターは手に余ると見えた。こちらも再会して母親に引き取ってもらえると安堵した3か月後には、出て行ってくれと言われてしまった。
今となっては自分も悪いとは思うものの、やっぱり自分の両親どっちもクソだな。だからと言って、恨んでる時間が勿体ないので、記憶の中で死んだものとして扱う。父親は死んだけど、母親が今でも生きてるかは知らない。
こうしてあちこちをたらいまわしにされ続けた。義務教育である中学校ですら不登校で勉強していないため、とても頭が良くないので、飯さえ食わせてもらえれば誰にでもついて行く犬のようなハイティーン。この間、色んな所を渡り歩いた。浮浪者のような生活をしているのを知り、あまりにも酷いと引き取ってくれた親戚も、半年くらい(実の母親より長い!ありがとう!)で「もう無理だから出て行って」というくらい、感謝の心や助け合いの精神が欠落した寄生虫。

未来の事なんかこれっぽっちも考えられず、その日暮らし。自分はそう思ってはいなくても、他人への気遣いなどまるで無しで、自分さえ良ければいいなんて生き様は他人様に迎合されるわけもなく、どこへ行ってもつまはじき。仕事なんて長続きしたことがない。
自分は30歳までには死ぬ。病気か、自殺かは知らないけれど。そういう予定で生きてきたけど、30歳過ぎた今でも、私はまだ生きている。

死ぬ予定だった30歳を過ぎても生きている理由は、どこぞの物好きが自分なんぞにべた惚れしてくれたお陰。
結婚して、子供にも恵まれた。
しかし、色々ステータスが削られまくってる人間に子育ては難しく、相手方の父親(子供らの祖父)に大いに助けてもらった。でないと、自分もまた社会を恨みながら「いい人」に寄生するモンスターを育成するところだった。大変危なかった。
子供たちは全員成人したが、それぞれの「生きづらさ」を持つものの、社会に迷惑をかけることなく真っ当に生きる事が出来る人生を歩んでいる。ありがとう、お義父さん。

先日その義父も病で亡くなり、残された義母の面倒を配偶者である長子と自分とで面倒を見るという事になった。
この義母が人の心が無いくらい冷酷で、思ったことを口にしないと気が済まない性格。勿論折り合いはとても悪かったし、今でも良くない。本人は「もう過去の事は忘れて仲良くしてる」と思っているらしいが、こっちはそんな事これっぽっちも思っていない。
義母がどれだけ人の心が無いか
①孫に熱いココアをぶっかけて大火傷させ、それを「ちゃんと孫を見ていないからこうなったのよ」と、責任をおっ被せてきた
②やっぱり両親がいない子って駄目ね。常識が無いというか、変。気持ち悪い子。いつ出て行くの?と面と向かって言う。
(実際常識も無いし変なやつだから否定しないけどさ)
③生まれたばかりの子を「ウチの子に似てないけど、本当にウチの子のあかちゃんなの?」と言う
④インフルエンザに罹って子供を預ける事になった時、「親なのに遊び歩いてるからそういう病気貰ってくるんでしょう。しっかりしてくれなきゃ困る」
⑤最近私が病になり、このままだと数年で死ぬかもしれない病気と分かった時に「お墓はどこに入るの?うちのに入るつもり?」と聞いてきた。
⑥人の部屋に入り、財布などを漁る。大事な書類も「自分が要らないと思ったから」と謎の判断基準で捨てる。大事にしているもの、趣味のものも捨てる。
⑦他人の趣味をこき下ろす。映画を観に行けば「そんなお金どこにあるのかしら」本を読めば「今時の本って面白くないし、読むだけ時間の無駄じゃない?」ゲームをやれば「そういうのやってる人って頭が良くなさそう」
などなど。
このままどんどん続けていったらキリがない。やめよう。
とにかく、人の地雷や怒りスイッチをピンポイントで踏み抜いてくる天才である。これだけ悪意を持って他人と接してきた人間が、誰にも刺されず生きられるこの世界、実は優しすぎるのでは?と思ったほどだ。とにかく失礼で、とにかく嫌なヤツなのだ。
常識のない私だって、たまたまゴミ箱の傍にいただけの知らない人に「ちょっとそこの人、これ」と言ってゴミを渡すなんてことはしない。

病気になり、身体が動かなくなりつつあり、それでも世話になった人の妻で義母だから…と面倒を見る事を決めた。
配偶者も一緒にこの面倒を背負ってくれるだろうから、と思ってた。すべて片付いたら、どこか景色のいいところに引っ越してのんびり暮らそうねなどと約束した。
しかし、まさか体の負担が辛いからという理由でセックスを拒否したら「義母が死んだら離婚しろ」「俺を開放しろ」とメンヘらって来るとは思わなかった。
自分は両親がいない。頼れる親戚もいない。年も年だ。病気で働けなくなるか、年齢で働くところが無くなるかの瀬戸際のところにいる。なのにこの仕打ちか。
セックスが出来ない嫁は、義母の介護やって死んだら出て行けってか。

こんな人生まともにやってられっかぶわぁぁぁぁぁぁか!!!!!!!!!!!!!!!

というわけで、リセットします。してやります。
しなきゃダメなんだ、こんなの。

と言っても、今のところどこから手を付けたらいいのか分からない。
愚痴るだけでは何も進まない。
色々八方ふさがりなのは、自分も今まで怠惰に生きてきたツケでもあるので、それをどう清算するのか、または出来ずに死んでいくのか…人生の終わりが見えてからバカみたいに足掻こうと決意しておきながら、いつも通り「どうせ無理だし」と足掻けずにくたばるのが、本気で嫌だと思った。

足掻けよ、私!!!


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