地方の現実と都会への憧れ

はじめましての方ははじめまして。
それ以外の方はお久しぶりです。

愉悦乃大神と申します。


最近ニュースなどで地方再生だの、地域に貢献だの、地方を元気にしようというような内容がたびたび報道されたりすることがあります。

私が住む地域にも「地元を盛り上げよう!!」なんて何かのイベントの開催の旨が書かれたのぼりが町の中心街を中心に立っていたりするのですが、それだけなんですよね
ただそれだけなんです。

何が言いたいかって、せっかくそんなふうに地域を盛り上げようとイベントを開催したとしてもくる人間は高齢者ばかりなのですよ。

学生さんどこ行ったのってなるんです。

近くに高校や、私の通っているfラン大学はあるのですが、休日になってもその年代の人たちはどこにもいないんです。

今回はそんな地方の現実についてだらだらと書いていこうと思います。
(いわゆる地方あるあるネタってやつだったり?)


  • イベントがない

はい地方あるあるですね。
まともなイベントがありません。

選ばなければそりゃありますよ。
「あの大物~~さんがこの街にやってきた!!」
「人気~~による講演会」
なんてポスターが町の公会堂や図書館の掲示板にはられていたりするんですけれど、そんなのに興味を持つ学生さんなんていますかね。
ポスターの顔写真を見ても「誰?」ってなるレベルも人しかいないんです。

私たちが見たいイベントというのは例えばテレビなどに出てくる有名アーティストのライブであったり、有名なゲームのイベントであったりと、そういうやつなわけですよ。

今でいうと、期間限定でゲームやアニメのキャラとコラボしたカフェであったり、ソシャゲのイベント(ライブとかツアーとか)であったり・・・

まぁそういう大規模なイベントに参加してみたいんですよね。

ただまぁ当然ながらそんな大規模なイベントが開催できる設備が私の住む町にあるわけもない
(そもそも私が住む県にすらない)
わけですし、だいたいそういうイベントっていざ開催されたとしても、東京や神奈川、名古屋、大阪、福岡、札幌といった大都市のほうに流れていくのでまず参加ですら交通費の面で厳しくなってくるわけです。

イベントだけではありません。

何かふと買いたいものがあったとしてもすぐに買いに行ける距離にショッピングセンターや、スーパーがあるわけでもないし、ネット通販だって距離的に配送に時間がかかったりするんです。

地方は移動だけでも時間やお金がかかりすぎます。

公共交通機関だって全然本数ないですしね。
バスや電車も1本逃せば1時間も待たされることになりますし、それに最近は利用者が減っていることもあるおかげか、乗車賃が値上がったりもしています。
なので自動車又はバイクは必須アイテムです。
この2つのうちどちらかがなければ地方で暮らすことはできません。
なければ死活問題です。

私たちが見たいイベントがない。
移動が不便。
地方に住む者の宿命ですね。

まともな求人がない

これも地方あるあるですね。
大手企業が大都市に集中しているせいか、地方には中小企業か、大手のグループ会社、関連会社くらいしかありません。
(当然ですが後者のグループ会社や関連会社の母数は圧倒的に少ないです)

まともな求人がないというのは、その求人でまともな待遇を出しているところが少ないということなのです。

まず年休は104日や110日と書かれた求人が多く存在します。
120日と記載された求人はほぼ見かけません。
見かけられれば奇跡です。(書かれていても怪しいですが・・・)
もちろん完全週休2日制なんて書かれた求人もほとんどありませんよ。

給与面も終わっています。
初任給が20万や23万なんて書かれているのはまだいいほうです。
中には大卒でもふつうに20万を切っている求人もあったりします。
この額面でどうやって生活すりゃいいんだってものばかりなのです。

「労働者たるもの会社に尽くせ、休むことは甘えだ」
って言いたいのかといわんばかりの待遇が記載されている求人ばかりです。
なぜこれで人が集まると思っているのでしょうか。
明らかに私たち労働者を舐めているととらえられてもおかしくない内容。

そんなのだから地方から若者が出ていくのです。
自分の企業がブラックな待遇を出しているとわかっていないのでしょうか?

まともな大学がない

地方にまともな大学はありません。
fランしかないです。
国公立大学とfラン私立大学しかありません。
比率にして前者が1で後者が9といったところでしょうか。

また理系の学問が学べる環境も少なかったりします。
私の周りの私立大学はほとんどが教育系か看護福祉系の学部学科が大多数を占めており、プログラミングといったITや、物理や化学を学べられる環境は片手で数えられるくらいしかありませんでした。

そういった専門分野も学べ、大手の就職も可能な大学のほとんどはやはり東京などの大都市なので、毎年高校卒業とともに地元から多くの若者が旅立っていきます。
(もちろんほとんど戻ってこない)

また地方の大学に進学したとしても、ほとんどの学生(特に理系)はまともな就職先のある大都市へと流れていってしまいます。

地方の大学は資格の取得や施設の充実さなどでアピールを続けていますが、正直そのアピールしているもののほとんどが大都市の大学群に劣っているんですよね。いわゆる下位互換となってしまっているのですよ。

地元から都会へと若い人材が吸い取られてしまっているのです。
しかし仕方ないですね。
若くて優秀な人間はより好待遇でスキルアップの望める新天地を目指していくのですから。


やっぱいつの時代も都会が最強なのでは

都会に暮らしていてもいいことなんて1つもないなんて記事もたまに見かけることもあるのですが、それでもやはり都会のシステムや施設の充実さ、環境は地方の上位互換であり、学生がみんなそこを目指すこともうなずけます。

都会の大学のほうが就職には圧倒的に有利だったりしますし、都会で就職していたほうが転職時に有利に働いたりもします。

もしも都会の生活に疲れれば地元の地方に帰ることもできますしね。

逆に大人になって地方の暮らしに疲れた時、都会に行こうと思ったときは本当に大変なことになるでしょう。転職とかできるのでしょうか。

やっぱ若い時に1度でも都会の雰囲気を経験しておくことは重要だと思うのですよ。

やっぱ大正義大都会。
選択肢から外す理由がありませんね。

それでは今日はこの辺で。

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ここまで読んでくれた方本当にありがとうございます!!
いつもこんな記事を読んでくれて感謝しかありません。
これからもよろしくお願いします。

追記
日本の中心地東京。
日本に生まれたからには1度は見ておきたいものです。



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