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第39回 つくばマラソン

フルマラソンシーズン、突入しましたね。

今シーズン、今のところエントリーしているのはつくばマラソンのみ。個人的にはフルマラソンを年に何度も走りたくないんです⤵ 理由は「(トレランと比べると)ツラい」から。じゃ「なぜエントリーするのか」と問われると、毎年サブ3を達成するためなんです。

2014年4月の長野マラソンで2h59'04"とサブ3を達成してから、3年ぶりのフルマラソンは、幸運にもコース変更直後の東京マラソン(2017.2)を走ることができ、2h59'13"。更に、翌シーズンは板橋シティマラソン(2019.3)で2h57’06”とサブ3免許を更新しているので、せっかくなので毎年サブ3は達成したい。

ただ、せっかくだからタイムにもこだわりたいっ。ということで、今回はサブエガ(2時間50分切り)ペースで走ってみて、どこまでやれるのかチャレンジしてみた。どんなに崩れたとしても、サブ3は必達。

朝6時渋谷駅で仲間と待ち合わせ。雨です。

渋滞レスの高速で、守谷SAへ。雨が小降りに。でも、雨は嫌だな~。ここで着替えとトイレを済ませて、スタート地点に8時に到着。

降り続いた雨のせいで荷物預けや更衣室のテント、そして屋台が立ち並ぶグランドは泥んこ。走る前から雨で靴が濡れるのであればまだしも、泥んこになりながらスタート地点へ。萎える~。

スタートは9時。8時30分過ぎにはBブロック前方にスタンバイ。しばらくすると雨が強く降り始めた。身体が冷える。走りたくない・・・。

でも、スタートまで残り5分ぐらいになると、ほのかに沸き立つ緊張感によって、やる気スイッチが押される。そしてスタート。

マジ最悪・・・。筑波大学のキャンパスを走らせるには、あまりにも道幅が狭くすぐに渋滞。キロ5分~5分30秒程度でしか走れない。更に、ウェーブスタートとはいえ、A1、A2ブロックからスタートする陸連登録者が、先のペースにもかかわらず、どんどん落ちてくる。結果、最初の1kmが4'58"/km。サブエガを達成するには、理論上4分フラットで走り続けなければならない。最初の1kmで約1分ビハインド。イライラする~。ま、悔やんでもこの先41km走ることにはなるので、気持ちを切り替えて、ここから4分前後5秒のペースで30kmまで走ることができた。

アイガーでの失意のDNF後から通っている’あしらぼ’にて、ランニングフォームを変更していた。まだ100点ではないけど、意識しなくてもできるように新しいフォームが体に染み込んできた感覚がある。ポイントは着地時の入力と着地位置。30kmまでは楽に走ることができていた。が、30kmを過ぎてから、ガクッとペースが落ちてしまった。アスファルトから受ける衝撃でハムに疲労が溜まり、溜められなくなった疲労物質が大腿四頭筋にまでまわってきた感じで、脚がガクンと重くなった。そうなると背中が丸まり腰が落ちて、腕がうまく振れなくなる。意識して身体のポジションを変えたり、腕の振りを変えたりトライしてみたものの、崩れたフォームはなかなか戻らない。ゴールまでの12kmを4’25”~30”/kmあたりで、とにかく粘る。粘る。

もちろん、どんどん抜かれる。抜いていくのは、主にナイキのヴェイパー軍団。僕のadiZERO TAKUMI REN BOOST3なんてレアキャラです。やはり30kmからネガティブスプリットできないと、フルマラソンは辛い。ネガティブスプリットできるだけの余力を、どれくらいのペースで走り続ければ残せるか。このトレードオフがフルマラソンの醍醐味だと思うけど、保守的になれば無難なタイムになるし、チャレンジしてみないとその先の可能性が見えない。だから面白いんだろうけど、これが僕がシーズンに1度しかフルマラソンに出場しない理由。

とにかく足を前に出し続ければゴールが近づいてきます。結果は2h57'43"。ほぼ自己ベストタイ。

かろうじて、サブ3免許は更新できたものの、サブエガには程遠かった。ただ、新たなランニングフォームは、個人的には更なる伸びしろを感じることができた。敗因は30km以降の脚力維持。やれば鍛えられる(はず)。

今シーズン始まったばかりのフルマラソンだけど、脚力を鍛えてシーズン中にもう1本走ってもいいかなー、と1日経って思い始めた。先シーズン同様、出るなら板橋かも?

ちなみにエネルギーは、レース前にモルテン160とジェル、アミノバイタル。15kmでジェル1本。30km前にカロリーメイトジェル(エイド)少々。あらためてエネルギー計画の見直しとレース中のBCAA摂取を検討したい。