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【与太話】ポスト「頑張れ」を探せ!【難しい】

始めに 「頑張れ」は難しい

「頑張れ」はよく口にするし、耳にすることも多い。
「頑張れ」はなかなか難しい言葉で、それに対して様々な考えをもっている人がいるはずである。

この「頑張れ」に関して、人生経験も浅く対して深い含蓄もないボクはあえて安易かつ軽薄に考えてみたいと思う。
要は単なる与太話である。

「頑張れ」は万能じゃない!

「頑張れ」は非常に便利な言葉である。
何かに取り組もうとする人に対して、応援する際に割と気軽に発することができる。

しかし、立ち止まって考えてみると、あまり気軽に使えるほど便利な言葉ではない気がした。

例えば、これから資格試験を受けるよと宣言した人がいるとする。
そいつにかける言葉として「勉強頑張って」と言った場合、そいつが「頑張れ」待ち人間だった、もしくは言葉の雰囲気で察してくれた場合その場は丸く収まる。

しかし、そうでない場合、
「うるせえ、お前に命令されなくても頑張るつもりだよ」だの
「俺の頑張りじゃ不十分ってことかよ」とか言われるかもしれない。
そこまで言う人はあまりいないだろうが、同じような風に受け取ってモヤモヤする人がいれば、こちらとしてもあまりよろしくないことである。

応援の気持ちを伝えたいという意図で「頑張れ」というとき、こちらとしては、相手が「頑張る」ことを促したいというよりも、成功を祈る意味合いが強い。
「頑張れ」はその言葉の意味から、こちらの意図が相手に伝わらないという危うさを持っているのである。

「頑張れ」に代わる言葉を探そうぜ

解決の方法として、とても安易なようではあるが、ポスト「頑張れ」となる、応援の言葉をいくつか考えてみた。

・ファイト
 頑張れをただ英語にしただけである。横文字にしたことでキャッチーかつ意味がよく分からなくなり、否定的に受け取る人は少ないのではないか。

・がんばってくれい
 語尾を変にすることで、「がんばって」から相手の注意をそらすことができる。

・ご武運を
 言葉を固く、大袈裟にしてみた。別に戦に行くわけでもなくとも、言いたいことは伝わるはずだ。

・朝日がまぶしいですね
 夏目漱石が愛しているを日本語でいうと「月がきれいですね」と言ったそう。僕の文学的感性が終わっているので、なんで愛していると月がきれいなのか分からないが、分かる人には分かるらしい。
 そういう素敵な感覚を持つ人であれば「朝日がまぶしいですね」とか訳の分からないことを言っても、いい感じに受け止めてくれるのではないか。

最後に

ポスト「頑張れ」となり得る言葉を考えてみたが、相手との関係性によっては使えなかったり、口頭でも文面でも用いられるような汎用性のあるものではなかったりと、満足のいく答えを出すことはできなかった。

そんな万能な言葉を探そうとする安易な姿勢が間違っているのかもしれない。

相手がどのような気持ちでどのような声かけを欲しているか、理解するという姿勢が大事な気がした。






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