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やめられないとまととまらない

実家から野菜が届いた。数年前に農家をたたんだのだが、家の前の小さな畑(といっても家庭菜園を遙かに超えたレベルだが)で、自家用と親類に届けるために野菜や豆類をつくってくれている。

この時期は、ミニトマトが大量に届く。

店で買うと結構な値段がするのだが、畑に何株か植えておくと結構な量がとれるものなのだ。そして、長年培った技術があるので、お世辞抜きで美味しい。

送ってもらったミニトマトは、大きめのボールに入れ、テーブルの上に置いておき、テレビを見たり本を読んだりしながらつまんでいる。

よく考えると、すごい贅沢だ。


スーパーに並ぶフルーツトマトのようなものは、品種や収穫のタイミング、球の大きさや色づきなどの基準をそろえて、ばらつきがないようにしているのだろう。

だけど、自家用であれば、その時に実っているものを細かく気にせずに取り入れるので、品種もまざっているし熟度もばらつきがある。

何が言いたいかというと、手にしたミニトマトの味に当たり外れがあるのだ。しかも、見た目で味が完璧にわかるわけではない。

いっこ食べて「あまい!」と思ったら、次のやつはちょっと酸っぱい。次は、味がしない(うすい)。うーん、次、、、次、、、次、、、。なかなかやめられなくなる。

こうして、次に甘いトマトに出会うまで食べ続けてしまうのである。


これって、ギャンブルにはまる心理と同じではないか?!と、ふと思った。


おもえば、父はギャンブル好きだ。 血、なのか?!