![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25267679/rectangle_large_type_2_92fd053a714b378184d3aba611468f47.jpeg?width=800)
ROUTE69@札幌クラップスホール 2019.12.20
もう半年以上経つけど、記録を残しておこう。
仲井戸CHABO麗市さんのソロライブ!
いゃ〜よかった。ギター一本と声、素晴らしい空間だった。
オリジナル曲はCDを聴き込んでいるけど、生の歌声がグッと響くし、ところどころ洋楽の「あの」フレーズをちりばめたりして、さらに楽しませてくれる。
カバーが、4曲だったかな。CHABOさんのカバーは、オリジナルの日本語詩をつけるんだけど、それがすごく好きだ。原曲の雰囲気を壊さず、いい感じで言葉が乗っかる。原曲への愛というか、その曲が好きだってのが伝わってくる。
リトル・ミルトンのBlues is Al'right はおなじみだけど、いつものアレンジと違っていてこれまたカッコいい。あとは、トムウェイツ、萩原健一、ブルーススプリングスティーン。この3曲がすごく良かった。弾き語りでのひとつの世界観が出来上がっている感じで、びりびり響いてきた。
今年(2019年)旅だった盟友の片山広明氏、同い年の萩原健一氏、もう10年前になってしまう清志郎さん。いろんな人の旅立ちを経験し、彼らの分まで歌い続けるんだって言う、リスペクトと決意を感じるんだ。ギターのアタックの強さ、ビート感、美しいフレーズ、ヴォーカルのグルーヴ感、詩的で心に染み込む声色、叫び。
思えば、RCの頃からずっとチャボさんの歌が大好きだ。
リズム的、熱情的、劇的、絵画的、詩的。ギターとあの声、歌い回しとがひとつになった、仲井戸CHABO麗市という存在は、一個の無二のブルースマンだと思う。
アンコールの「雨上がりの夜空に」で会場は最高潮の盛り上がりだったのに、涙が溢れて声が出なかった。何か別の感情が入ってきた感覚。悲しいわけではないのに感極まった。ああ来てよかった。
終演後にサイン会があるなんてビックリ。何話したか覚えていないけど嬉しかった。一生の宝物です。
20年前に旭川のライブハウスで直接もらった清志郎さんのサイン入りCDと並べて大事に飾っている。
ライブの少し前に、買ったまま本棚に保管していたCHABOさんの『ロックの感受性』をようやっと読んでいた。CHABOさんが50歳の時の本だったようで、読んでる自分の今の歳と同じなことに不思議な気持ちがした。これからああいう歳の重ね方をしたいね。