花粉症とビタミンD
花粉症はビタミンDサプリを飲めばすぐおさまる。(まず5000~1万IU飲んでみるといい)
高度にビタミンD欠乏している人ほど効果は一時的で、じきにまた鼻水がでるようになる。
またマグネシウムや腸内細菌が不足している人はそもそもビタミンDを吸収できなかったり活性化できないこともある。
だから、ビタミンDだけで全てが解決するわけではないが、飲んでみれば多くの人が効果を実感できるだろう。
花粉症の原因は花粉ではない。
お婆ちゃん(なるべく高齢の)に聞いてみよう。小さい頃、花粉症なんて聞いたことがあったかと。今40代の私でさえ、小学生の頃は花粉症なんて聞いたことがなかった(気がする、遥か昔で記憶にないだけか?)。
スギ花粉症が問題になったのは1980年代以降、国民病のようになったのは1990年代に入ってからだ。
花粉は人類誕生前からずっと飛んでいる。
なぜ90年代以降多くの日本人が発症するようになったのか?
戦後、植え過ぎた杉が育ったから?
そういう仮説の下に2005年当時の石原慎太郎都知事が花粉症撲滅を宣言して杉の植え替えを指示した。
効果は全く表れていないことは多くの人が身を持って知っている。
実は同時期、90年代以降に増えた病気が他にもある。
乳がん・子宮頸がん・大腸がん・肺がんなどの癌、そしてうつ病などの精神疾患だ。
花粉症とそれらの病には共通点がある。
ビタミンD欠乏が原因となることだ。
90年代、日焼け止めクリームが普及するとともに、紫外線は皮膚がんの原因とされ、日光を浴びることは不健康と思われるようになった。
またコレステロールは動脈硬化の原因とされ、「高脂血症」という「病気」がつくられ、コレステロールを下げる薬が処方されるようになった。
本当は紫外線とコレステロールはビタミンDの源だ。
人はビタミンDのほとんどを皮膚に日光を浴びることでコレステロールから合成する。日本人にとって日本の日光紫外線は皮膚がんと相関しない。コレステロールが高い人の方が癌・心臓病・脳卒中が少ない。
医学界が中心となったデマと間違った「対策」によって、日本人は9割がビタミンD欠乏または不足というビタミンD貧困国になった。(コ◯ナに始まったことではないのだ)
ビタミンDは心身の健康に不可欠であり、体力にも知力にも影響する。国民の体力・知力が低下すれば国の経済も低迷する。平成の失われた30年とはビタミンDが失われた30年だと言える。
花粉症もビタミンD欠乏症の一症状だ。
花粉症はがんや精神疾患より症状がわかりやすいから、ビタミンD欠乏の良い指標になる。
花粉症が辛いなら、ビタミンDが足りないと思って良い。
ビタミンDが足りないと、免疫細胞は正常に分化できなかったり働けなかったりする。だから本来反応しなくてもいい花粉に過剰反応してしまい、アレルギーを起こすのだ。
自信のない弱い奴ほどすぐムキになるような感じだ。
ビタミンDを補給して、鼻が乾きすぎる場合はビタミンAも不足している。
ビタミンDの吸収と活性化にはマグネシウム・腸内細菌が必要だから、私は味噌汁と飲むことを推奨している。同時でなくても良いが、朝食で味噌汁や納豆を食べた後などがよい。
ビタミンD過剰の副作用は高カルシウム血症だから、カルシウムを下げるビタミンKも不足してはならない。 DとKが一緒になったサプリもある。納豆はビタミンKがとても多いので納豆を食べていれば心配いらない。
牛乳はカルシウムがマグネシウムの11倍も多く、腸内環境も悪化させるので特にビタミンDとは飲まない方がいい。
ビタミンDは花粉症(アレルギー)にはよく効く(楽になる)が、黄砂やPM2.5(粉塵への適切な反応)には効かない。
黄砂やPM2.5は花粉と違って実際に有害な微粒子であり(川崎病の原因とも言われる)、涙や鼻水で洗い流すことは身体にとって必要な反応だ。
有害なものが入ってきたとき、涙や鼻水は目や鼻腔を洗い流すために出ている必要な分泌液だ。出ないと困る。
飾りじゃないのだ、涙は。
私が住む地域は黄砂が降る日は朝洗車した車がその日のうちに砂っぽくなる。
私は杉林の中をランニングするときは素顔で平気だが、一般道で自転車に乗るときはスキーゴーグルをしないと涙が出る。口はフードで覆って鼻からだけ息を吸うように意識している。
アレルギーとは過剰反応であり、洗い流した後も涙や鼻水が続いたり余計な炎症を起こして腫れたりすることだ。ビタミンDが止めてくれるのはそれだ。
大きさは花粉30μm、黄砂4μm、PM2.5は2.5μm以下だ。
マスクの目は5μmだから、花粉はもちろん、黄砂にもPM2.5にもある程度有効だ。(PM2.5の定義から外れるが3~4μm程度の微粒子ももちろん飛んでいる。ちなみにウイルスは0.1μmでマスクは無効というよりくっつけて逆効果)
花粉は主に日中に飛ぶが、中国から飛んでくる黄砂やPM2.5は昼夜関係ない。
夜、不用意に寝室の換気扇を回したら夜中に目が痒くなったこともある。
いずれにしても花粉は何も悪くない。
たとえ杉を絶滅させてもビタミンD欠乏症は治らない。
ビタミンD欠乏症を治せば、花粉症もうつ病その他の精神病も、癌その他の身体の病もかなりが治りやすく、またかかりにくくなる。
日本人にとって全く怖くない(死者の平均年齢が平均寿命とほぼ一致する)某コ○ナにも、その「感染対策」と称する国民虐待政策によって激増している鬱や自害にも、ビタミンDは大きな助けになるだろう。
追記)高度の花粉症や、有意義な反応といってもつらい黄砂等への症状には、以下もおすすめ。
①漢方の小青竜湯を併用する
一般的な抗アレルギー薬である抗ヒスタミン剤は、耐性がありしだいに効かなくなるとともに症状がひどくなる。いつも抗ヒスタミンを飲んでいる同僚の耳鼻科医は患者に「先生大丈夫ですか?」と同情されていた。
小青竜湯もビタミンDが十分なら症状が辛い時だけで済むだろう。
②腸内環境の改善(肝臓の負担軽減)
野菜・海藻・雑穀などの繊維の多い食事で腸内環境を改善することはビタミンDの吸収のためにも重要。便秘で腸が詰まっていると鼻も詰まりやすい。
砂糖・小麦(グルテン)・牛乳(カゼイン)は腸内環境を悪化させ花粉症その他のアレルギーをひどくしやすい。
また腸の汚れは肝臓の負担になり、肝臓に負担がかかると粘膜はむくみアレルギーは悪化する。酒を飲むと鼻が詰まりやすいことは多くの人が経験するだろう。
③鼻うがいは耳に水を入れないように慎重に
鼻うがいで鼻の中や上咽頭を洗うことは有効なのだ。しかしその際に鼻が詰まっていると、反対の鼻穴から水が出てくれない。無理に水を入れたり、水が鼻腔に溜まったまま鼻を噛んだりすると、耳管が開いて中耳に水が入ってしまう。
中耳に水が入ると聞こえが悪くなったり耳が痛くなったりしてしまう。
鼻が詰まっている時の鼻うがいは、以下に気をつける。
①耳管が開かないように少しずつ優しく水を入れる。
②逆の鼻穴から水が出るのを確認。水が出ないなら無理に水を入れすぎない。
③すぐ鼻を噛んだり踏ん張ったり大きく口を開けたり耳管がひらくことをしない。
耳に水が入ってしまったら、少し時間を置いて鼻腔の水が抜けてから耳抜きするとよい。
耳抜きとは、唾を飲み込む、あくびをする、鼻を摘んで鼻から息を出すなど、わざと耳管を開いて中耳の圧を調整することだ。ただしこの時まだ鼻腔に水があるとさらに水を押し込んでしまうし、鼻が詰まっている時は鼻腔の粘膜が浮腫んでいるので耳管も開きにくい。
ビタミンDその他の方法で鼻腔粘膜の浮腫をとってからでないと耳抜きできない人もいるだろう。特に飲酒後などは難しい。
そもそも完全に鼻が詰まった状態では上咽頭まで洗いにくい。そういう時は鼻うがいしない方がいいかもしれない。
鼻詰まりとは鼻水や鼻くそで詰まっているわけではなく、粘膜の浮腫なのだから。詰まった鼻をビービーかんでも何も出ない。いや鼻血が出る(止まらなくなって救急受診する人も)
以上、実践して快適な春を過ごしていただければ幸いです。
参考になった!やってみて効いた!読んでよかった!と言う方はスキ❤️フォローお願いします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?