14. おっぱいに自由を~乳腺細胞にビタミンDを届ける方法1


ポイント
1 乳がんを減らすには、ビタミンDを乳腺細胞に届ける必要がある。
2 おっぱいは冷えやすく血流やリンパ流が滞りやすい。
3 ブラの長時間着用は乳がんのリスクを大幅にあげる、かもしれない。


乳がんを減らす行動
1 ブラをしていない時間を長くする。
2 ビタミンDを増やした後、マッサージや入浴でおっぱいの血流、リンパ流をよくする。


 ビタミンDを日光でつくったり、食べ物から吸収しても、乳腺細胞に届けなくては「乳腺細胞のビタミンD欠乏」という乳がんの原因を改善することはできません
 おっぱいは、人によって程度の差こそあれ、ふくらんでいます。
 外気に触れやすく、おっぱい自体に発熱してくれる筋肉はありません。
 つまり、おっぱいは冷えやすいのです。
 さらに、おっぱいには他の臓器のように太い動脈もないので、ビタミンDは毛細血管とリンパ管を通ってくるしかありません
 毛細血管やリンパ管は、冷えると熱を逃がさないように、縮こまります
 さらに、細くて流れる圧力も低いので、ちょっと圧迫されるだけで、流れが滞ってしまいます
 ところが、おっぱいはブラによって女性の身体で最も抑えつけられる時間の長いところの一つです。
 ある報告では、ブラを全くあるいはほとんど着用していない女性は、24時間つけっぱなしの女性に比べて乳がんにかかるリスクが125分の1であり、12時間未満着用の女性が乳がんにかかるリスクは、12時間以上着用する女性の21分の1だったそうです。(参考書籍1)(参考ウェブサイト1)
 この研究は症例数が少なく、一方で、ブラと乳がんリスクの関係を否定する報告もあります。(参考文献2)
 研究によって異なる結果が出ることはあり得ることで、健全なことです。
 
 統計的に結論が出ないことを、どう考えるか?
 私はつけたことがないので分かりませんが、ブラはつけていると窮屈で、外すと楽だという話は耳にします。
 ブラをつけていない方が、おっぱいの血流やリンパ流がよく、呼吸もしやすいのは間違いないでしょう。
 だとしたら、不必要に長々つけている理由はないのではないでしょうか?


 統計的に明らかになっていなくても、つけているブラに対しておっぱいの大きい人や、寄せてあげてしめつけている人などで、乳腺細胞の血流やリンパ流が滞り、乳がんの原因になることは、理論的にあり得ると考えます。


 おっぱいに優しいブラにしましょう。
 帰宅したらブラを外すことを習慣にしましょう。
 ブラをつけていない時間を長くするように心がけましょう。
 現代社会では、勤務中など、ブラをつけっぱなしでいる時間が長くなりがちです。
 女性の地位向上とか社会進出とか、いいことのように言われますけど、おっぱいからしたら、ありがたくないことなのかもしれません。
 
 本当に女性の地位が向上したのなら、その女性たちの手で、『おっぱいに自由を』与えられる社会を実現していただきたいと「ブラ外したほうがいいよ」とか、なかなか口に出しづらい男性としては願っています。

 👇につづく


(参考書籍1)Dressed to Kill: The Link Between Breast Cancer and Bras


(参考ウェブサイト1)ブラを毎日12時間以上着用すると、乳癌のリスクが21倍に増大(米研究)


(参考文献2)ブラ着用と乳がんリスクに相関が見られなかったという研究報告


(Facebook 2018年10月29日より)

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