長引く咳には『食べて黙ってうがいして』

新型コロナは1週間以上の風邪症状?

「かぜ症状が1週間続く」に注意 新型肺炎診た医師語る


お言葉ではあるが違うと思う。
症状が1週間続くかどうかはウイルスの種類ではなく、その人の免疫力による。
最大の理由は総合感冒薬、解熱鎮痛剤の使用だ。
インフルエンザはクスリ無しで平均4.4日で治るが、解熱鎮痛剤を使うと平均1.8日長引くと報告されている。
5日以上治らないと言ってくる患者は、まず毎日解熱剤を使い続けている患者だ。熱が上がっては解熱剤、を繰り返していると免疫力が発揮できず、脱水になり、治るどころではない。
当然、肺炎などの合併症も増える。
センター長の見解は、新型コロナの症例は、こうした余計なクスリによって長期化してから発見され、一部は重症化したことをうかがわせる。
肺炎にならなくとも、熱は下がったのに咳だけが続く『感冒咳症候群』に移行することもある。
これは下手すると数ヶ月〜半年以上も咳が続く。
そうならないためには、第一に、総合感冒薬、解熱鎮痛剤、咳止めなど余計なクスリを飲まないこと。
(熱は下げるな下がるのを待て、咳は止めるなタンを出しきれ)
ちなみにのど飴は、硬い破片で喉を傷つけて砂糖まみれにするだけだ。
大切なことは、
1 ビタミンDはじめタンパク質脂質ビタミンミネラルの十分な栄養補給(味噌汁に卵をとくのも良い)、糖質制限、そして休息をとり免疫力を高めること。(食欲がない時は無理に食べず味噌汁を飲むだけで)
2 なるべく喋らず声を出さず、鼻呼吸を意識し、喉を休めること。
3 塩うがい・鼻うがいをこまめにすること。
のどは免疫最大の関所だ。ここの細胞たちに元気に働いてもらって、炎症を終わらせることが大切だ。
ジュリア・ロバーツ主演の映画ではないが『食べて黙ってうがいして』だ。


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