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生きる意欲の3要素

 私たちはなぜ生きているのでしょうか?

 毎年、春になると自ら命を断つ人が増えます。

 すると他の人は「なぜあの人は死んだのだろう?」と考えます。

 挫折したからとか失恋したからとか、死んだ理由を考えます。

 そう考える人は死ぬことは特別で、生きることが当たり前だと思っています。しかし本当は、生きていることの方が特別なのです。死ぬこと、あるいは生きていないことが当たり前なのです。周りを見てみましょう。生きている物がどれだけ見えますか?スマホも、パソコンも、机も、椅子も、空気も、光も、生きてはいません。今この文章を書いている私と、読んでいるあなたは、生きています。

 生物は何かがあったから死ぬのではありません。生きるために必要な何かが無くなったから死ぬのです。

 死は進化の発明です。有性生殖が始まる前、生物に寿命はありませんでした。細菌やアメーバやゾウリムシなどの生物は分裂によって自分のコピーを作って増えます。分裂した2匹は、どちらが親でも子でもありません。他の生き物に食べられたり事故に遭ったり餓死したりして死ぬまでは老いることも死ぬこともありません。今生きている無性生殖の生物は全て生命誕生以来の35億歳とかです。

 オスとメスに分かれ、自分とは異なる子を産むようになって初めて、生物は寿命を持ち、死ぬことを発明しました死なないと、子の活躍の場がないからです。

 木々は寿命を迎えると枯れます。大きな木が枯れることで、若い小さな木々に日光が当たるようになります。

 動物は古い世代が老いて死ぬことで、新しい世代がその生態系における役割を引き継ぎます。

 日光が当たらない植物は、自ら枯れていきます。生態系に居場所がない動物も、自ら死んでいきます。

 生死は選択なのです。

 アリの雄は、結婚飛行で交尾してすぐ死にます。

 カマキリやセアカゴケグモのオスは交尾の後、メスに食べられてその栄養になります

 鮭は卵を産み、精子を振りかけたら死にます。

 子育てする動物は、交尾してすぐ死んでは困ります。(ヒトは毎回腹上死ではお互い困ります)

 タコの母は卵を守り、卵が孵化して子供たちが旅立ってから死にます。

 ハサミムシの母親は卵を守り、孵化した子供たちの最初の食事に自分の体を捧げて死にます。

 ライオンのオスは喧嘩に負けて群れを追われて死にます。

 犬や狼は、子を産み育て群れでの役割を果たしてから死にます。

 ヒトは、できれば孫も育ててから死にます。祖母がいると孫の生存率が上がります。実の子に対してだけではなく、群れ、社会での役割を終えるまで生きます。

 あなたがまだ生きているのは、生きている理由があるからです。

 生物にとって、生死はどのように選択されているのでしょうか?

 大きく3つあると考えられます。

1 ビタミンD=日光

2 性ホルモン=栄光

3 オキシトシン=愛情

 の3つです。このどれかがあれば、私たちは生きようとします。どれも失った時、ヒトは死を選びます。

1 ビタミンD =日光

 あらゆる生物は、日光の量でその数や活動を調節しています。1日でも、1年でも、一生でも。

 海ではまず植物プランクトンが春、日光が強くなると爆発的に増えます。それを食べた動物プランクトン、小魚、大きな魚、鯨と食物連鎖で増えていきます。陸上でも春は植物が芽吹き、それを餌にする草食動物が増え、さらにそれを餌にする肉食動物が増えます。

 日光が多い時は餌も増えるので、活動や数を増やせます。

 日光が少ない時にたくさん活動しても餌が手に入らず、繁殖して数を増やせば共倒れになってしまいます。

 日光をフィードバックすることで、繁殖や生き死にを調節するホルモンがビタミンDです。ビタミンと名付けられていますが、私たちのビタミンDのほとんどは食事で摂取する栄養素ではなく体内で合成されるホルモンです。

 ビタミンDが豊富にある時、生物は細胞から個体まで生きようとします。細胞は適切に分化し、それぞれが機能を発揮し、免疫力を機能させて病を防ぎ、癌化することもありません。

 個体は生き生きと活動し、知的にも肉体的にも力を発揮して生きます。

 ビタミンDが欠乏すると、生物は細胞から個体まで死のうとします

 細胞は適切に分化できず癌化しやすくなり、十分な機能を発揮できず、免疫力は低下し病気になりやすくなります。

 個体は鬱々として楽しまず、うつ病や認知症や筋力低下に陥ります。

 春に命を断つ人が多いのは、最もビタミンDが枯渇しやすいからです。

 ビタミンDの存在が生命として生きる基本なのです。

2 性ホルモン=栄光

 性ホルモンは、大きく分けていわゆる男性ホルモン女性ホルモンがあり、いずれも同種同性の中で競争に勝っていることをフィードバックします。

 有性生殖の生物は、常に同種生物の同性同士で競い合っています。子孫を残せる個体とそうでない個体がいるからです。その時の環境に適応し、有利な個体同士が子孫を残す確率が上がります。そもそも競い合うことによって有利な個体の特質を持った子を多く遺すことが性という仕組みの目的です。

 男性ホルモンは、勝利・獲得・達成・優越感を感じることによって高まります。つまり「俺ってすげえ」と感じた時です。狩りで獲物を獲っても、喧嘩に勝っても、金を稼いでも、スポーツで勝っても、勉学で評価されても、筋トレしても分泌されます。

 男性ホルモンが高まるほどに、体格も顔も態度も声も大きくなり、筋力も知力も上がりやすく、女性にモテやすく、男同士でもリーダーシップと影響力が高まります。(警戒もされます)

 女性ホルモンは、愛されている、好かれている、魅了していると感じることによって高まります。つまりは人からの「あの人素敵だな」という視線を感じて、「私って素敵」と感じた時です。クラスの男子皆から見られるマドンナ女子は一人だけますます輝いていきます。芸能界に入って見られるようになった田舎の女の子は急に垢抜けます。

 女性ホルモンが高まるほどに、肌や髪は色艶を増し、スタイルはセクシーになり、男性からはモテやすく、女同士でも一目置かれるようになります。(嫉妬もされます)

 性ホルモンが極度に高まると、男女とも他の追づいを許さないほど魅力的・活力的になり、ずば抜けた能力を発揮します。

 スポーツ・芸能界・国家や企業から学校のクラスまで人の集団はたいてい、男女とも一人の抜きんでたトップとその他おおぜいか、明らかなトップがいないどんぐりの背比べの戦国時代かになります。そのどちらかになりやすいのは、この性ホルモンの作用によります。

 雌雄の体格差の大きい動物ほどオスは多くのメスを独り占めします。ゾウアザラシのオスの体重はメスの4倍〜8倍にもなり、1頭のオスが40~50頭ものメスを独り占めしたハーレムをつくります。言い換えれば、1頭は40~50頭のオスを倒すことによって男性ホルモンを高め、大きく強くなるのです。

 男性ホルモンが高まった個体は強く優秀になりますが、傲慢にもなります。ずるくもなります。自分は特別であると考え、ルールを破り、あるいはルールを自分の都合の良いように変えます。(様々な業界の独裁者やスポーツ界のチャンピオン、横綱などで見られます)

 男性ホルモンが高い個体はより多くの子孫を残そうと性欲が高まります。古代イスラエルのソロモン王(正妻700人+妾300人)や古代ローマのカエサル(「カエサルが来たぞ!女房を隠せ!」と言われた)から伊藤博文(女が掃いて捨てるほどいたので「箒(ほうき)」と呼ばれた)勝海舟(少なくとも5人の妾)まで、男性ホルモンの高い男はたとえ神に「姦淫すべからず」と戒められても、天皇陛下にたしなめられても節操なく、時にはゾウアザラシに勝るハーレムをつくるのです。

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 現代のヒトで特徴的なのは、男性ホルモンを高める手段があまりに多様であることです。クジャクは羽の美しさを競います。ヒバリやウグイスは鳴き声を競います。ライオンや熊など多くの哺乳類は喧嘩の強さを競います。他の手段で「俺ってすげえ」と思える機会はないでしょう。

 しかし現代のヒトのオスでは「俺ってすげえ」と思う手段は無数に存在します。女性にモテるのはまずお金を稼ぐことですが、稼ぐ方法も無数にあります。話が面白くても、何か上手な趣味があっても、女性にモテたり、人にすごいと言われたりします。(ある素敵な女性にどうしてあの夫を選んだのか?と尋ねた際「スライスレモンを2本の爪楊枝で差してクルッと捻って絞るのがうまかったから」との答えに驚いたことがあります)

 他の人からすごいと言われ、認められると自分も「俺ってすげぇ」と思いやすいので男性ホルモンが出やすくなります男性ホルモンが高い個体にはそこまでではない個体が付き従い自分もその恩恵に預かろうとし、お互いの男性ホルモンをさらに高め合うポジティブフィードバックが起こります

 スポーツなどで強いチーム、強い国などがズバ抜けているのは、その技術や指導方法だけでなく、メンバー同士の男性ホルモンのポジティブフィードバックが起こり、勝つことでますます男性ホルモンが高い集団になっていくからと考えられます。

 男性ホルモンは自分で勝手に「俺ってすげぇ」と思うことでもある程度分泌できます。自分との約束を守る、目標を達成する、上げると決めた重さのウェイトを上げる、数学の問題を解く、ゲームをクリアする、曲を弾けるようになる、自分が「俺ってすげえ」と思えればなんでもいいのです。

 「すげぇ」に基準はないのですから、勘違いでもかまいません。男をうまく立てることで男性ホルモンを出させ、出世させる女性は良妻とか内助の功と呼ばれます。男にとって最愛の女性、子どもの時は母の、大人になってからは妻の信頼は何よりも強い力になります。

 逆に甘やかすにしろこきおろすにしろ、女は男の男性ホルモンを下げてダメにしてしまうこともできます

 男性ホルモンが高まりすぎると傲慢になったり浮気に走りやすくなるので、女は男の手綱をうまくコントロールする必要があります。

 男性ホルモンは諸刃の剣であり、勝っている時は分泌されますが、負けると一気に下がります。分泌を続けるためには勝ち続け「すげぇ」存在で居続けねばならず、競合相手が多い分野で勝ち続けるのは至難の業です。

 女性ホルモンも同様で、自分の魅力を実感できている時は分泌される一方、注目を失い寂しくなると一気に下がります。女性ホルモンの方は男性ホルモンより遥かに複雑で、エストロゲンと一口に行っても大きく3種類あります。良い分泌の仕方は癌を減らしてくれる一方、よくない分泌は乳癌や卵巣癌を増やします

 女性に愛されていると実感させ、よい女性ホルモンの分泌をさせてあげる男は女性を美しく幸せにします。(男は自分の妻に美しく健康でいて欲しいと思うなら、とにかくまず妻を見ることです。目を合わせることです。画面とか本とかを見ている時間をなるべく減らして)

 女性を寂しくさせ、女性ホルモンを低下させたり悪い分泌の仕方をさせる男は女性の美しさを奪い、不幸にし、老けさせ、ついには死なせてしまいます。

 困ったパターンは、男性ホルモンが下がってきた男は自尊心が低下し、焦り、少しでも男性ホルモンを得ようとして妻や子供に対して喧嘩を挑み、言い負かして服従させたり、暴力をふるったりして「勝った」と思うことでわずかばかりの男性ホルモンを得ようとすることです。(無自覚に)

 DVや虐待の本質は、男性ホルモンの危機なのです。(さらに言えば、ギャンブル依存やゲーム依存も、たまの勝利や架空の勝利でわずかな男性ホルモンを得る手段と言えます)

 妻がその危機を察知し、男を立てて支えてあげられればよいのですが、ひどい扱いをされれば当然、妻の方は夫への愛情を失い、軽蔑した態度をとってしまいやすくなります。男はそれを感じてますます男性ホルモンの危機に陥ります。

 女の方も愛されていると感じるはずもなく、女性ホルモンが下がって魅力も健康も失っていく悪循環になります。

 性ホルモンだけに頼って生きてきた、あるいは成功して性ホルモンに依存する割合が大きくなっていた人ほど、性ホルモンの低下は生存の危機であり、恐怖なのです。

 このパターンを抜ける1つの方法は、性ホルモンを回復すること。男は妻や子に当たる以外の勝利を得て、本当に「俺ってすげえ」と思えるようになること、女は男の愛と視線を取り戻すことです。(これを安易にやろうとして、お金を払えばチヤホヤしてくれる人のいる店に通ったり、都合のいい他の相手を探したりするのです)

 男が妻や子を愛し守ることで「俺ってすげえ」と思えれば一番です。(それは本当にすごいことです)

 もう一つの方法は、性ホルモンへの依存度を下げることです。他の2つの生きる意欲の要素であるビタミンDとオキシトシン を高めることで、性ホルモンへの依存度は減っていきます。

 すると男は勝ち続けなくても生きていける、女は若い頃のような美しさや注目がなくても生きていけるようになります。

 性ホルモンは主に繁殖期の生きがいになります。特に子育てを終え、歳を重ねてからの人生では、性ホルモン以外の要素が重要になります。

3 オキシトシン =愛情

 オキシトシンは守るべきものの存在をフィードバックします。授乳した時、触れ合った時、子供や小さい存在を可愛い、弱い存在を守りたい、と思った時にオキシトシンは分泌されます。

 オキシトシンの分泌は群れの中で自分に役割があることを意味します。何かを守るためには、自分は強く、生き続けなくてはいけません

 オキシトシンが分泌されると、筋力・耐久力・記憶力など様々な能力が向上します。

 『母は強し』の源です。オキシトシンがあるから、お母さんたちはあんなにもタフなのです。マラソンやトライアスロンなどの耐久スポーツでも、子どもを産んでから活躍する女性アスリートがいます。

 男にもオキシトシンは出ます。おじいちゃんたちが孫に会うとあんなにも嬉しそうなのは、オキシトシンが生きる意欲を取り戻すからです。

 オキシトシンの存在は、弱い存在の重要性も意味します。弱い存在、守るべき存在がいるからこそ、オキシトシンは分泌されるのです。子供が親より強かったら、オキシトシンは要りません。女の力が弱くなかったら、男が強くなる必要はないのです。

 弱い存在がいることは悪いことではありません。男性ホルモン依存の弱肉強食の世界では弱い存在はただ攻め滅ぼす餌食に過ぎませんが、オキシトシン優位の社会では弱きもの、守るべきものの存在こそが群れを強くするのです。

 幼い頃から、オキシトシンは脳の発達に影響を与えます。十分に母親に抱かれ、授乳された赤ん坊は、オキシトシンの受容体が増えてオキシトシンの感受性が上がるとともに、自身もオキシトシンを分泌しやすくなります。

 すると、子供や小さい存在を可愛いと思いやすく、弱いものを守ってあげることに喜びを感じやすくなります

 一方、母子が引き離されていると、お互いにオキシトシンが分泌されにくくなります。するとお互いに愛情を抱きにくくなり、虐待や育児放棄につながりやすくなります。

 子どもはオキシトシンが分泌しにくくなり、自分より小さい子どもや小さい存在を可愛い、守ってあげたいと思いにくくなります

 オキシトシン受容体の発現と分泌の増加は、女性ホルモンによって高まります。だから、母親が必要なのです。残念ながら、どんなに子ども好きでも父親はそれほど女性ホルモンが高くありません。男には授乳できないように、男は子供にオキシトシンを出させてあげる力は女にははるかに及ばないのです。

 オキシトシンの不足は群れで暮らす生物にとって、群れの成立に支障を来します。オキシトシンが不足した個体は群れの一員としての役割を果たしにくく、また群れの他の個体への愛情が湧きにくくなります。

 そして、オキシトシンで生きがいを感じられないぶん、性ホルモンに生きがいを依存しやすくなります。勝ち負けが全て、勝つためなら他の奴がどうなろうとしったこっちゃねぇ、仲間も自分のために利用できればいいだけ、弱いやつが負けて死ぬのは当然、という思考回路になりやすくなります。

 そういう者が少数なら、それはならず者とかサイコパスと呼ばれて制裁を受けます。しかしそういう者が多くなった社会では、より男性ホルモン依存の高い個体が競争に勝って優位に立つことが当然とされやすくなります。

 イギリス人、アングロサクソンをはじめとしたいわゆる西洋人は、母乳保育がとても少なく、幼児期から子供は子供部屋で過ごさせるなど、歴史的にオキシトシンを分泌させにくい子育てをします。子どもは矯正が必要な悪い存在として調教されます。

 その結果、離婚率やDV率、虐待率は高くなりますが、男性ホルモン依存の男たちはよく戦い、他者を出し抜き、弱肉強食の世界で成功しやすくなります。

 女性は男の肋骨から作られたとされ、womanとは子宮人間であり、wifeの語源は恥であり陰部であり売春婦である言語を持つ社会は、そんなオキシトシン欠乏による男性ホルモン依存の結果つくられたのです。

 男性ホルモンが維持できなくなったボス猿たちが死際に悔し紛れに周りも巻き込んでいこうとする、今行われているグレートリセットの本質はそういうことかもしれません。


 日本は古来、母乳先進国であり、女神:天照大神を主神とし、妻は「うちの『かみさん』」でした

 それは生まれた時から母子が寄り添いかなり大きくなるまで川の字になって寝て、互いに潤沢なオキシトシンを分泌し、子どもたちは性ホルモンに依存せずに育まれた結果なのです。

 必ずしも栄光を求めず、慎ましい暮らしにも喜びを見出し、よその子も自分の子のように可愛がって調和して生きることができた日本人の特質の源は、こうしたオキシトシンを出しやすい育児にあると考えられます。

(☝️2時間17分から)

 (今、そうして育まれた協調性を利用されちゃったりもしているわけですが...)


 さて、私たちが生きる選択をする理由、生きる意欲の3要素

1 ビタミンD=日光

2 性ホルモン=栄光

3 オキシトシン=愛情

 について解説しました。

 今、日本でもビタミンDとオキシトシンが欠乏し、性ホルモン依存の人が増えているように思われます。

 そうした人は、挫折や失恋に際して、簡単に生きがいを失ってしまいます。周りの人はその人の死んだ理由を挫折や失恋に求めますが、本当は、そんなことで死にたくなるほど性ホルモンに依存していたこと、つまりビタミンDとオキシトシンが欠乏していたから、性ホルモンの低下に耐えられなかったと考えられます。ビタミンDやオキシトシンが充実していれば、挫折や失恋もバネにして生きていこう、生命として群れの一員として、自分の役割を果たそうと思えるのです。

 かく言う私自身、共働きの両親の下、あまり母乳を与えられずに育てられました。

 小さい頃は街中で育った虚弱児でした。田舎に引っ越し、昼休みにサッカーをするようになって日光を浴びて、急に体が丈夫になりました。しかしオキシトシンは欠乏したまま、乱暴者の問題児でした。

 その後、うちのかみさんをはじめオキシトシンたっぷりに育ったであろう多くの方々のお世話になり、自分がだいぶ変わってきたように思います。(世間の主流からすれば外れ者に変わりありませんが)

 最近は特に毎日のようにかみさんの肩をマッサージさせていただくようになったためか、かつてない精神の安定と充実を感じるようになりました。

 家族を守るにも、他のたくさんの子どもたちを守るにも、なんとしても生き抜かなくてはならないと思います。たとえ自分の栄光には全く繋がらなくとも、世間や医学界や世界の支配者を敵に回すとしても、言わなくてはならないことを言う勇気が湧きます。

 そんな私自身は何をやってもずっと負け続けています。もう20年も前から医学界の流れに逆らい、上司からも同僚からも患者からも異端視されてきました。自分が救けたい人からさえ信用されず、同僚ナースや友人たちも多くが毒チンを打ってしまいました。いまだに日本人の多くはマスク毒チンを望み、WHO憲法やCDC東京オフィスができる流れに対し、私は何もできずにいます。

 男性ホルモンはダダ下がり「俺はダメだな〜」と毎日思うのですが、それでもビタミンDとオキシトシンによって、目の前のことに幸せを感じながら、生きがいを持って生きていけるのです。

 そして筋トレをしたり、こんな文章を書くことで貴重な❤️ をいただくことで、おかげさまで少しだけ「俺ってすげぇ」と男性ホルモンも出させていただいています。

 最後に、ビタミンDも男性ホルモンも女性ホルモンも原料はコレステロールです。オキシトシンの原料はアミノ酸です。

 腹が減ってはどんなホルモンも分泌できません。もし何かに悩む時は、まず何か温かいものでも食べて、生きがいホルモンの原料を補給してからにしませんか?


今日のテーマ曲 3つとも揃った女性はこんな感じかな。


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