ビタミンDサプリメントの摂り方

 サプリメントの摂り方について質問をいただいた。(英語で読めないとか…)


 ビタミンDに限らず、どんなサプリメントでも他の健康法でも基本は1つだ。


 自分で体調の変化を感じながら行うこと。

 それをはじめて、何が変わったのか?
 心と身体の変化に耳をすますことだ。
 気持ちが落ち着いてイライラしにくくなったか?
 ダルさがなくなったか?
 肌の調子はどうか?
 便や尿の出方や見た目や臭いは?
 よい変化なら有効だろうし、悪い変化なら有害だ。


 しばらく飲み続けて効果がわからない場合はやめてみる
 大切なものや人は無くなって初めて気づくことも多い。


 例えば空気は必要か?
 わからなくなったら息を止めてみればわかる。


 サプリを飲んでもやめても何も変わらない?
 それならお金の無駄かもしれない。


 どんな必須栄養素でも、足りなければ不足だ。
 不足は不調につながり、不足が補われれば不調が改善する。


 どんな必須栄養素でも、必要量以上は過剰だ。
 過剰なものは排泄したり代謝する負担がかかる。
 負担はいつか不調となる。


 細かな自分の変化に気づけるセンスを養うことが大切だ。


 私がおすすめしたビタミンDのサプリメントについて。
 1粒5000IUのサプリ1日1粒が基本とした。
 厚労省基準の上限4000IUを超える。


 ビタミンDで重要なのは、1日の摂取量ではない。
 体内の貯蓄量だ。(血中濃度)
 お金に例えれば、貯金がいっぱいある人は今日の収入がゼロでも困らない。
 すっからかんの人は今日1日食べる分の稼ぎがあっても辛い。


 1日に使うお金以上に稼がないと、貯金は増えない。


 お金がないと、ちゃんと食べられない、服が買えない、旅行に行けない、嫌な仕事を断れない、大切な人を守れない、などの症状が出る。


 ビタミンDが足りないと、風邪を引きやすい、治りにくい、ぜんそく、花粉症、癌、白血病、脳腫瘍、糖尿病、自己免疫疾患、認知症、発達障害、統合失調症、肥満、子宮筋腫、子宮内膜症、筋力低下、思考力記憶力低下、落ち込む、キレる、月経困難、不妊症不育症などの症状がでやすい。


 ビタミンDは細胞の分化とそれぞれの機能発揮に必要だから、全身に影響する。
他のビタミン・ミネラルもみなそうだ。

 ビタミンDはビタミンCにはなれない。(当たり前だ)

 ただ今の日本人にはビタミンDがボトルネックになりやすいだけ。
 御先祖様よりほとんどの栄養素は手に入れやすい。
 でも日中のほとんどを外で働いていた御先祖様ほど日を浴びる人はあまりいない
 あなたが沖縄の素潜り漁師さんなら、ビタミンDサプリはいらない


 現代病の原因は、多くの現代人に共通の何かだ。

 花粉症は遺伝?
 おばあちゃんに聞いてみよう。
 若い頃、花粉症の人なんていたか?
 杉は昔から花粉を飛ばしたはずだ。


 ビタミンDサプリメントに副作用はほとんどない。
 ただし、ビタミンDをたくさん摂ると、全身の細胞活動が活発になるので、今度は他の栄養素が足りない症状が出ることがある
 全ての栄養素は他の栄養素と相関している。


 わかりやすいのは花粉症
 花粉症の人がビタミンDサプリを摂ると、鼻水が止まる
 逆に乾いてカピカピになる人も。
 これはビタミンAの不足らしい。(参考1)
 ビタミンK2が不足すると、血中カルシウムが上がって動悸や頭痛を起こすこともあるらしい。
 ビタミンD1日1万5000IUを2年間毎日摂り続けた人で報告されている。
 医学界はそれをビタミンD過剰症と呼ぶが、報告はごく少ない。
 ビタミンK2を摂っていれば起こらないとも言われる。
 納豆や海草を毎日のように食べる人は心配いらない。


 ビタミンD貯蓄が少ない人はいったん鼻水が止まってもまたすぐ出るようになる。
 中身の少ない財布は少し入れてもすぐまた空になるのと同じ。


 足りない人は1日1万IU以上摂ってもいい
 5000IUといっても125マイクログラムに過ぎない。
 1マイクログラムは1mgの1000分の1。

 5000IUは7月の関東で正午近くの日光を顔と両手の甲だけに75分当ててつくられるビタミンDにすぎない。(参考2)
 日光でつくられるビタミンDは皮膚の露出面積に比例するから、半袖短パンなら1万IUなんてすぐだ。
 風邪を引いたり花粉症になったり、ましてや癌や慢性疾患を抱えているのは、ビタミンDが欠乏している可能性が高い。
 それなのに過剰を恐れるのは、貯金がなくて電気を止められているのに「今日は稼ぎすぎじゃないか」と心配するようなものだ。
 私は1日3万IU摂ったこともあるが特に異常はなかった。(いいこともなかったが)

 たいていの栄養素は一度にたくさん摂ると吸収率が下がる。
 吸収されない分はうんちになるだけ。
 毎日少しずつ摂る方がコスパがいい。


 ビタミンDは口からいくら摂っても、マグネシウムや腸内細菌バランスや年齢などによって吸収率が全然違う。
 善玉菌がいないととても吸収が悪い。(癌や慢性疾患の根本原因)
 高齢になるほど吸収率が落ちる。(老化とはつまり…)
 詳しく書けば本になるが、まず広めるには単純化が必要だ。

 とりあえず


 大人1日5000IU1粒
 子ども1日体重10kgあたり1000IU

 とする。
 大人2人、子ども1人の家庭なら、3人分の味噌汁に1万〜1万5000IU溶かして飲めばいい。(温かい味噌汁には一瞬で溶ける)
 風邪の時など、不足している時は、多少多くても問題ない。
 子どものお椀は小さいし。


 肝油(ドロップ)はビタミンAが多い
 ビタミンAは過剰症になりやすいから用量を守ろう
 ビタミンAは足りなくても多すぎてもビタミンDの働きを悪くする
 子ども用のは砂糖が多いので、食べたらよく歯磨きすることが大切だ。
 砂糖はビタミンCやビタミンB群を奪ってしまうので、調子が悪い時は特に砂糖なしの方がいい。


 あとは体調を感じて調節しよう。


 日光の効果はビタミンDだけじゃない。
 サプリを摂ってもできるだけ日は浴びよう


 夏になって日光を浴びられるならサプリはやめてもいい。
 むしろ時々やめてみた方がいい。
 サプリメント会社がズルしたり、ミスを犯すこともあり得る。
 信じるよりも感じよう。
 言われたままにするより、自分で確かめよう。(私の言うことも)
 クスリでもサプリメントでも、実は飲まない方が調子いい、いつのまにか過剰になっていた、ということは決して珍しくない。

 目的はあなたが元気に生きること、それだけなのだから。

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