少しずつ自分を楽しめるようになってきている話

小さい頃、人間より、植物とか、動物とかの方が断然信頼できるじゃん、と思っていた記憶がある。
私はどちらかというとそちらに近いと思っていた。(どちら)
お家の前の桜並木とか道端の草花によく話しかけていたような記憶がある。
幼稚園に通っていた頃から獣医さんになりたいと言っていたのだが、それも、人間よりも動物と一緒にいた方がなんか安心だと思っていたからだったし、
小学校に上がって、環境問題の授業で森林が焼かれている映像を見ると、
胸が引きちぎれそうになってみたり、どんな道徳の時間より嫌悪感100%だった。
(※周りの人からは十二分に愛情をもらっていて、特に人間不信になるような出来事はなかった)

時が経ち、社会性を身につけていき、
人として「ここ」で生きていくための術を身につけていく中で、
正しさを身につけて、遂行するようになった。
それが私として存在するための術だと信じて疑わなかった。
正しく生活をすることが正解で、正解を外れると私はここにいることができなくて、
ここに毎日存在をしていくためにタスクをこなしている感覚が強くなっていった。
いつの間にか、生きることはタスクになっていた。
タスクをこなす毎日は、楽しい、と思えることは少なかった。

植物とか動物の方が信頼できる!と思っていたあの頃の私は
表に出ない方がうまくいくんだな、と思って心の奥底にしまっておいた。
でも、度々ぴょこっと出てきては、タスクをこなす正解の自分の邪魔をした。
「ここ」に存在をしたかった私にとっては、
出てきた自分は雑音に聞こえることも多かったし、
なんか本当にしたい事とは違う形とか感情で出てくるもんだから、
何かを突然始める、とか、突然やめる、とか、突拍子もない形で実現してきて、ここにいる私をすごく苦しめた。

さらに時はたち、社会人となり、
収入を得なければお家もなければご飯も食べられなかった。
お家があってご飯を食べる、正解の自分を生きるためには、
社会的に正解な自分でいなければいけない。
そう思った私は、心の奥底にしまっておいたはずの自分を
より無視するようになった。

社会人も中堅どころになった頃には、会社員としては、周りの皆さんに本当に本当に助けていただいて、いろんなことができるようになっていた。


でも、何かが足りなかった。
仕事もやりたいようにやらせてもらっていた。
目標を設定する時はやる気満々なのに、毎日の虚無感、不足感を拭うことはなかなか難しかった。
自己啓発の研修にもいってみた。リトリートにも行ってみた。飲みにもいった。週末は打ち込める趣味に没頭した。
言語化はいつもできなかった。どこか虚無感も消せない。
何かが違うと感じてしまっていた。

心の奥底にしまっていた自分をとうとう見つけることができなくなってしまった、と思った。
今まで無視し続けてみないようにしてきたもんだから、見つけに行こうとしてもできないんだと感じてしまっていた。
探さなきゃ、このままじゃやばいとなぜか思った。

そんな時に新卒の時の会社に出戻ったのは、完全に私の転機だった。
たくさんの方との出会いが、私をごろっと変えた。
いろんな学びがあって、学びの本当の意味を教えてもらった気がして、
ようやく自分のいきたい方向のスタート地点に立てた気がした。
対話ってこういう空間なのか、と涙した。
一人よりみんなの方が深まるし広まる感覚にワクワクした。
自分も、直感も、他人に教えてもらうものではなく、自分で気づき、取りに行くものなんだとわかった時には、身震いが起きた。

山中湖の雄大な自然の中でふと木のほとりに腰掛けた時、
その大きな木が話しかけてくれた。
この世界は全部今ここにあって、私もその一部分であること。
私も、全部であること。
繋がりを取り戻した感覚だった。

繋がりを取り戻した自分が毎日を見渡してみると、
今までとは違うことが少しずつ見えてきた。

繋がりはエネルギーであり、エネルギーは循環なのだということ。
私はその愛の循環を感じたいんだと気づけた。

この地球を慈しむこと、思いっきり楽しむこと。
存在しようとするのではなく、
今ここに生かされて存在していることを感じること。
母なる地球に抱かれて、安心してここにいれること。

なるほどな。と思った。
なんだ。不器用なんだな、私は。
少女漫画でよくある、不器用な主人公のように思えてきた。
そう思ってみると、だんだん自分が愛おしく思えてきた。

大丈夫だ。今、私は経験している。
今生まれてきた私として、全うしている。

そう気づけたからこそ、
もっとこの私を、地球を楽しもう!と言うこの感覚を
広めてみたいと思った。
自分の体、心を感じて、ワクワクを感じて、ここにあるそのままの自分を感じる。
自然を感じて、地球の偉大さを思い出す。地球で生きている自分を思いっきり楽しむ。
そんな場づくりをやりたいんだ!と思っている。

そして、自分の中で、決めつけていることや思い込み、
例えば、苦しみを味わわないと成長できない、などなどを
認識して、手放しすお手伝いができたら嬉しいな、と思っている。
(ちょっと興味あるな〜手伝ってほしいかもな〜と言う方は、
 私までご連絡ください。
 瞑想を使って、ちょっとスピリチュアルな方法でお手伝いしたいと思っています。やり方とかの詳細は別の記事で書きたいと思ってます。)


と言いつつ、まだまだ私の中でも、手放すこともたくさんあって、
手放して、気づいて、をくり返すのだろうなと思っている。
そんな未来も、それはそれで楽しみだったりする。

何回かチャレンジしているけど、
やっぱり言葉で自分を表現するのは楽しい。
気が向いたらちょくちょく続けていきたいと思います〜。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?