【画像でみる人民新聞】2月15日,1707号 1面

護衛艦「たかなみ」横須賀から出航 中東への海自派遣に反対する船員より
閣僚会議で独断 安倍首相じきじきの訓示
柿山朗(元外航タンカー船長・戦没船を記録する会理事)

 58%にのばる派遣反対のなか、2月2日、海上自衛隊隊員は「調査」という名目で中東に派遣された。自衛隊の海外派遣において、よく石油を運ぶ日本のタンカーを守るためだと言われるが、現在の日本の石油への依存度は4割以下となり、北米からのシェールガスの輸入も開始されている。また、中東で混乱が起これば西アフリカ産の石油に切り替えることも可能だそうだ。佐藤正久自民党参院議員が主張する「オイルシーレーン」はかつて野党に否定されたシーレーン防衛構想の蒸し返しであり、自衛隊の海外派兵は軍事行動の拡大と恒久法化を目指す実績作りだという。

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ぷりずむ
 認知症を発症したが、苛立ったり嘆いたりすることなく、妻や子の介助を感謝して受け入れ、穏やかな最期を迎えた父。現在、DV防止の活動をしている筆者は無名で無欲だった父から学ぶことが多いという。

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