2015年スリランカの旅
2015年3月武蔵野市のNPO法人ラーマーミトゥルの会が主催していた「スリランカを知ろう」というツアーに参加した。主催していたのは山崎シルヴァさんという武蔵野在住のスリランカ人のパワフルな女性で、シルヴァさんと大学生の娘さん、その友人2人、私、それ以外の参加者13名(後は割と年齢の高い方たち)の18名で1週間ほど旅をした。クルネーガラ、トリンコマリー、コロンボへ行ってそのNPOが支援している小学校を見学させてもらったり、観光させてもらったりしました。クルナーガラの街の様子。
朝の出勤時間のスリランカの人々。なんか、インド人と顔とか服装とか似ているんですけど、インドの方がよりカオスだった感じがありますね。スリランカの方が街は全体的に都会じゃないんだけど、もうちょっと落ち着いた感じがありました。インドには2回行きましたが何がその違いを作ってるのかな…。インドだと何か極端な行動をしている人がその辺りにいたり、乞食の人や物売りがすごい寄ってきたり、お金持ちと貧乏人、高層ビルとスラムが隣あっている感じがカオス感を作り出していたのでしょうか。あのインドの無秩序さが良い、という根強いファンの人たちもいますが、スリランカの方がもうちょっと落ち着いて訪れられるかなという気がします。
スリランカは宝石の原産地としても有名。サファイヤとかルビーとか取れるようです。宝石の買い付けに来る人もいるんだとか。私は宝石はあまり興味ないので「ふーん」って眺めてました。
像の孤児院にも行きました。象牙の密猟者がいて親象が殺されてしまった象たちの孤児院だそうです。水浴びに連れて行っているところ。象の糞からできた紙も売ってました。
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街の様子。シンハラ語の文字って丸っこくてかわいい。(全然読めないですが)
お土産屋さんで売っていた伝統的な仮面。その仮面を使ったパフォーマンスもある日の夜に見せてもらいました。
こんな顔も。ココナッツの実で作ったアートですね。
スリランカは仏教徒が7割、後はヒンドゥー教徒が1割強、イスラム教徒、キリスト教徒がそれぞれ1割弱です。基本的には仏教徒の人が多いので、お寺とかお坊さんとかを色々なところで見かけました。
マクドナルドもありましたが、マクドナルドは高級レストランなんだと教えてくれました。デートの時とかに行く特別な場所なんだそうです。同じマクドナルドでもその意味は国によって違ってきますね。
この建物はなんだったけな…カラフルですね。
そういえばこの時ココナッツオイルがすごい日本で流行っていました。身体に良いということでお土産に買っていったら喜ばれました。今では日本ではあまりみかけなくなりましたね。
日清のパン粉も(高級)スーパーに行ったら売ってました。英語だとPANKOなんですね。
ムスリムの女性。ムスリムは「ムスリム人」と呼ばれてました。外務省によるとシンハラ人が74%で主に仏教徒が多く、タミル人は18%、それ以外にスリランカ・ムーア人と呼ばれる人が9%住んでいますが、スリランカ・ムーア人を指して「ムスリム人」と呼ぶこともあるそうです。8世紀から15世紀にかけてスリランカに住み着いたアラブ商人の子孫の人たちなんですって!面白いな。
食べ物はこんな感じです。美味しくって食べすぎました。味付けはカレー味が多かったですが、全面的にカレーでもなかったです。魚介類が美味しかったですね。
(たしか)キャンディのホテルから見えた朝の風景。スリランカは自然がとっても豊かでした。
朝の鳥の声が美しくて動画撮影
いやー、美しい。
現地の小学校に見学させてもらいに行きました。最初に訪れたのはイラッカンディシンハラウィディアーラヤという学校です。
お花の首飾りで歓迎してくれました!
あやとりを日本から持って行って使い方を見せたら、さっそく「ほうき」を作って見せてくれた少年。
新聞紙の兜をかぶってうれしそう。
紙飛行機も楽しそうに飛ばしていました。
そして、ヒンドゥー教の寺院へ。とってもカラフル。
大きなシヴァ神
顔と手がいっぱいだ!こいつはラーマーヤナに出てくる悪役ですね。でも瞳がつぶら!
これもたくさんの顔と腕!そして眼力がすごい。
牛
なんか、ココナツに願いを込めて割るという願掛けをするそうです。ココナツはスリランカでは聖なる実なのだとか。ジュースを飲むこともできるし、油もとれるし、実は食べられるし、殻は器にしたり無駄にするところが一つもない特別な実なのだと言っていました。
何かの神様。なんか切ないお顔をしていますがどうしたんでしょうね。
キャンディダンスを見せてもらいました。(最初の仮面の踊りもその時のもの。)火を使って、それを腕に当てたり、飲みこんだりする芸人の人もいました。
キャンディの仏歯寺(世界遺産)
スリランカのお坊さんたちも普通にスマホで写真撮ったりするんだ、という驚き。そういうものには触れないようにしているかと思っていました。(出かける時だけオッケーとかにしている可能性もありますね。)
この中にブッダの歯があるらしいです
夜の景色の中で光っている姿はとてもきれいでした。ロウソクが灯されています。
カラフルな仏像
海辺の街(ゴールだったかな…)
友達が青年海外協力隊でスリランカにいたので会わせてもらいました!久しぶりに会ったらヨガマスターになっていた。協力隊では理学療法士としてリハビリのお手伝いをしていました。日本に帰ってきた後に彼女に会って話を聴いたらスリランカ人の距離の近さがいた時はうっとおしく思うこともあったけれど、日本に戻るとそれがないのが寂しい、と言っていました。
また別の小学校の見学に行かせてもらいました。
教科書はこんな感じ。これは掛け算についてでしょうかね。
最後見送ってくれた子どもたち。
もう一つの学校です。こちらはタミル人の学校でした。シンハラ人とタミル人で言葉が違っていて、スリランカ人のシルヴァさんにとっても通訳が必要だという姿を見て、「スリランカ人」と言っても言葉がそのまま通じない部分もあるんだなとちょっと驚きました。同じ国民であるということはどういうことなんでしょうね。
街の様子。けっこうこの3輪のトゥクトゥクが多く走っていました。
そしてスリランカと言えば、シギリヤ・ロック!この岩の形だけでもすごいのですが、この上に要塞が作られていました。
天然の岩のトンネル
断崖絶壁。よくここを切り開こうと思ったな、と感心します。
洞窟の中には壁画もありました
上に登ると絶景!
大きなライオンの足があって、その間が階段になっています
お土産物屋さん。3月でもけっこう暑いので水は必需品。
夕日を受けているシギリヤ・ロック
田園風景。なんか落ち着きますね。途中で野生のクジャクも見ました。クジャクが野生でいるなんて!美しくてびっくりです。
果物もとてもカラフル
サリーを売っている服屋さんに行きました。高いのでとても買えませんでしたが、試着させてもらってそれだけでウキウキした気持ちになりました。
サリーは日常生活の中に
オレンジの鮮やかな袈裟を来たお坊さんたちもよく見かけました
ココナッツの殻で作ったオタマやスプーン。ココナッツって本当に便利ですね。
あと、日本の中古車をよく見かけました。日本製のモノは良いというイメージがあるので人気なんだとか。「消防団」という車の前でくつろぐ人々。そういえば、お茶を飲むという習慣も結構根づいていて、色んなところでお茶をしている人の姿を見ました。スリランカの紅茶は本当に美味しくて、今まで飲んだ紅茶の中で一番美味しいんじゃないかと思いました。イギリスにも住んでいてイギリスでもお茶を飲みましたが、結局イギリスのお茶ってインドとかスリランカから来ていて、本当の本場はこっちなんだな、と実感。イギリスにティーバックで行くようなお茶は安物で、本当に一番良いお茶は中々外に出回らないそうです。
その日は子どもたちが家から野菜とか果物を持ってきて「お店屋さん」をする日だったようで、色んな野菜や果物を「いらっしゃーい!!」って言いながら売ってました。お母さんたちや近所の人がお客さん。私もバナナ買いましたがとっても甘くておいしかったです。スリランカで食べたバナナは人生で一番甘くて味がしました。日本に来るときには腐らないように熟す前に収穫しているんですよね。熟しきったバナナは本当に美味しかったです。「バナナって本当はこういう味だったのか!」と始めて知りました。すごい安いんですけどね。でも、とても美味しいんです。
八百屋さんで日本にはない色々な野菜を眺めているだけでも楽しい。
田んぼの中を頭に荷物を乗せながらあるく人。すごいバランス感覚。
近くのお寺に見学に行かせもらいました
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そして象にも乗せてもらいました!象の上は眺めが良かったです。ゆらゆら揺れながらお散歩。
湿地や大きな池もありました。蓮の花が咲いています。
洗濯をする人。環境には大丈夫かな~とちょっと気がかり。
草の間の道
嬉しそうに自転車に乗る少年
牛がいる風景
スリランカはすごく自然が豊かで広々としてゆったりとして気持ちになりました。カラフルで仏教やヒンドゥー教、イスラム教などの色々な文化が混ざりあっているところや、インドと近いんだけどちょっとずつ違うところが面白かったり、人は素朴な感じで子どもたちのはにかんでいる姿がすごい可愛らしかったです。歴史的にも遺跡や色んな跡地があり、コンパクトに色んなものを楽しめる素敵な場所だと感じました。食べ物も美味しいし、お勧めの場所です。久しぶりに旅の写真を出してアップしていたらその時の気持ちを思い出したりして懐かしくなりました。また行きたい場所の一つです!
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