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会話を何往復かするつもりで話す

長時間一方的に説明されて「これでいいですか?」と結論を求められる。これ、苦手。

私は、あまり長いやり取りは頭に入りきらないので、相手とのやりとりをしたいです。長時間一気にしゃべられると、最初の方の内容はどこかに飛んでいってしまいます。

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先日あった事例。

Xさんが、プランA・プランB・プランCを説明するスライドを作って、それを20分で一気に説明して、Yさんに「はい、どれが良いですか?選んでください!」と促すシーンを見ました。

あまりにもXさんが一方的に話してたので、Yさんは終わった後に「えーっと。。。どうやって選びましょうかね。一気に説明されたので、ちょっと考えさせてくださいね」と。
後で、Xさんに話を聞いてみると、「一通り説明しないと、わかってもらえないかと思って。。。」とのことでした。

聞いていた側の人の気持ちがよくわかりました。
長々とした説明から、いきなり合意を求められるのは苦痛です。


私は、短く切ってやりとりをしながら進められると、内容の濃い議論ができて、結論も出しやすいな、と思ってます。
何かを決める場というのは、一方が説明する方、他方が聞く方、となり、やりとりも一方通行になりがちです。お互い実りのある結論が出せるように、会話を何往復もしながら、よい落とし所が見つかるような議論をしていきたいものです。

そんな議論ができるような、工夫や仕込みについてメモ。
よい議論をするには、よい場を作って、参加者の頭の中をどう作るかを考えていきたいものです。

●聞く立場の場合

- 事前に資料を入手して、頭の中に筋書きを作っておく
- その場の目的を改めて確認する
- 質問してもよいタイミングはどこかを聞いておく

●主催する立場の場合

- 資料は事前配布。前日の昼過ぎには配布しておく
- 一通り資料を最後まで一旦流して見せる
- 合意したいことを最初に確認。(資料にも書いておく)
- 最後にまとめて確認、ではなく、切れ目ごとで確認。
- 最後に改めて、合意したいこと・宿題を確認
- 「この人と合意したい」の人とは極力先に話をつけておく

※スライド2〜3枚ずつくらいに切れ目を入れたい。私はそれ以上はちょっと長くて頭に入りきらない。

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