見出し画像

【高卒社員図鑑Vol.4】高卒での就職に悔いなし!

株式会社ジンジブのサービス開発部で「ジョブドラフトNavi」のサイト運営に携わる入社4年目の北森さん。

元々専門学校へ進学希望だったという北森さんですが、高卒で就職したことをどのように捉えているのでしょうか。入社までの経緯や、現在のお仕事のやりがい、成長したことなどを伺います!


ー高校生の頃はどんな生徒でしたか?
1年目は京都府の公立高校の特進クラスに通っていましたが、やんちゃな生徒が多く校風が合わず通信制高校に転入しました。通信制に編入してからは、気が抜けたように授業中に寝たり、提出物を出さなかったりと、先生にとって大変な問題児だったと思います。
通信制高校は単位制だったため、慣れてくると月に一度の登校でその他の日はオンラインでの授業を受けて課題を提出していました。自分で時間管理ができるようになったので、高校時代には3年間続けたハンバーガーショップのアルバイトの他に、教科書販売、カフェ、居酒屋など幅広く経験しました。


ージンジブとの出会いは?
高校当時は、美容系の専門学校に進学し将来は特殊メイクやヘアメイクアップアーティストの業界への就職を志望していました。しかし、家庭の事情から、高校3年生の8月末に進学から就職へ進路を変更することになりました。当時は就職活動に気が乗らず、1ヵ月近く何も考えずに過ごしていました。
そんな時に、先生から「そろそろ動き出さないと厳しいよ」と言われ、10月の2次募集に向けて動き始めました。先生との面談で渡されたタウンワークよりも分厚いファイルの求人票を眺めていると、興味のあったメイク関連業界の月給が想像していた以上に低くて驚いたのを覚えています。そこで「月収20万円以上」「土日祝休み」「年間休日が多い」という条件で探すことにし、志望を4社に絞りました。そのうちの2社は残念ながら1次募集で採用を締め切っていましたが、残りの2社はまだ2次募集も受け付けているということが分かり、その2社から応募先を決めることにしました。内1社が入社した今の会社です。
2社の中からジンジブに応募を決めたのは、「HPの有無」でした。1社は当時HPがなく、1社はお洒落なHPがあったので即決しました。今振り返ると単純すぎるとも感じますが、高校生らしい考え方ですよね(笑)

当時は現在所属している株式会社ジンジブのグループ会社に就職しましたが、入社後にジンジブの事業が「高校生の就職活動を支援すること」だと聞いて、当事者だからこそ自分自身の経験を高校生に伝えられると感じ、ジンジブへの配属を希望しました。

ジンジブが当時制作していた高校生向けの就職ガイドブックは、条件面や仕事内容が分かりやすい文章や写真でまとめられていており、高卒の同期と「革命だ!」と感動したのを覚えています。自分が就職活動をするときにジョブドラフトと出会えていたらもっと将来の選択の幅を広げられたのにと感じました。


ー入社当時はどんな気持ちでしたか?

画像1

就職当時を振り返ると正直、毎日がしんどくて辛くて、毎日のように泣きながら「やめたい」「ムリ」という言葉ばかり口にしていたと思います。色んな理由がありましたが、そもそも条件面のみを見て応募先を決めたので、何の会社か、どんな仕事をしていて自分が入社して何をするのかを全く知らずに入社しました。高校生時代に望んでいた仕事と実際に入社してからの仕事内容のギャップは大きく、典型的なミスマッチが発生していたのだと思います。

そして、同期がいても大卒の同期は4年も年上で、仕事でも仕事以外の面でも劣っていることが目に見えて分かり自信を失っていました。「気にしなくていいよ」と言われてもどうしても気にしてしまうことが多かったです。今ではとても仲が良い同期ですが、当時は溝を埋めるのにも時間がかかったなと感じます。

今でもジンジブの一員として働けているのは、当時たくさんの先輩に相談に乗ってもらえたこと、会社に適性に合った配属を検討して頂けたことが本当に大きかったと思います。配属先が変わって楽になったというわけではなかったですが、先輩から学びながらやりがいを持って取り組めました。


ー仕事内容について教えてください。

画像2

2018年4月に入社して1か月間の研修期間では、キャリアコンサルティング部として学校へ訪問し「名刺交換会」イベントの提案を行っていました。1か月間の研修を経て、営業部に本配属になりテレアポや企業への訪問を行いました。また、当時はまだ社内に高卒で働いている社員は少なかったため、高卒社員代表として学校でのガイダンスやイベントで登壇をしていました。

その後、同年の10月に部署異動で、現部署(当時の制作部)に配属となり、「ジョブドラフトNavi」掲載の企業への取材や原稿制作を一貫して担当していました。現在はナビサイトの管理やプロモーション、制作関連全体のディレクション業務、ナビサイトに掲載する原稿の品質管理、及び納期管理に携わっています。


ーどんな思いを持って働いていますか?
ナビサイトを制作する側として、掲載企業や先生、保護者の方を始め、メインユーザーである高校生のことを1番に考えてより使いやすいナビづくりを意識しています。
私が進学から急遽就職に進路を変更して、路頭に迷いそうになっていた時に、もしジョブドラフトに出会っていたら、もっと選択肢は広がっていたんじゃないかなと感じています。今では高校生と企業が直接話せるイベントやLINEでの就職相談ができて、当時の私が知っていたらすごく助けられていたと思います。だからこそ、自分と同じような立場の高校生に、少しでも目に留まり助けになれるナビサイトにしたいです。現状維持ではなく、どんどん改善して進化させていきたいという想いが強くあります。


ーどんな時にやりがいや自身の成長を感じますか?
自分が取材をして制作したナビサイトを見て、高校生が企業に応募したという声を聞いたときや、制作したナビサイトをとても気に入ってくださって「次年度もお願いします」と企業に言っていただいたことはとても嬉しくて、今でも記憶に残っています。
毎年、何百、何千の就職を考える高校生やサポートする先生にナビサイトを活用して頂いて、役に立っていると感じられることは1番のやりがいですし、そのために働いるような感じです。
開発や制作をする側はユーザーの声が届きにくいのですが、高校生や先生、採用担当者の方の喜びの声が届いた時は「続けていてよかったな」と感じます。
自身の成長では、4年間で色んな部署の経験をしたことで、他部署の気持ちを考えた上での提案が出来るようになり、持ちつ持たれつの関係が構築できているようになったと思います。1,2年目の頃は、自分や自部署のことでいっぱいいっぱいで、自分の意見が全面に出ていました。

あと、精神面の成長では、まず泣かなくなりました。自分に余裕ができ、肝が据わったなと思います。また、自分に自信がなかった頃は、上司や先輩から面談のたびに『「自分を褒めてあげること」を出来るようになろう』と言葉を頂いてました。今では、素直に自分を褒めようと思うようになりましたし、自分だけでなく後輩にも「頑張ったね」と褒めてあげられるようになりました。自分に自信を持つことで周りからの心象も変わり、段々と仕事を任せてもらえるようになり、と良い循環になっていると思います。これまでの「できた」の積み重ねが今の自分の自信に繋がっていて、小さな目標を達成していくことで「チリツモ」の自信の積み重ねが大きな経験につながっているのかなと成長を実感しています。


ー成長の分岐点やきっかけはありましたか?
2つあります。
1つは、社会人2年目の頃に恋愛をしたことで人生が大きく変わりました。もともと男性の方が苦手だったのですが、それがきっかけで一気に視野が広がり、自分の軸が持てるようになりました。その頃から周りに素敵な方が集まるようになり、友人関係がとても良くなりました。
2つ目は、お世話になった上司に「先回り出来る人になる」ということを教えて頂き、その言葉で仕事に対するモチベ―ションが上がり、「主任になる」という目標に向かって頑張ることができました。


ー今後の目標・夢はありますか?

画像3

「手に職を付けたい!」というのが長い人生の中での1番の目標です。好きなアイドルの方が「時給で消費されない人になろう」と話していて心に響きました。
サービス開発部の一員としても、デザインやクリエイティブの知識を付けたいなと考えています。高卒で何の資格も持っていないということもあり、将来的にはイラストレーターや色彩検定、Web関連の資格を取りたいなと考えています。


ー高校生向けてメッセージ
自分の意思で就職したい高校生もいれば、事情があって就職せざるを得ない高校生もいて、高卒で就職する方には色んなパターンがあると思います。結局、振り返ってみると高卒で就職をしたことに後悔したことははありません。
「学歴コンプレックス」という言葉がありますが、就職してからでも大卒の資格は取れますし、コンプレックスを解消したいのであれば資格を取得すれば解決することができます。高卒で就職することを後ろ向きに考える方もいらっしゃいますが、私はメリットしかないと感じています。進学する人より4年も早く社会に出てたくさん経験を積めたり、若いからこそ失敗できる環境もあります。
もちろん色々と悩むこともあると思いますが、就職の道に進んでも後悔ばかりではないと思います。自信がないことも出来ないことが多いことも、悪いことではなくてその分伸びしろがあるということだと思います。「皆より一歩早く社会に飛び込めるんだ」と捉えてたくさん失敗をして成長しましょう!


▼YouTubeチャンネル「ミライのリーダーズ」でも高卒社員の活躍や成長に関してお伝えしています。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?