中央構造線と神籬から紐解く古代日本(1)
神籬石の分類
神籬(ひもろぎ)とは、古代の日本において、神が降りてくるとされるもののこと。依代(よりしろ)とも言います。巨石や樹木などの自然物が神籬とされる事が多く、そのなかでも個人的に関心があるのは巨石信仰、立石信仰です。
僕がこれまで見聞きしてきた情報からざっくりまとめると、神籬とされる石は大きくわけて二種類に分類できます。一つは古代人がもともとそこに存在していた自然の巨石を神として祀った巨石信仰。この巨石信仰では、石の場所は元の場所から大きくは動かされていないものと思わ