群発頭痛患者時代
青山は30年前に群発頭痛という病気を
発症しました。分かったのはその数年後ですが。
最初は病名が分からなくて
左眼の奥が刺されるような激痛で
ホントに動けなくなりました。
しばらくドクターショッピングに近い感じで
やれ眼鏡の度数、やれ栄養不足、やれストレス的なもの……
最初の発病は大学時代(30年前……)で、例えば御茶ノ水辺りに出かけてたとしても、前兆を感じたら5000円?かけて即タクシーで帰宅しかなかったです。
就職1年目の前半は発症せずも後半になると、発病連発するようになり他部署へ異動になりました。その際、古株の先輩から生活を見直す(要は生活が乱れてるんじゃないか)よう皆の前で言われたりしましたが、そうも思えて言い返す言葉もございませんでした。
異動先で外商に廻る機会が増えました。
外商先は病院です。そこでついに発症しました。
動けなくなり、その日は入院することに。
翌日、神経内科でCTやMRIを受けても異常なしでしたが、そこの先生が群発頭痛という病名を提示され、ようやくなるほどとなりました。その後頭痛外来に通い、かかりつけ医でお世話になりました。
(その際に親身にお世話してくださった看護師さんは今70歳で現役です。今も励ましてくださってます)
令和の現在もそうですが
原因ははっきりしておらず
まだその時点(25年くらい前?)では
対症療法的な鎮痛剤しか薬がなく、最も効果的な治療は発病後に病院で高濃度酸素を吸うか、注射をするしかないという非現実的な世界……。
群発頭痛は自分の場合1.5〜2年周期に
2ヶ月程度シーズンが到来し、その2ヶ月はほぼ毎日発症。その時期以外は全く普通でした。
しかし頭痛シーズンを意識したスケジュールを組み、その間は生活のあらゆることを記録して作戦を練りました。なんてつまらない日常でしょうか。
いろいろやりました。
お薬が副作用キツい時代は病院の業務用酸素屋さんを先生に手配してもらったり、ペインクリニックでブロック注射もやりました。効いたり効かなかったり。寝てしまい酸素ボンベ1本無駄にしたことも何回も。駅とか交番で寝かせていただいたことも何回かあります。会社から帰れなくなったことも。
その後は別の問題もありその会社を退職し
昨年退職した前職時代も引き続き
持病としてましたが
どんどん新しいお薬が開発され
最後は自己注射という画期的な
ものが登場しました。
タイミングよく注射すれば
運が良ければ5分で復活しました。
ただ注射一回1000円です。
そりゃー、我慢もしましたよ。
一日に数回打つ日もありましたから。
その後、精神疾患になり
その界隈のお薬の服用の影響か
たまたま終わったのか分かりませんが
もう5年はシーズンは来ていません。
たぶん来ないでしょう。
うつ病もしんどいけど
群発頭痛も大変でした。
ですが、うつ病は病名が分かり
ある程度対処が出来
同じ境遇の人とも知り合えて
SNSでやり取り出来る
こんなことはなかったので
今はそういう意味では幸せです。
有難い。号泣。
これからもよろしくお願いします。
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