さよなら三角、またきて

毎日の中にある日々の不穏に、毎夜毎夜布団を被せて目を瞑って生きている。
しかし寝る子は育つもので、寝かせている間に手に負えないほど大きくなってしまっている。
この日々の不穏の元凶は言うまでもなく自分自身である。必要な努力や勉強、実務を行ってこなかったために三角の上に球を置いたようなアンバランスな生活になってしまった。
何かを変えようと思っても、三角の中身は怠惰と傲慢でしかない。どうにかして勤勉と安定の四角を手に入れたいが今更どうにもならない気がする。
このように自分の口から努力と勤勉を否定させるのも、三角であることに書いているうちに気づくと尚のこと辟易してしまう。
今、目の前に三角と四角の選択肢が現れても、次の自分自身の選択がどちらであるかはすでに見えているような気すらしている。

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