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79頁目 本みくじ 第二弾


神保町本店での思い出や周辺のお店、現在行っているフェアなどを
100日紹介する<三省堂書店神保町100頁日誌>。
本日はnote担当Iに代わりまして「本みくじ」担当Kが1階で行われている「本みくじ 第二弾」をご紹介します。

また皆さまにお会いできて本当に嬉しく思います✨

開催期間:4月1日~5月8日
場所:1階正面入口壁面(S01-13)

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~本みくじとは?~

くじ(無料)を引いてもらって、その番号の書籍を購入していただくという、いつもとはちょっと違った本との出逢いの提案。
くじには番号と本のヒントが書かれているので、「しっくりこないな~」という時は引き直していただいてもかまいません😊
くじを引かずに、好きなカバーの色や好きな番号で選んでいただいてもかまいません。普段なら選ばないような本と出逢ってみませんか?


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2月に開催した「本みくじ~本とのご縁結びます~」企画。

予想以上の反響を頂き、本当にありがとうございました。

Twitterの皆さんの購入ツイートもとても嬉しいです🥺✨ありがとうございます🥰


初回にご用意していた660冊は開始から10日ほどで売り切ってしまいました。

おかげさまで、「開催期間を延長してみない?」と上の方からお声がけいただきまして「それなら中身を入れ替えたい!」と第2弾の開催が決定したのです・・・!!!

好評だった第1弾も、期間終盤ではくじで引いた番号が店頭にあれば当たり・・・と言っても過言ではないほど売り切れの商品が多く、せっかく来ていただいたのに商品がない…とガッカリされた方も多かったと思います。

申し訳ございませんでした😣😣

なので、第2弾だけでなく第1弾も同時開催できたら…と2階売り場の方にもご協力いただき、この度の第1弾&第2弾の同時開催が実現したのです🎉✨😆✨🎊

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2階で開催中の第1弾。(2階→1階へ降りる下りエスカレーター前にて展開中)


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前回は約2ヶ月近くかけて準備していたものを、今回は1ヶ月で準備して量は約2倍。

一時閉店も控え、カツカツのスケジュールと人員も少ない中、今回の第2弾では本当に本当にたくさんの方々にお手伝いいただきました。感謝してもしきれません。皆さまにはこの機会にぜひ、お手に取っていただきたいです。


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第1弾ではお客様からいただいた選書コメントを手書きのメッセージカードにして挟み込んでいたのですが、それが補充に手間取った一番の要因でした。(冷静になって考えてみると1000枚以上コメントカードを手書きしたという事になります・・・しおりにでも使っていただけたら嬉しいです。)

なので今回は私以外の人間でも補充ができるようにするために、大変恐れ入りますが、一度手書きしたコメントをスキャンしてデータ化したものをカードに印刷しております。

ちなみにこのコメントカード、今回はカバーの折り返し部分の論語を書いてくれた事務所のOさんがお手伝いくださっています。2階で同時展開している第1弾のコメントカードはOさんの手書き文字です。まれに印刷ではなく手書きのものが入っていることもあります。当たった方はきっとこれからの人生、要所要所で心震わす素敵な本に出逢える事でしょう。


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ここからはちょっとした小ネタです。

実は第2弾には

『論語』加地伸行/角川ソフィア文庫

が従業員セレクトでいるのですが、「本みくじ」のブックカバーの折り返し部分には『論語』三省が書かれています。

(三省堂の名前の由来となったと言われています。)

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(実際のブックカバーとは違う色味のもので撮影しました。)

エモくないですか?

選書した従業員曰く「何も狙ってなかった。」そう。

何番が『論語』かは秘密です🤫


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小ネタ②

本が好き。本屋が好き。という方にオススメセレクトな番号があります。

16番・51番・57番です。

ですが、「本が好き」という方はすでに持ってらっしゃる可能性もあるので、出血大サービスでその番号のおみくじをお見せしちゃいます👏

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気になるぞ🤔?という方はぜひ…!


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書きたいなぁ、と思っていた事はたくさんあるのですが、前回の「本みくじ」の記事を公開した際に、

「長いね?」「長くない?」

といろんな人に突っ込まれたので(長い自覚はありましたが)、今回は短めにします。(充分長いよ、というのは🤫)

前回いろいろと書かせていただいた記事はこちら↓

この記事を公開した日に、元同僚が素敵な感想LINEを送ってきてくれて、後日「本みくじ」を引きにきてくれました😌🌸嬉しい限りですね。うちの店で働いているスタッフは(退職してしまった方も含め)本当に素敵な方々ばかりで、良い職場で働けているなぁ…としみじみ思っています。

5/8の一時閉店まであと約3週間…バタバタして心の余裕がなくなってしまいそうな時も、一緒に働いているスタッフやご来店下さったお客様への感謝を忘れずに1分1秒を大切に過ごしていきたいですね…

現建物での営業もあとわずかです。各フロアの担当スタッフが思い入れのあるフェアを展開中です。

このご時世ですので、声を大にして「ぜひ来てください…!」とは言えませんが、私どもは感染対策を万全にして皆さまのご来店を心よりお待ちしております😌💓

著名人選書フェアや2階の従業員選書フェアのPOPを読むだけでも1日過ごせちゃいますよ…!

ご来店いただいた際には、記念におみくじもいかがでしょうか🥰?


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前回同様に、noteを乗っ取らせていただいた記念に最近発売されたものでオススメの本を数点紹介させて下さい🙇‍♀️

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『水上バス浅草行き』岡本真帆/ナナロク社

Twitterをフォローしていた歌人さん。発売を楽しみにしていました😊


タイトルと、鈴木千佳子さんによる装丁・挿画も素敵です。

頭がいっぱいいっぱいで活字が追えなくなってしまっている時でも、短歌は優しく寄り添ってくれます。

『老人ホームで死ぬほどモテたい』上坂あゆ美/書肆侃侃房

タイトルに惹かれて購入したこちらもオススメ。


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『ショートケーキ。』坂木司/文藝春秋

個人的に岡野大嗣さんという歌人の方が好きなのですが、その岡野さんの短歌、

「倒れないようにケーキを持ち運ぶとき人間はわずかに天使」

がインスピレーションのひとつになっているそう。巻末には短歌の載録も。

坂木さんの『和菓子のアン』は「本みくじ」第1弾にも選ばれています。

少し前に発売された『楽園ジューシー』ももちろん購入しました🍰


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『おでかけ子サメ』ペンギンボックス/KADOKAWA

Twitterでの更新を日々楽しみにしている作品。


愛しかない優しい世界。ちょっぴり切なくも温かくなれるショートコミックです。


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『ねこおばあさんぼく』カメントツ/KADOKAWA

同じくTwitterの更新を楽しみにしているカメントツさんの作品。


猫3匹(3匹とも元ノラ)と暮らしている私にはグサグサグサグサと刺さる作品です。

苦しくて、それでも幸せに満ちた大切な日々。


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『新編 夢の棲む街』山尾悠子/ステュディオ・パラボリカ

購入してから、まだ読むことのできていない作品。

本棚に並べて、たまに眺めて、たまに手にとって表紙を撫でて、幸せだなぁ…と感じる。

まだ、読まない。それがまた楽しい。


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『映画を早送りで観る人たち』稲田豊史/光文社新書

今、映画を倍速で観たり、観る前にYouTubeなどでネタバレを観たりする人が増えてるそう。

(ネタバレを観るだけで満足する人もいるそう。)

私は、俳優さんの息遣いや、セリフまわしだったり視線の動きなんかを観るのも好きなので(絶妙なタイミングでかかる音楽や、こだわってるであろう小道具やセットを楽しむのも好き)倍速で観るなんて!?と思ってしまうのですが、映画の楽しみ方は人それぞれ。

その理由が知りたくて手に取った本。

また途中までしか読んでないのに、紹介しちゃいます。面白い。


つい、長くなってしまいました。今回はここまで。

最後までお付き合い下さった皆さま、ありがとうございました🙇‍♀️

引き続き、三省堂書店神保町本店をよろしくお願い致します。


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