強みは3ステップのストーリーで考える
今回は、「自分の強み」を見つけるための方法について、です。
ビジネスをされている方はもちろん、自社のマーケティングを考える時でも、「強みが重要だよ」と言われることがよくあると思います。
確かに強みは重要ですよね。
「ゲーム戦略」では、「強み」だけではなかなか伝わりづらいので、「強み」に「世界観」を加えて「コンセプト」を作る方法をお伝えしています。
とはいえ、やはりベースとなる自社の「強み」が明確でなければ、コンセプトも構築できません。
お客さまが選ぶ理由が「強み」ですから、自社が「何で選ばれるのか」を明確にする必要があります。
でも、よく聞くのが、自社の強みを考えても「強み」が言葉にまとまらない、ということです。
もしかすると、あなたも同じような状況になっているかもしれません。
まず強みとはどのような要素から出来ているのでしょうか。
「強み」は、大きく分けると3つの要素からできています。
1.来て欲しいお客さまは誰か
2.あなた独自の資産
3.来て欲しいお客さまが、「どうなれるのか」「どのような良いことがあるのか」
の3つです。
2の「あなた独自の資産」とは、例えば専門家の方であれば「自分のメソッドやノウハウ」ですね。
3の来て欲しいお客さまが「どうなれるのか」「どのような良いことがあるのか」は、マーケティングの専門用語でいうと「ベネフィット」です。
では、「強み」について考える時に、この3つをどのように考えれば、強みがまとまるのでしょうか。
重要なことは、ストーリーで考えるということです。
ストーリーには時系列があります。
まず最初に、「あなたが来て欲しいお客さま」を思い浮かべます。
何かうまくいかないことがあり、悩んでいるお客さまです。
あるいは「もっとこうなりたい」と思っているお客さまです。
この来て欲しいお客さまが、あなたのもとにやってきます。
そして、あなたのメソッドを学んだり、そのメソッドを活用したりします。
その結果、もともと持っていた悩みが解決するわけですね。
そして、お客さまは最初から比べて成長していきます。
つまり、
悩みや願望を持っているお客さまが
→「あなたのメソッド」を学んだり、活用することで
→持っていた悩みが解決する、
このストーリーを考えることが重要なのです。
このストーリーが一貫性を持って、矛盾なくできている、ということが強みを考える上で大切になるのです。
ぜひ、強みをまとめるときには、
まず、来て欲しいお客さまは誰か。
次に、そのお客さまにあなたが提供する「独自資産」「メソッド」は何か。
最後に、その独自資産を活用することで、お客さまが最終的にどうなれるのか、どのような良いことがあるのか。
この3つのステップをストーリーで考えてみてくださいね。
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