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スナックミー【ゲーミフィケーション事例】


今回はスナックミーというサービスに使われているゲーミフィケーション事例についてお伝えいたします。

スナックミーというサービスはどのようなサービスかというと、毎月会費を払うと自動的におやつが届くというサブスクリプション・会員制のサービスになっています。

会員型のサブスクリプションサービスは最近多いですよね。
毎月会費を払うと自動的に欲しいものが届くというのはすごく便利なサービスですね。

このスナックミーというサービスの中にもゲーミフィケーションの技術がいろいろと活用されていますので、解説していきたいと思います。

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まず一つ目のゲーミフィケーションの技術です。

スナックミーは、お客さまがこのおやつが欲しいと選んだものが届くわけではなく、スナックミーが選んだおやつが送られてきます。

スナックミーから送られてくるおやつは、コンビニなどで売っているような市販のお菓子ではなくて健康に良い・体に良いお菓子が用意されています。なんと百種類くらいお菓子の種類があるそうです。

その百種類のお菓子の中からスナックミーが選んだお菓子が届くというサービスになっています。

もちろんお客さまが自分で選べるようにするというのも一つの方法ですが、でも体に良いお菓子というのは、市販のお菓子ではないので、自分が知らないお菓子が沢山ありますよね。

普通に売っているポテトチップスとかポッキーみたいなお菓子が送られてくるのであれば「これがいいな」と選べますが、初めて見るお菓子が百種類もあるので、自分で欲しいお菓子を探すのは難しいですよね。

お勧めのお菓子が送られてきたほうが手間がないですし、自分では選ばないようなお菓子が送られてきて、食べてみたらすごく美味しくて気に入った、ということも起こります。

自分で選ぶと毎回ポテトチップスしか買わないかもしれませんが、選ばれたお菓子が送られてくることで、新たなお気にいりのお菓子との出会いがあるかもしれません。

そのような想定していなかった新たな出会いがあることで、来月はどんなお菓子が来るだろうと楽しみにしながら継続してもらえるようになるわけです。

これはゲーミフィケーションの技術でいうと「シークレット」の技術が使われています。

ゲームでも何か分からない謎の要素があるから先に進みたくなる、ということが起こります。

ビジネスでもシークレットの要素があることで、次に期待して継続して参加してくれることが起こるようになるのです。


そして、2つ目のゲーミフィケーションの技術についてです。

先ほどお伝えしたように、毎回選ばれたお菓子が送られてくるのですが、完全にランダムでお菓子が届くわけではなく、「おやつ診断」という診断を受けられるようになっています。

おやつ診断の診断結果に応じて、その人に最適なお菓子が届く、という仕組みです。

自分のタイプだと、どのようなお菓子が合っているのかという診断をしてくれて、その診断結果に合わせて、その人にカスタマイズされて選ばれたお菓子が送られてくるのです。

ここには2つのゲーミフィケーションの技術が使われています。

ひとつは「レベルデザイン」の技術です。

その人がどのようなレベルにあるのかということを最初に診断する、そしてその診断に応じて最適なものが提案される、という仕組みが取り入れられています。

そしてもうひとつは「カスタマイズの技術」です。

その人にとって最適な商品がカスタマイズされて提案される、という仕組みが取り入れられています。

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多くの人が「売り込みは嫌だな」と思っていますが、どういう時に売込みだと思われてしまうかというと、その人が興味・関心を持っていないのに商品の提案をしてしまうと、売り込みだと思われてしまいます。

ですから、診断や質問があって、その人のタイプや、どのようなことに困っているかを把握した上で、最適なものが提案されれば、その人にとっては売込みにはならなくなります。

自分が必要なものが提案されるので、スムーズに継続してくれる・購入してくれるようになるわけです。

この流れを実現するのが「レベルデザイン」の技術+「カスタマイズ」の技術、です。

これはボクらのビジネスにもすごく使いやすいですよね。

例えばお客さまのタイプを診断する、という方法があります。

動物に例えるとあなたは馬タイプ、牛タイプとその人のタイプがわかる診断ですね。

馬タイプの人は、集客ではブログを使うとうまくいきますよ、とか、牛タイプの人はメルマガを書くと集客できますよ、というような診断結果があれば、自分はこれがあっているんだな、と分かってスムーズに先に進んでもらいやすくなります。

あるいは、その人の今の課題がわかる診断、その人がどれくらい詳しいかレベルが分かる診断、こうした診断を作っておくとその人の今の状況が分かるので、最適な商品やコンテンツを提案できるようになります。

このような仕組みがあることで、スムーズに次のステップに進んでいただけるようになります。

また、最初にお伝えしたシークレットの技術もビジネスにいろいろと活用出来ますよね。

その先の状態が分からないと、次が気になり興味を持って先に進んでくれるようになるので、例えば会員制のサービスであれば、継続の特典をシークレットにしておくことで、次はどんな特典が貰えるのだろう、と思って継続していただきやすくなります。

このように、スナックミーに活用されているゲーミフィケーションの技術もボクらのようなビジネスにも活用できることがたくさんあると思います。

ぜひ、あなたのビジネスにどのように活用できるか考えてみてください。

ということで、今回はスナックミーに使われているゲーミフィケーションの技術についてお伝えしました。

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