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ASD男、生きるうえでの考え方を改める。

お疲れ様です。
お待たせしました。
次男坊です。

私はASDを告げられて5年以上たちますが、それをきっかけに身の回りで変わったことがいくつもありました。
中にはつらい思いを経験したことも有りましたが、結果として自分には全てプラスにつながったと思います。

という訳で今回はASDとなってから内面に起きた変化について投稿させていただきます。
辛い気持ちになった時に自分がどう気持ちを切り替えてきたかを実体験を交えてお伝えしますので、どうかお付き合いいただけると幸いです。


ASDを申告されたあの日

2017年の春、私は職場の勧めで少し離れた街の精神病院に通うこととなりました。
病院での診察はどのようなものが出てくるか不安でしたが、簡単な心理テストのようなものでした。
質問に回答することやイラストを用いたクイズ形式で進められ、決して苦痛ではありませんでしたが医師の先生は冷静に見抜いていきました。

今後の方針を改めるきっかけに

その後結局ASDであることが判明し、診断書を頂きました。
まず最初に自分の中に起きた決意として、「何かで一花咲かせよう」と思ったことです。
すでに写真を始めていたので写真教室に参加してとにかくいろんな写真を撮りました。
また大学時代は漫画研究会でしたので、漫画を考えては原作投稿するなど挑戦の日々でした。

更に創作活動以外にも仕事終わりにボランティアや資格の勉強を始めて、結果が出たりでなかったりを繰り返していきました。
何だかニートが一念発起して漫画家を目指すのに似てる気がしますが、そうしているうちに20代が瞬く間に過ぎていきました。

結局残ったもの

とまあ20代は自分が興味を感じたものに片っ端から挑戦していましたが、実際に自分が満足感を味わったのはほんのわずかでした。
結果は確かに出ました。
写真でも入賞出来て少し難しい資格には時間がかかりましたが取得できました。


でも、
でも、
何かが足りない。


成長したという実感がわきませんでした。
本当に欲しかったものは最初から賞賛や達成感ではなかったのかもしれません。
それよりももっと精神的な成長、自分が変わり周りが認めてくれることを渇望していました。
そしてそれはかつて受けた苦痛から逃れたかった、目を背けたかったことの裏返しでした。

とはいえ挑戦の中で自分が成長できたことも確か。
それを認めてくれる人もいます。
過去は消えない、なら過去は過去と諦め成功や成長を少しずつでも経験し積み上げていくことにシフトしました。
ある種の開き直り、と言われればそれまでですが自分にはそれしかできませんでした。

また出会った人の中から自分と仲良くしてくれる、優しくしてくれる人を数えていくことも大事だと気付きました。
何度も友達と仲たがいをした自分なので、明日には嫌われているかもしれない、そう恐怖することもしばしばでした。
でも大事なのはそこではない。

たとえ嫌われようがありのままの自分を伝え、それと同じくらい相手を思いやることを増やしていこう、そう思うようになりました。きっとこれからもつらいことも楽しいことも同時に経験すると思います。
でも大事なことは逃げずに向き合うこと。
それを学んだだけでも20代はいい経験をしたと思います。

Project DMMの「Spirit」より

生きにくく感じる人がするべき思考、やめるべき行動

さて、少し自分の話が長くなり申し訳ありませんでした。
ここからは自分がASDを告げられてから精神的な負担が減ったマインドリセット法について説明させていただきます。
つらい状況でも考えかたを変えれば案外楽な気持になりましたので、参考にしていただければ幸いです。

①不快に感じる人も不幸な目にあっていることを知る

まず一つは人間だれしも不幸な目にあっていると知ることでした。
普通に生きていると自分と人によって合う合わないがあるのは当然のことだと思います。

生きてたら半分の人とは仲良くなれてもう半分とは出来ない、という言葉もありますが、個人的にこの思考はあまりお勧めしません。
人は人だから気にしすぎるなと言われますが、実際それを私も妄信して人の話を聞かず失敗することが何度もありましたので。

ではどうすればいいか?
それは、無理に仲良くするでも居直るでもなく、その人を知ろうとすることが大切だと気付きました。
実際いやな人は自分だけが思ってることは少なく、周りからも疎まれていることがままあります。
その輪に加わらず「そこまで自分は堕ちていない。」と思い切ったとき、憑き物が落ちたような気分になります。

②何言われるかを考えすぎる

次はやめた方がいい行動として何言われるかを考えすぎるということです。
これに関してはですね、正直私も自分で書いてて目をそむけたくなりますが、本当に考えすぎは「ダメ、ゼッタイ」です。

理由は幾つかあるのですがまず一つは機会損失の問題があります。
深く追及してても人間の集中力には限界があります。
知らずにほかのこと考えてて問題ほっぽりだす、また問題を考えすぎてすでに手遅れになってる可能性もありえます。
わからない時には素直に人の力借りた方がいいでしょう。

人と話すのが苦手で言葉にすることに強い恐怖心を抱く人もいると思います。
しかし大事なのは「何を言われるか」ではなくて「言われたことに対して自分がどう動くか」ですからねー。
それでも話すのが怖い、という人のために次の章があります。

③信頼できる人を見つける

最後のは信頼できる人を見つける、ということです。
言い換えるなら「一人で何でもやろうとしない」ということにもつながります。
先ほども少し言いましたが、人間一人の力には限界があります。
何でもできるビッグ〇ディみたいな人はともかく、普通の人はできることに目を向けましょう。

人と接するのが苦手な方は特にこれを心がけて下さい。
私もコミュ障だったからわかるのですが、人見知りする人は心を打ち明けたら案外すぐ話せるようになります。
その人とコミュニケーションをとることで得意なことを教わる、見つけるなどしてもらうと仕事でもやりやすくなりますよー。

終わりに

今回はASDとなった自分に起きた変化と有益だった思考法について紹介させていただきました。
前半は少し謎の熱が入って少し暗くなってしまい申し訳なかったですが、不器用ながらも成長できたことをお伝えしたかったのです。
読んで頂いた方が人生に少しでも前向きになれてくれたら幸いです。

それでは今回はここら辺で失礼させていただきます。
本日はお付き合い頂き誠にありがとうございました。
ハロー!そして…グッドバイ

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