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働かないことがこんなにもしんどいとは思わなかった(休職の経験談)

jinanです。

休職して半年以上が経過しました。現在は寛解に近い状態のため、ほとんどの時間を活動的に過ごしており、フルタイムの勤務ができる状態にまで回復しました。

しかし以下の理由のため、復職しないまま働かない状態(休職)が続いています。
・現職に戻ることは適正的に難しい
・転職活動がなかなかうまくいかない

休職初期の頃は働かないことで気力を回復させていたので、今までの選択は正解だと考えています。
ただ、長いこと働かない期間が続いたことで「働かないことがしんどくなってくる」状態に突入しました。

“働かない = 幸せ”ではない

「働かなくていいなんて幸せじゃないの!?」と思われる方もいるでしょう。
1年前のjinanなら全く同じことを言っていたと思います。

「隣の芝生が青く見えてるだけじゃない?」と思われる方もいるでしょう。jinanもその説を考えましたが、深掘りしてみると違う理由に起因していることが分かりました。

その理由は「罪悪感と焦燥感と自己否定感」です。

働かない期間(休職)が長引くとこんな感情になる

罪悪感:今も社会のため、家族のために働いている人がたくさんいるのに、自分は何をしているのだろう
焦燥感:いつになったら自分は働けるのか、再就職までにどのくらいの時間を要するのか先が全く見えない
自己否定感:社会に貢献していない自分に価値があるのか、自分を肯定してあげられる要素はあるのか

これらの要素は、ふとしたタイミングでひょっこりと顔を出しては自分に語りかけてくる。「きみ、このままでいいの?」と。

jinan自身は、この感情が生まれることを決して悲観していません。
それはあくまでも、心と身体にある程度の気力が復活して、就労に対する意欲が湧き上がっている証左でもあるからです。ただ、まともに捉えすぎて自己否定に走ることは止める必要あるでしょう。

マイナスな感情との向き合い方を考える

jinanはこの感情が湧き上がってきたら、次のように対応しています。

感情との向き合い方
①悩みを紙に書き出す
②書き出した内容を客観視してみる
③気持ちが冷静になったら、解決方法を書き出してみる
④キレイさっぱり忘れる!

①悩みを紙に書き出す
まずは、悩みや考えていることを一旦全て紙に書き出すようにしています。自身の中にとどめ続けても、悩みが脳内をぐるぐるするだけであまり得がありません。ポストに投函されていたチラシの裏などの雑紙に、悩みをガーっと書き殴るようにしています。

②書き出した内容を客観視してみる
次に、書き出した悩みを目で見て「自分はこんなことを悩んだり考えたりしているのね」と客観視します。書き出した内容はいわゆる「自分の脳内状況」だと考えられるので、第3者の目線で自分を捉えられるようになり、少し気持ちが落ち着くのが実感できると思います。

③気持ちが冷静になったら、解決方法を書き出してみる
気持ちが冷静になってきたら、それぞれの悩みに対してどんな解決策があるかを考えてみましょう。解決策を考えるとはいっても、完全に解決することが目的ではありません。相談に乗ってくれそうな支援者を見つけたり、解決の手助けになりそうな情報を収集してみたりすることで、どんな方法で解決できそうかを考えるだけでも良いです。(もちろん、解決するに越したことはないです。)

④キレイさっぱり忘れる!
そして解決策まで書き出せたら、あとはキレイさっぱり忘れてしまいましょう!
「ここまで時間をかけて解決策まで考えたのに忘れるの?あんたバカあ?」と思いましたか?そうなんです。忘れてしまうのが一番いいと思っています。

なぜなら、
・今解決させようとしても解決できない(自分でコントロールできない)ことが多い。転職とかね
・解決に向けて頑張ろうとしすぎて疲弊してしまう可能性がある。
・一旦解決したとしても、同様の悩みが再燃する可能性は十分にある
などの理由があるからです。

そのため、同じ悩みが湧き上がってきたらその都度上記の方法で悩みや思考を書き出して、その都度向き合えばいいとjinanは考えています。

経験した人の数だけ対処法がある。参考程度に

おそらくは休職した方の多くが通る道なのではと思う「働かないことがしんどくなる」問題は、経験した人の数だけ対処法があると思います。あくまでも一意見として参考にしていただけますと幸いです。

jinan

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