2つのシリーズとの出会い

歴史学を学んで鎌倉時代を研究していたわけですが専門職に就くことがなかったので、普通に歴史が好きな男性という位置付けになりました。
鎌倉時代に関する本を読んで過ごす生活。
そんな時に出会ったのが次の2つの本のシリーズ。

新泉社 シリーズ「遺跡を学ぶ」
笠間書院 コレクション日本歌人選

古墳に興味があったとはいえ論文を読んだり調査報告書を見たりすることは当然ありませんでした。
新泉社のシリーズ「遺跡を学ぶ」は考古学素人でもわかるような解説と専門的な説明がついたそんなに長くない本。
カラーの写真もついているので思わず遺跡の魅力に引き込まれてしまう。
しかもそんなに高い本ではない。
今でもシリーズは継続中で遺跡の知識がどんどん増えてます。

コレクション日本歌人選は歌人の作品を厳選して解説した和歌入門書。本歌取りについての説明や歌合せの解説などもあり、専門知識が無くとも和歌の魅力に簡単に触れて鑑賞することが出来ます。
こちらも専門書ではないので安価な価格。

この2つのシリーズが私を考古学と和歌の世界に導いてくれました。入口としては最適な本。今ではどちらの分野も研究書や論文集など収集するようになり、鎌倉時代の研究よりも熱心に取り組んでいます。
このシリーズを棚で展開してくれた書店さんありがとう!

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