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〖親孝行〗葬儀 親子3人で1人前

前にも記した通り
物心ついたころから、お葬式に参列する機会ゼロで
ここまで歩んできました!

そしてあろうことか私は
母の葬儀が 人生初葬儀になりました。無知極まりない!

もちろん、父も兄も知識があるはずもなく。
私より勝っていたのは、喪服を持っていたことくらいw

お母ちゃんおっちんじまったけど、
ボンビー家庭だったから どんなお葬式をあげてあげられるのか。

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時は 病院に戻って、
看取った後、看護師さんたちが母の顔を綺麗にしてくださり
車で一緒にきていた、パパと娘・息子(ほとんど寝てた)も
眠ってる母と対面させてもらえた。

そ~こ~か~ら~が瞬く間に葬儀の準備開始や!!!
看護師さんに、何時何分ころまでにご遺体を運ぶ先を探してくれと言われ
うちは有難いことに、ケアマネさんが紹介してくれた場所があったので
迷うことなくそちらへ連絡し、母を預かってくれることに。
今思うと、断られてたらどこに行かされていたんだろう
某大手の葬儀会社へ・・なんて案内されてたら、
どんな借金葬儀になっていたんだろう・・ww

母の移動の手配・連絡は兄
病院から渡される手続きなどは父
私は、母の兄妹へ連絡。
とにかく病院内にいながら、
もう迫りくる葬儀へ心を移していくしかない現実を突き付けられるのだww

母が目の前で、目を瞑っている現状にわなわなしてる暇などない!!!

病院からの帰り道は、パパと普段通りなテンションで会話出来ていた記憶。
娘は目が覚めていて、かわいい素朴な疑問に答えてた気もする。

翌日には葬儀屋さんとの打ち合わせ開始。
打ち合わせの前に、3人である程度どんな葬式にするかイメージを
合わせておきたいと言った父のため
早めに集合。

仲良し3人組ではないけど、意見が正反対ってこともないし
ちゃんと会話のできる3人で良かったw
求めることも、方向性もだいたい一緒だった。
花の色だけは私が 薄いむらさき を譲らなかったけどw

まず予算を決め
私たちがここまではやってあげたいと思う最低限の葬儀でも
ざっと100万は越えた。

もしかしたら、もっと知識があって
最低限をもっと下げられたら
そんなにかからない葬儀もあったのかも知れない。

父が母が眠る前で
「かあちゃんいい葬式あげられそうだぞう」って

泣いた。



母が病院から運ばれた一軒家のような場所をそのまま貸していただいて
リビングのような場所で葬儀をした。

参列してもらう人数もそうそう多くないとわかっていたので
とても十分な広さだった。

正式なお通夜をしない契約をしたけど
葬儀前日にはその一軒家のカギを預けてくれて、2階を自由に使わせてもらたし、シャワーも、トイレも、キッチンも、ダイニングも ソファもあって
お布団をレンタルすることも可能だった。
実際泊まったのは父と母の妹が残り、母の近くで自由に過ごすことが出来た。

お坊さんの居ない お通夜チックな夜には
葬儀には参列できない親戚や
ヘルパーさんたち
私の友人
父と母ともに仲良かった旧友夫婦 が母に挨拶をしに来てくれた。

父の 同じことを何度も同じ熱量で話す というスキルに
驚かされたww

病気のこと、介護のこと、最後の体調不良のこと
来てくれる人達のそれぞれのグループに
同じ熱量で説明が出来る 凄いぞ父ちゃんwww

当日は、病院でさよならをした以来
数日ぶりに母の前で涙が止まらなかった。

棺の中でバイバイをするとき
火葬場で、ほんとうにさようならをするとき

私の泣き方で、子どもたちを不安にさせた自覚はあるけど
止められなかった。。

お骨になってから、割と冷静になれた。
娘が母のお骨をみて うまい棒みたい って言ったww

病気で骨粗鬆症の薬も飲んでいたし、形の残るお骨が少ないんじゃないかと
思っていたけど、ちゃんと太くて しっかりしたお骨もたくさんあった。

母が骨になった。

しっかり目に焼き付いているのに、まだ信じられない。


喪主は父
受付を兄
私は愛想を振りまく係

一般的なお葬式 や 昔ながらのお葬式知識 という情報が
ゼロなので、比較対象がない私にとって
とても小ぢんまりした、大袈裟じゃなく、良いお葬式になったと思ってる。

お葬式のあれこれって 家族以外に話す内容ではないし
「喪主」を務める年齢でもないし
ほんと詳しいことなんてわからない。

ただ、死亡保険でおりる金額は 葬式代だけでもあるといいって
本当なんだなって心底思ったw


この日は、朝からプチアクシデントが起きたw

私たち家族が、葬儀場へ向かう車の中で
娘が鼻血を出す。

そのまま車を走らせていると兄から電話
「バイクのエンジンが突然かからなくなったから拾ってもらえないか」と。

葬儀中、娘の鼻血再発w
鼻にティッシュを詰めて参列する孫を愛おしく思ってるに違いないw

葬儀すべてが終わり、実家へ母のお骨と共に帰宅。
叔母といとこも来てくれて、帰り際 外で話をしていたら
「ペチャッ」💩
新品の喪服の肩に 鳥の糞を落とされる私。(人生で5回目)

電信柱にすまし顔の鳥が2匹。
叔母が よく鳥とか蝶になって戻ってくるって言うよね? なんて言ったけど・・・
糞であいさつしなくても!!!

葬儀場から実家へ戻ってきた父は、トレイに何度も駆け込んでいた。
尿意があるのにおしっこが出なくて、機嫌が悪くなっていた。
兄が「膀胱炎じゃね?」と言った一言で安心したようだった・・・

翌朝、父に連絡すると「今病院の帰り」 はい?!www

母が亡くなる日の昼間、前立腺癌の定期健診だった。
本当は飲まなくちゃいけない薬があったけど、母が亡くなって食事もあまり摂れてなかったから薬を飲んでいなかったのと 心労。
葬儀が終わって安心したころに、痛みが増し、それでもおしっこは出ず
手も震えてきたため、自ら救急車を呼んだらしい。
一瞬救急隊員も おしっこが出ないだけで呼ぶなよ。みたいな顔をしたらしいけど
閉尿とわかって、すぐに搬送してくれたみたいww

きっと、母の葬儀を振り返るたびに
家族の身に起こったアクシデントを思い出して笑うんだと思う。



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