見出し画像

電車に揺られる学生さんをみて頑張ろうと思った話。

「みんちゃれ」で朝活を頑張れています。

まだ起きる時間は6時半とかなんですけれど、少しずつ早めつつ、習慣化できれば今年は大きな変化を迎えられそうです。ふひひ。


今回は、電車に揺られる学生さんをみて頑張ろうと思った話です。

今朝、電車で出勤していたところ、隣に学生さんが座りました。

ボウズ頭に大きなエナメルバッグを背負っていて、ざっとみた感じ野球部っぽい「the 高校生」という感じの彼。

席に座るなり、ノートを広げてなにかを書いている様子。

ぼくは Kindle で本を読んでいたのですが、となりの高校生が何度か消しゴムを落とすものですから、みると眠さ限界、ギリギリでノートを書いている感じだったのですね。

「受験勉強かなぁ。共通試験も近いし、がんばっててすごいなー」
#もうセンター試験じゃないらしいです

前方向斜め45度に傾いた首を重たそうに戻す高校生を見ながらそんなことを考えていると、ノートの上半分が見えてしまいました。

どうやら受験勉強ではなく、なにやら部活の記録?か日記?みたいなのを書いているみたいで、一番上には就寝時刻と起きた時間が書いてありました。

起床:6時
就寝:25時

「うわ!5時間しか寝てないじゃん…!!」

めちゃくちゃ頑張っていました。かれはめちゃくちゃに頑張っていました。

そりゃ電車の中で首も傾くよ。近い未来で本田翼ちゃんにだけ貸してあげようと思ってるぼくの肩も貸してあげたくなるよ。
#きも

申し訳ないながら30過ぎのおっさんは、もう少しだけノートを覗きみたい誘惑にかられちゃいました。

「青年、ごめんよ…」

とうわべだけの謝罪を心の中で呟きながらもうちょっとだけノートを覗き込んでみることに。

腕で隠れてあまり見えなかったんですけど、食事の内容が記載されているようでした。

食事を管理することで、体づくりに役立てようと考えているのでしょうか。

たしかにスポーツをする上では体づくりってすごい大事みたいですし、プロスポーツ選手も食べ物はかなり選んで食べてると言われています。

最近だとプロテインを摂取したりとか、サプリメントも含めて体づくりをがんばっていたりするのかな。

すごい。令和の時代の高校生すごい。

昭和生まれ、平成時代の高校生だったぼくは、食事に対するこだわりなんてまったくなかったので、すごいギャップを感じました。

高校生のときは、母の作ってくれた愛情たっぷりお弁当を食べていたものですが、もちろんサプリメントとかはなかったですし、育ち盛りの高校生になると、とにかく量を食べたかったので、お米がぎゅうぎゅうになるまで弁当箱に詰めてもらってました。

白米の食べ過ぎで、昼食後はかなりの確率で授業中は寝てました。

考えてみればぼくの高校生のときなんかガラケーでしたけど、いまや iPhone12 の時代。

「そりゃ食べるものも違ってきて当たり前かぁ・・・」

なーんてことを考えていたら、

「ゴトンッ」

電車が揺れて、ノートがすこし下にずれ落ちました。同時に食事のメニューが目に飛び込んできます。

朝:おにぎり
間:おにぎり
昼:白米

・・・おいおい青年。マジっすか。

純度100%の白米じゃん。お弁当箱でいえば「上の段」も「下の段」も白米でぎゅうぎゅうじゃん。白米でばっちり3密なってるじゃん。明治生まれ、昭和の高校生みたいな食事メニューじゃん。

この飽食の時代ですし、AirPods Pro をつけていたので、貧しいとかではなさそう。

ふーむ。

ところで、「間」っていうのは「間食」のことなのかな。

学校に行く前におにぎりをたべて、
そして間食におにぎりをたべて、
お昼に白米を食べる。

いやいやかわいいけど。こんな息子が欲しいけどさ。

君が眠いのは、たぶん炭水化物の取りすぎだよ?君の頭がぼくの肩に乗っかってるのは、炭水化物アンド炭水化物のその炭水化物のせいだよ?

ガクトさんみたら、びっくりするよ。

しかもこれ見た感じ、部活の先生とかに提出するっぽいけど、それ見て先生なんていうのかな。

「うん。今日も白米、オッケー。」

ってローラみたいにいうのかな。

・・・いやいや、いわないよね。たぶんいわないよね。

もうちょっと体作りのためにメニュー考えろ!って怒られちゃったりするよね、たぶん。

そんな正直にかかなくても、「プロテイン」とか添えといたらまだ先生も理解すると思うよ。

「うん。白米、プロテイン、オッケー!」

ってなるんじゃないかな、まだ。

それとも逆にめんどくさいのかな。めんどくさいから「とりあえずおにぎりとか白米って書いといたらいいや」ってなったのかな。

なーんてことを考えてたら職場近くの駅につきました。

その下は腕で隠れてたので、たぶんおかず的なのが書いてたんだと思います。さらに夜はとんでもないマッスルメニューとかだったのかもしれません。

でもぼくの網膜と脳細胞には、おびただしい数の白米を頬張る彼のイメージ映像が焼き付いてしまいました。

とにかく、電車に揺られながら勉強もスポーツも頑張ってるであろう高校生の彼に「ぼくもがんばろう」ってすごい励まされたので、明日からもまた張り切って頑張っていこうと思います。

勉強と部活、がんばってね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?