どんな状況でも文句をいう人。どんな状況でも活路を見出す人。
ぼくは本を読むのが好きなのですが、自己啓発系や営業の本を読んでいると、よくこんな物語が紹介されています。
ライバル同士の靴のメーカーにAさんとBさんという2人の営業マンがいました。2人がいるメーカーはアフリカに靴を売りに行く計画を立てました。
ところが2人にとって予想外の状況が待ち受けていたのです。
何とアフリカの人たちは皆靴を履いていなかったのです。
それを見てAさんは急いで本社に報告しました。
「ここでは靴は売れません。だってみんな裸足なんですから。」と。
一方のBさんも現地の人たちをみて急いで本社に連絡しました。
「至急ありったけの靴を送ってください。ここでは誰も靴を履いていません。この人たち全員が靴を買ってくれたら、すごいことになります。」と。
引用:ピンチをチャンスに変える
同じ事実でも、人によって捉え方が違っていて、ピンチと捉える人もいれば、チャンスと捉える人もいるよね、みたいなエピソードです。
これはべつにどっちがいいとか悪いとか言う話ではありません。
実際、誰が言ってたか忘れちゃったんですけど、有名な経営者さんがなにかの雑誌で「組織にとっては両方の人が必要です。ネガティブに捉える人もいないと守りが弱くなっちゃう」みたいなことを言っていて、「ほぇぇ!」ってなったのを覚えています。
ただ、組織にとってはどっちのタイプの人もいた方がいいと言うのはその通りだと思うんですけど、「自分」は靴を履いていない人たちをみて「チャンスだ」と捉えるタイプでいれた方がお得だと思います。
というのも、「靴履いてない。売るの無理」というタイプだと、どんな環境でもネガティブに捉えてしまう癖がついてしまうと思うからです。
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今年の2月〜3月、ぼくは前職でとある機会をいただき、他の部署の支援に行っていました。
期間限定の支援で、ちょっと言葉を選ばすにいってしまうと、びっくりするぐらい暇だったんです。
電話の対応だったのですが、1日に10本も電話を取れば忙しい方、さらにその1本の電話も5分ほどで終わります。あとはひたすら入電待ち。
にも関わらず、給料は忙しく過ごしていた元々の部署と変わりません。
勉強用の教材を持ち込むこともできたりしたので、入電があるまでは勉強することだってできました。ひとによっては In the Heaven といえたかもしれません。
そんな Heaven でぼくは、文句を言っていました。
「暇すぎ」
「時間もったいない」
「地獄」
そんなネガティブな言葉をつらつらと、アフリカについて「あー、これ無理っすわ。だれも靴履いてないっすもん。むりむりむり。とりあえず明日の朝イチの飛行機で日本帰りますねー」なんて責任感のかけらも持たずに嘆くだけの営業マンのように、それはもう負のオーラ全開で。
・・・あの頃の自分、マジファック。
隣では入電があるまでの間、キャリアコンサルタントの勉強を黙々とがんばる方もいらっしゃいましたし、少し離れた席では海外教育の支援をしたいという夢を持ちひたすら勉強する大学生の方もいました。
そんななか、「暇すぎ、地獄、わろす」なんていってひたすらに時間を浪費していた黒髪おかっぱクソメガネがぼくです。
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さて。
時はたち、クソメガネは転職して、慣れない職場環境と慣れない仕事にあっぷあっぷして溺れそうになっていました。
・・・ざまぁみろ。(泣)
たぶん、どんな環境でも言おうと思えば文句なんかいくらでも言えちゃうし、逆にチャンスと捉えて活用しようと思えば活用できちゃうんだと思います。
で、どういう人にチャンスが巡ってきやすいかというと、当然「後者」なんですよね。
「活路あり!」とポジティブに捉えることができれば、行動もかなり変わるはずです。
「靴を履いている人がいない!チャンスだ!」と思った人は、靴の良さを伝えることでとんでもない量の靴を販売できるかもしれませんが、「靴を履いている人がいない…。靴売るのむりぽ」と思った人は、帰国して終わりでしょう。
黒髪おかっぱクソメガネになります。
とはいえ、黒髪おかっぱクソメガネだってこのままでは終わっていいとは思っていません。
今年の両極端な状況から気づきを得ることができたので、ここからは、どんな状況だって In the Heaven にしちゃえるような、キューティクル凄すぎて黒髪に天使の輪ができちゃうような、そんな天使のメガネになろうと思います。
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というわけで
どんな状況も自分次第で活路を見出すことはできるよね、という話でした。
ちなみにですが、活路を見出そうとする姿勢はもちろん大事なんですけど、「なにがなんでもそこで頑張りきれ!」っていうのはまたちょっと違うのかなとも思っています。
アフリカの人が、
「クツ?ナニソレ?エ、ケガセズニアルクコトガデキル?」
「wwwwwww」
「オレノアシノウラ、マーライオンヨリカタイカライラナイwww」
みたいな感覚で、良さがどうしようも伝えられなかったら、やっぱり売れないので。
大事なのはいきなりネガティブに捉えるんじゃなくて、まずは活路を見い出そうとする姿勢なので、その辺は注意しながら前向きにがんばれるといいかもしれませんね。
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