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「感謝」を忘れつつある現状に、深く反省しました。

久しぶりに小説を読みました。

ざっくりお伝えすると、「現代を生きる女子中学生が、戦時中にタイムスリップしてしまって、そこで出逢う特攻隊員と恋に落ちる」というストーリーです。

戦時中を生きておらず、生まれたときにはすでに平和であることが当たり前のような日本で、なにひとつ不自由することなく、尊敬する両親から愛されてこれまで生きてきました。

好きに恋愛をして、自分で仕事を選び、Netflix で「ウォーキングデッド」シリーズを見たり、休みの日には散歩をしたり、ランニングをしたりして楽しんでいます。

戦争関連の映画や小説を読んでいつも思い知らされますが、いまある「平和」って、すごく当たり前のようですけど、ぜんぜん当たり前ではないのですよね。

「なにを当たり前のことをいってるんだ」と自分でも思いますが、ことばではとうてい表現ができないくらいに、「平和」というものの価値はものすごく高いと思っています。



「火垂るの墓」という映画がとても好きです。

食べるものが十分になく、常に飢えていて、いつ空襲がくるかわからない恐怖におびえ、安心して眠れる場所もなく、家が焼け落ち、居候として肩身の狭い思いをして生きる日々。

したくもない盗みを働き、憲兵に叩かれ、大事な人たちを失っていき、孤独ともたたかわなくっちゃいけない・・・

小さいころにはこの映画を見てもピンときていませんでしたが、あの時代は間違いなく存在していて、そこに出てくるストーリーを現実に体感した人が多くいるのですよね。

「自分があの時代を生きていたら... 」と思うと、正直ゾッとします。

食べるもの、着るもの、寝る場所に何不自由なく生きることができている自分がどれだけしあわせなのか、また、そのしあわせは過去の人たちのどんな想いのうえになりたっているのか。

すべてが満たされているからこそ、たいへんなことや辛いこともあるとは思うのですが、あらためて「感謝」の気持ちを忘れちゃだめだなーって痛感しました。


日々感謝、ですね。

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