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【名桜大学】国際学部の小論文┃子どもの貧困問題について(2022年度 学校推薦型)

こんにちは。
現役の塾講師として小論文の指導をしています、じんまるです。

突然ですが、小論文対策は順調に進んでいますか?

順調に進んでいるという人は、その調子で対策を進めていきましょう。

もし思うように進んでいない人は、ぜひ続きを読み進めてください。

このnoteでは、小論文の過去問に挑戦しながら、模範解答やポイントを解説していきます。

「小論文対策を効率よく進めたい」
「合格できる答案のポイントを知りたい」

そんなあなたのヒントになれば嬉しいです。
それでは早速、はじめていきましょう。

このnoteは無料部分と有料部分に分かれています。

前半(無料部分):練習問題、模範解答のアウトライン紹介
後半(有料部分):テーマの要点、模範解答、ポイント解説

前半だけでも大体の内容はつかめますが、「模範解答を見て勉強したい」「小論文のポイントを知りたい」という人は、ぜひ後半もご覧ください。


▶名桜大学の過去問に挑戦

今回は、名桜大学 国際学部(旧国際学群)の過去問に挑戦しました。

問題のテーマは「子どもの貧困問題」についてです。

名桜大学の総合型・学校推薦型選抜では、課題文型の小論文が出題されています。

著作権の都合で課題文そのものを掲載することはできませんが、「子どもの貧困問題」はここ数年の大学入試で取り上げられることが多いテーマです。

模範解答だけでも参考になりますので、小論文で受験する高校生はぜひ一緒に勉強しましょう。

ちなみに、名桜大学の過去問は無料で取り寄せられるので、問題の内容が気になる人はぜひチェックしてみてください。

▶練習問題を解いてみよう

ところであなたは、「子どもの貧困問題」というテーマについてどのくらい理解できていますか?

テーマの理解度を確かめるため、今回は特別に練習問題を用意しました。

過去問の解説に入る前に、ぜひ一度チャレンジしてみましょう。

どんな内容でもいいので、とにかく書いてみることが上達への近道です。

まずは時間を気にせず取り組んでみてくださいね。

では、紙とペンを用意してください。

よーい、スタート!


問題:
子どもの貧困問題を解決するにはどうするべきか。あなたの考えを800字以内で述べなさい。


さて、一通り書くことができたでしょうか。
スラスラ書けた人も、そうではない人も、ひとまずお疲れさまでした。

練習問題を解いたことで、子どもの貧困問題について理解が深まったのではないでしょうか。

ではここからは、名桜大学 国際学部の過去問をもとに、模範解答の解説をしていきましょう。

▶過去問の模範解答を公開します

▷アウトラインをチェック

まずは、ざっくりとしたアウトライン(構成)を頭に入れておきましょう。

なんとなく把握しておくだけでも、小論文の流れが理解しやすくなりますよ。

・資料A:家庭環境に左右されない社会(理想)
・資料B:ひとり親世帯の生活が置き去りに(現実)
・貧困家庭は成績が悪いというデータがある
・教育格差をなくすため生活支援を手厚くするべき
・未来を守るために理想と現実の差を埋めていく
・そのためには継続的な生活支援が必要

それでは、上記のポイントをふまえて模範解答を見ていきましょう。

▷模範解答をチェック


<問題>
以下の2つの資料を読み、「子どもの貧困問題」について、あなたの考えを述べなさい。その際、資料AとBの両方を適切に要約し、比較・分析すること。
※著作権の都合により課題文は掲載していません。


<序論>
 資料Aには、生まれ育った環境によって左右されることのない社会を実現すると書かれている。そして、将来に向けた学習・就労支援だけでなく、現在の生活についても早期の支援が必要だということが読み取れる。

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3,050字

¥ 980

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