ひさしぶりに接した黄金色の日の出とヒトの活動のようすにしみじみほっとした
はじめに
きのうの話。このところ週3で研究パートに車で通勤。朝5時に起きて家族と自分の弁当をつくり出勤。
あっ、そうだ、ガソリン入れないと。来週値上がりするってニュースが言ってたし。走りはじめて燃料メーターに目が行き、めずらしく機転がきいた。
ほのかなあかるさ
話はいきなりかわり本業のほうから。このところ陽が短くなっていくのがよくわかる。わたしの主宰する学習サポートの高校生の終了時刻あたりで日が暮れるようになってきたから。保護者の方々の送迎が気になりはじめる。
あかるいうちに終われば生徒だけで歩いてひとりで帰れるが、夜道になるとそうはいかない。朝もおなじく日の出が遅くなりつつあり、休日朝のサポートの場合もおなじ。生徒たちのうごきはじめる時刻を気にしはじめる季節だ。
わたしは時計よりも周囲のあかるくなるようすで目を覚ます。だんだん明るくなる時刻が日に日に遅くなるので、注意しておかないとこの季節以降、暗いうちに起き出さないとならなくなる。
まだくらいからとゆだんすると雨の日などねすごしてしまう。ただしからだのほうがよくおぼえてくれているようで、このところはどうにか時計の合図よりも10分ほどはやく起きられている。
朝食と弁当と
起きるとすぐに食事のじゅんび。ふたりぶんの朝食と昼食の弁当をつくる。米さえ炊けていればあとはたいてい30分~40分ほど。食べるのに5分で身じたくで5分。弁当などをふくろにつめてそれで車を始動。
けさもそのルーチンワークをこなしてまだうすぐらいなか車の運転席に。いつものように燃料メーターをひとめ見る。まだ乗れそう、でも半分すぎた。そうだ。ニュースで来週ガソリンに再度値上げと言ってた。じゃあ、きょうのうちに入れておくか。と国道をすすみつつ車線変更。朝早く開いているスタンドに寄る。めったにないが機転がきいた。
ここはセルフ。朝はゆったり。横にほかの車もいない。いつものとおりに給油しつつ、空気圧をみてもらおうと店員さんに声をかけようとするが、ヒトの気配がない。給油所のあかりがあかるく灯るだけ。給油がおわり給油レバーをもとにもどし、事務室のよりあかるいほうにむかうと店員さんのすがたを確認できた。
なにやら事務しごと。そういえばヒトのはたらくようすをひさしぶりに見る。おそらくわたしよりずっと朝早くからはたらかれているんだろうなあ。そう思いつつ、空気圧をみてほしいとお願いする。
整備場前に車を移動させて空気圧のチェックと補充をしていただく。いつも段差を何か所か越えるところがあるので、タイヤに負担をかけているかなと思いつつお願いする。ふと運転席から窓越しに横を見ると雲間から太陽が出はじめていた。清々しい。撮影したのがタイトルの画像。
おわりに
なにげない朝だし、いつのどおりの風景。でもスタンドにひとり店員さんがいることを確認できただけでなぜかいとおしくほっとする。ヒトの気配にそれほど接していないということか。職場でもほぼひとりだし、帰りのスーパーもガランとしているので、わたしとレジの方ぐらい。
このところの日々の動きどおりならばなにもよぶんにヒトに会うことはない。リモートで間接的に接するほうが多いぐらい。本業でも兼業先でも。この2年間、指折り数えられるぐらいしか決まったヒトにほんのすこし会うだけ。
こうしてじかに出会う人はほんのわすかにすぎない。このスタンドをいつまでつづけてもらえるかな。
ヒトに出会わないと行動がいつのまにか身について、ここ2年以上のあいだでふつうになっているなかであまり経験のない新鮮な感情。いつものようにあわただしく、それでいながらひさびさにほっとできた気分のいい朝だった。
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