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いまさらとおいむかしにやった歯の治療あとを残念がってもしかたない


はじめに

 こどもたちふたりはいずれも2,30代。いまのところ虫歯はないらしい。こどもたちがおさないころ、いろんなはなしをしながらそれぞれの歯をみがいてやっていた。下の子にちいさな虫歯になりかけの歯をみつけていちどだけ治療した以外には記憶にない。

それにたいしてわたしの奥歯にはかなり銀色の詰めものがかぶさる。鏡でみるたび、小学生のころ歯みがきを怠っていたのか疑問がわいてくる。1日3回歯みがきをするいまとなっては、過去を思い出そうとしても忘却のかなた。駄菓子屋に通っていたのはさだかだが、そのあと治療にむかうまでがまったくうかがいしれない。

数日まえ、そのかぶせもののひとつがはずれてしまった。治療は待ったなし。どうしようか。

きょうはそんな話。

歯のメンテナンス

 かぶせたものの種類でおおかた年代がわかってしまうらしい。いまや銀色のアマルガムのかぶせものは過去のものになりつつあるし、そのほかの金属や白いものに置き換わりつつあるらしい。上で記した虫歯になりかけのわが子の治療はあっというまに完了。ほんの1ミリ四方のちょっとだけ白い樹脂でおおったにすぎない。もはやどこだったのかわからないぐらい。

さてわたし。かぶせたものがたびたびはずれるので根本からやりなおす治療に。そこで自分なりにかぶせものについてしらべてみた。もはや銀色のもののうちアマルガム製は過去の遺物になりかけ。あらたにこれで治療することはこのクニではもはやほぼないらしい。というのも世界的に水銀をつかわないようにしようという方針。下の資料の45~46ページあたりにくわしい。

https://www.env.go.jp/content/900414883.pdf


歯科用のアマルガムはむやみにしろいものへ置き換えしようとすると、もはやそのほうが水銀への暴露がふえてしまうので、金属アレルギーでなければそのままにしておくほうがのぞましいらしい。

https://www.env.go.jp/content/900537059.pdf


酸っぱいもの好きだが

 担当の歯科医のはなしによると、たびたびはずれるのは長年にわたり歯をつかい摩耗したり歯の部分が侵されて。そのぶん詰めものとのあいだにすきまができやすくなる。金属部分は変化しないが歯のほうがすりへるのでやはりメンテナンスが必要だったらしい。

そうだったのか。歯みがきしているだけではたりないらしい。わたしはすっぱいみかんやレモンがすき。歯に負担だろうなと思いつつたべていた。金属部分についてはそれほど心配はいらないそうだが、わたしはもともと腎臓病(CKD)をわずらっているので、その点は心配ではある。

しらべてみた

 アマルガムで歯をおおったラットなどでは腎臓への水銀の蓄積が対照よりも30倍ほど高く、一部の遺伝子発現の亢進がみられたとの記述のある学会発表の要旨をみつけた。

ただし報告例はそんなに多くはない。はたして酸っぱいもの好きの場合には…。どうも実験例はみつからない。

酸によってアパタイトの合金は化学的にはどうだろう。よりにもよって化学を専攻したばかりにこんなところにあたまがはたらいてしまう。

こどものころかまけた歯みがきをいまさらなげくよりも、いまの食生活もしくは歯の維持法をみなおさないとますます歯がなくなってしまう。

おわりに

 金属製のかぶせもののはずれた歯については、白い樹脂もしくは陶器製のものをあらたに装着しなおすつもり。

ようやくわたしもこどもがちいさいころ受けた治療と同等のものに一部はなりそう。これからその治療がはじまる。なかなかスケジュールが合わせられないのでながくかかりそう。


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