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個人で携帯をもちはじめて以来、いまではスマホをルーターかカメラとしてしかつかっていないと気づいた


はじめに

 こうした個人で無線の電話機をもつようになってどのくらいになるだろう。ふりかえるとかれこれ四半世紀。ときとともに手にした機材は変化してきた。

きょうはこれにまつわる話。

親子電話から

 かれこれ無線の機械を個人でつかうようになり4半世紀になる。はじめて持ったのはPHS(Personal Handy-phone System)。職場をかわり、つねにもち歩いて複数の部署とのやりとりの必要と個人で購入。学生のほうがくわしく店についてきてもらい、あれこれアドバイスを受けつつ購入。

070ではじまる電話番号がめずらしかった。家庭の固定電話には子機があり、家の内外十数メートルほど親機からはなれた場所から通話できた。PHSはその延長線上にあるような感覚だった。親子電話はわが家ではつかう頻度は高くなく、もっぱら職場でつかえればなあと思っていた矢先、学生にその話をしたらそれならこれがいいと教えてもらえた。

さすがにべんり。出先からでもいつでも連絡ができ、よび出しを受けられる。無線で会話できるトランシーバーはあったが、まさかいつもかかえて出歩くなんて無理。ポケットベルもあったけれど、かならず電話機のあるところまで走らないといけない。PHSはいつでもその場で話せた。

1Gとか2G

 そのあとはMOVA。第1世代の携帯電話。これが1G。そのあと第2世代の2Gへと進化。分厚い本体でアンテナのでっぱりがちょこんとあった。さいしょはもとのPHSのほうが音声が聞き取りやすいなあと思ったもの。

これは10年ほどまえに使えなくなった。上述のPHSが2020年までつかえたことをかんがえると第2世代のつかえた期間は短かったといえそう。PHSは病院などでは重宝されたと聞く。

ちょうどその1年後にはi-モードのサービスも終了。当時のてもちの機種ではあまりにうごきが重く、じれったいのとそのわりに利用料金がかさむのが心配でほとんど利用しなかった。i-モードはもっぱら無料の料金確認につかっていた。ふえたのはiモードのメール。相手の方によっては電話よりもこちらのほうが連絡しやすかった。

3GのFOMA

 そして携帯電話をFOMAに変える。電波がつよくなりその点はすこし心配だったがやむなくしごとでつかう。もっぱらメール利用ばかり。文字の入力になかなか慣れずにやりとりが追いつかず、返答するまえにつぎのメールがとどくなんてことに。

こまかなボタンの操作になじめなかった。機能が多すぎてぐうぜん設定がかわるともとにもどすのはやっかい。機械のあつかいになじめなくなったと感じた。

ではじめたスマホではなく、もう一度従来の携帯電話を買いなおした。あきらかにつかい勝手よく改良されている。一般的な機種だがはじめからひとりで設定できて難なくつかえた。この機種がそれまでのものとくらべてもっともなじむのがはやかった。取扱説明書などもわかりやすく進化していた。

そしてスマホ

 ようやくスマホにむかったのは5年ほど前。かなりのんびりしたほうだと思う。使いみちが大きく変化した。電話はほとんどつかわない。自営業のためFAX専用機と化した固定電話を廃止したのでスマホが一台は必要。さまざまな設定などに欠くことができない。

ただしスマホでできる作業の多くはわたしにとってPCのほうがやりやすい。PCの前でしごとをする時間がながいから。スマホはデザリングのルーターとしてもっぱら利用。たまに研究パートの記録用としてのカメラ。通話機能はほとんどつかわない。もはや携帯電話から個人用無線機へと変化しつつあると。

おわりに

 スマホ代わりに個人用の無線機でいいかもなあと思う。出先でPCを利用するデザリングさえできれば当面の用がたり、あとは個人の認証などの機能ぐらいだろうか。

むしろモバイルバッテリーを持ち歩かないとならない不便さのほうをなんとかしたい。


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