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コンパクトに街ではたらくために中山間地の拠点のひとつを閉じる

(2023.10.23加筆あり)

お読みいただきありがとうございます。

はじめに

 中山間地の集落に2か月まえまでくらしていた。このところさまざまな点で支障が出て街へひっこしを決めた。さまざまなしがらみとともにしばらくはらたきつづけるためには最適解といえそう。

あらたなすみかにようやくおちつき、つぎの段階へすすむ。もとの借りていたこの集落の学習サポートの拠点を年末までにとじる準備にはいった。

きょうはそんな話。

十数年つかったしごと場

 中山間地の集落。駅のそばに学習サポートの拠点をひとつもつ。通りに面しているとはいえ、ようやく車の往きあいができるほど。鉄道の無人駅のそばで列車をつかう生徒たちには寄りやすいところ。

このあたりでもゆびおりのふるい民家のはなれ。電気配線とトイレ以外はじぶんでリフォーム。ここをおとずれたヒトはうどん屋のイメージという。おちつけるここをあと2か月あまりで撤退、ちかくのもと住んでいた家へうつりここをおしえる場とする。十数年まえのもとの場所へもどるかたち。

わたしが退去したあと水道配管をやりなおすらしく、これから業者のかたが下見におとずれる。

街へひっこす

 ここは限界集落にちかい。数すくないこどもたちを相手にするしごとはわかいかたにはすすめにくい。食べていくにはわたしのようにべつの拠点をもつか兼業する覚悟がいる。

拠点をふやすにも生徒たちをあつめるしごとはとうぜんある。てまはおなじだけもとめられる。昨今の状況になるまえには4か所の拠点を日々移動しつつ生徒たちをサポートした。1日に2か所をまわることもあった。

昨今の状況のあいだに生徒のすくない場所から運営がむずかしくなっていく。もはや生徒たちからいただく報酬で拠点を借りて維持するだけで赤字。行政の支援をいただけたがそれでもおいつかない。

しかも自宅は災害の危険域にいくつも指定されてしまった。一時的なしごと場にはなるが、災害時には避難が必要。

さらに両親の病院の送迎などもやりにくい。病院はいずれもここからはなれた街にある。そこに通うには免許を返納した親には無理。

これらを勘案してもはやここをはなれてすべてがやりやすい街にあらたな拠点、兼自宅を借りることにした。

コンパクトなくらし

 じっさいに住みはじめて感じたのは、社会インフラの充実度のちがい。下水道をそなえ、公共交通機関はいずれも時間をさほど気にせず使えて、身のまわりで必要な店や病院はえらべるほどある。冷蔵庫を酷使せずとも歩いていつでも手にはいる。

このべんりさが家賃にふくまれているのはたしか。ここではヒトの行き来がさかんで活気にあふれている。さまざまなしごとを生み出せそう。

おわりに

 あらたな拠点をおとずれる生徒にもべんりな場所。学校-拠点-駅のいずれも5分以内で移動可能。もっとはやいタイミングで移転してよかったかもしれない。

これからもさまざまな変化がおとずれるかもしれない。臨機応変にうごけるだろうか。

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