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ほんの数年前までこの季節にはたくさんの種類のみかんにかこまれてくらしてきた


はじめに

 ふと思い、5年まえの日記を目にした。ちょうどいまごろの時期。つぎつぎとみかんばたけでの収穫がつづく。すっぱいもの好きのため、早採りしてあまさがじゅうぶんにのるまえからむしろよそれをよしとして平気でたべていく。

それでも熟れて後半にはなかなか皮をむきつつ食べるのが追いつかず、毎日のように3個、4個とふんだんにジュースにして家族で食す。いま買う身になり、なんとぜいたくなことをしていたことかとようやく気づく始末。

きょうはそんな話。

日記をふりかえる

 このところ5年ほどまえの話題をふれがち。どうしても時間を経るとわすれがちになってしまう。いまになってみれば貴重な生活の体験ばかりしていた。これから以下はその日記から。

休日の午前は時間があったので、よくみかんの収穫にむかった。まずはごくふつうのみかん。すでに温州ミカンの極早生は2か月半まえに収穫を終えて、それにつづいてこの日は写真の左上から右下にむかってスイートスプリング、でこぽん、たんかん、甘夏を収穫してみた。おまけは庭で実ったレモン。

みかんのなかまの勢ぞろい

いずれもまだすこし収穫にははやいが、この時期の酸味と甘みのバランスが私は好きですこしずつ早採りしながら味をたのしむ。このほかに大きな晩白柚(ばんぺいゆ)が収穫を待っている。

好みのあじで

 だいたい収穫してから2週間ほど置くと味がおちついてきて、市販のあじにむかう。そこからさきに暖冬がつづくといっきに果実がいたみはじめる。油断するとあっというまにカビが移ってしまうこともある。味のバランスがくずれてきてみかん特有のあまさがめだち、ものたりない感じになる。

そうなるまえの酸味もあまみもあり、両者のバランスがとれているこの時期のみかんこそがわが家の「旬」かもしれない。市販するにはすこしはやい程度かな。

おわりに

 さて話は変わる。みかんばたけ横の林のなかでしいたけを原木栽培している。このところの雨と気温の低下でいちどきにしいたけが出てきた。ところがこのしいたけに異変が…。おそらくなんの生きものか食べあとがめだつ。

ひさびさ足がむいたところに「おやっ」というものが。大きなしいたけ。写真ではレモンとくらべるとその大きさがよくわかる。

おおきなしいたけ

左のほうがごくふつうサイズで食べてじゅうぶん満足できる。右が今回見つけたもの。倒木にかくれて先日採取に来たはずの父が見落としたらしい。まんなかは100円玉。たしか先日の記事の出した写真。

100円玉とくらべると…

30センチの定規を置いてくらべるとその大きさがよくわかる。直径18センチ。

やっぱり大きい

バター焼き3人前ぐらい。肉厚でジューシーだった。しばらくのあいだ、みかんとしいたけの収穫がつづく。

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