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きまぐれエッセイ

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日頃の行動にもとづいたちょっとしたこと、興味の転々とするようすをきままにきまぐれにしたためました。
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#未来のためにできること

理科で細胞の単元を生徒に教えていて草食とは細胞壁を好んで食べることと気づいた

はじめに ヒトやタヌキは雑食性のいきもの。ライオンは肉食だし、ウサギやウシは草食。いずれもホ乳類にちがいない。何のちがいなんだろう。 それらの動物たちのちがいについて理科で触れる。目のつき方や歯の形状のちがいの説明があるにはある。中学生たちははたしてそれでしっくり納得できるのだろうか。 これって見たままじゃないか、理由ではないよなあ。理科はなぜを追求する学問。 あらたな疑問やなにかが浮かんでこないか。学習サポートをしていてふとそう思う。 きょうはそんな話。 「教わ

いまふりかえる歯にダメージをあたえたタイミングとまがりなりにも残した歯

はじめに 自分の歯だけでどうにかこうにか人生のおりかえしをむかえた。ところがいまそれが微妙な段階に来ている。 ふだんづかいの道具ならば買いなおせばすむが歯はそうはいかない。生まれもつ永久歯を失えば、用意されているもののおおくは人工的な代替品でしかない。みずからの歯ですめばそれにこしたことはない。 きょうはそんな話。 いつのころか いちばん歯を傷めつけていたのはいつのころか。なんといっても小学校の中学年以降。放課後、週になんどか数枚の10円玉をにぎりしめ駄菓子屋にむかう

ようやく朝晩のかぜのごくごく一部に秋の気配を感じとれた

はじめに 通勤帰りの信号待ちのフロントウインドウごしに夕空を見あげるとまあるい月。もうすこしだけ見ていたいなあというところで信号がかわる。月が満ちていくようすから時は確実にまえにすすんでいる。 夏になり3か月がすぎようとしている。こよみのうえではもうじき月が変わる。ひるまの暑さはめいっぱい夏の季節を主張。いつもの年ならばお盆があける頃、朝夕しのぎやすくなるはずと期待していたのにからぶり。もうすこしのがまん。 きょうはそんな話。 「夏」の主張 よるをどうすごすか。家のな

なにも問題ない新品の100%の状態からそののちのメンテナンスでなるべくよい状態でPCを維持していくたいせつさ

はじめに いまのノートPCをつかいはじめてすでに3年10か月。そろそろなにかあるかもしれないなあとバックアップに余念がない。もちろんしごとで必要なので複数台のノートとデスクトップの予備機を準備している。 購入時を100%とすると、その翌日にはすでにその数値を期待することはできない。時は経ち保証期間やそののちの長期保証サービスすらいつのまにか切れてしまった。これからは自己責任でそれらの余命をひきのばすか。 きょうはそんな話。 いままでのものは これまで家や仕事でつかって

脳に渾身の力をこめるときどんな物質の移動や変化がおこっているのか

はじめに 将棋のタイトル戦をみていたとき。解説者が対戦中の棋士のようすを見つつ「しらみつぶしにさきの手を読んでいますね。」といった。それにつづいて聞き手が「おそらくこれだけ集中をつづけていると大量のエネルギーを消耗するんでしょうね。」という。なるほどなあ、あたまをつかう作業で根をつめるとハラがすくかもしれない。 プロのしかもタイトルのかかる対戦ならばきっとハンパじゃないだろう。しぜんとあまいものをほしくなるという。それにしてもどうやってこれほど効率よく手を読みつづけること

休日の昼間に暑さをさけられてすずしくておちつける場所をさがしてみようか

はじめに ようやくからだがこの暑さをふつうじゃんと思えるようになった。ふつうにじっとしていても汗がふきだしてくる。タオルが手放せない。汗をかけるようになれたのはさいわい。ただし昼間のどこかねじがはずれた高温を回避できる場所はないかとあたりをみわたしてみる。 きょうはそんな話。 家のなかでは このところの暑さは尋常でない。夜なかでもなかなか気温が下がらないのはごくあたりまえ。以前住んでいた郊外ですらそう。まして移り住んだここは街中。コンクリートにおおわれ、クーラーの排熱だ

徒歩圏内で日常の買いものがふつうになるとしたら…以前のくらしはなんだったのか

はじめに ひっこして11日目。つくづくべんりな場所だなと思う。知っているようで知らなかったことばかり。たとえばほんの数日まえには家からあるいて2分ほどの場所にスーパーができていた。おとなりにはおしゃれなカフェや菓子店がならぶターミナル駅の目のまえ。 気づくのがおそかっただけですでに何か月もまえにオープンしたらしい。この街はいったいどれだけひらけていくのか。ひっこすまえの郊外の家では同系列の店まで行こうとすると3駅さき。ようやく来た列車に乗り降りし、そこからさらにあるいて2

避難の講習を受けて災害備蓄保存用パンをいただいた:ひっこしの機会に試食しながら思ったこと

はじめに きのうまで四半世紀あまりくらしたわが家。自然災害の危険地域に3重に網がかかる。ここ4年間(すでにことしも)つづけざまにとまりがけあるいは日中に避難。それが理由のひとつでここをはなれる。本日、異動届を役所に提出。 その一方でより実践的なそなえがもとめられるので役所の主催する講習を受ける。そのさいに備蓄保存用のパンをいただいた。さっそく試食。口にしながらこれまでの災害をさまざま思う。 きょうはそんな話。 危険地域につぎつぎ指定 きのうまで中山間地ぐらしだった。そ

極力つかわないペットボトル:知らずに白い部分をはずそうと苦労したこと

はじめに 長年くらしてきた自治体ではごみの分別でまだまだ知らないことがある。それはペットボトル。極力飲料についてはペットボトルをさけつつ金属製のマイボトル利用。やむなく調味料を中心に市販品をつかう。 調味料の有色のキャップはひねってくるくるまきとって、さいごはポンとはずれる。ところがあまりつかわない人様からいただくペットボトル飲料。これらに多い白い部分をなかなかはずせずいつも苦労する。 どうもはずせないタイプのボトルがあるようだ。てっきりラベル、スクリューのねもと部分、

気のせいか、ひさしぶりのこのクニの首都に元気を感じなかった

はじめに 3年前の昨今の状況の起こる前の東京について。そのとき感じた印象をすなおに記す。あくまでも先入観のある主観にすぎず、悪気はないので東京の方々、気を悪くしないでお読みいただきたい。 十数年ぶりに仕事で上京。依頼先から「旅費は出すが日帰りでお願いします、宿泊はなしで。」とのこと。しごとをふくめて17時間半の行程だが、しかたなく受けた。 10時過ぎに到着。「あれっ、地下鉄も地上も十数年まえよりかなり古くないか?」が第一印象。もちろん目のとどかないところでさまがわりしたの

地方で町おこしとはべつのおだやかに「集落を閉じていく」方向のしずかな生きかたを選べないだろうか

はじめに 最初に記すが全国各地でおこなわれている「町おこし」の各種の行事やしごとについてとやかくいうつもりはない。それらは尊重されるべきだし担当されている方々には頭が下がる。 しかし、どうもにぎやかでないと、活性化しないと、交流がさかんでないとうしろからせっつかれるように活動する全国津々浦々の現状につかれてしまう自分がいる。手をこまねいていては地域経済が成り立たないとか、うしろむきなのはヒトの生き方としてはとかいろいろ聞こえてきそう。 無理をしてないだろうか。 しずかに