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きまぐれエッセイ

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日頃の行動にもとづいたちょっとしたこと、興味の転々とするようすをきままにきまぐれにしたためました。
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#学習サポート

「わかりやすい」といわれることについての自己分析をやってみた

はじめに 機会あるごとに主宰する学習サポートに関して、保護者の方々を経由してどんなふうに受けとめられているのかおたずねした。すると「わかりやすい」という返答をよくいただく。お世辞をいただいているのはじゅうじゅう承知の上。自画自賛になってしまうと元も子もないが、異口同音にそう返答いただくのはなぜだろうと自問自答してみる。 きょうはそんな話。 気づいていないかも はやいもので学習サポートで何気なく教えつづけてかれこれ20年。そのあいだにカウントしたわけではないが地域の児童・

学習サポートの一室に中古のエアコンをとりつけてもらえてほっとした

はじめに 昨年末、長年借りていた学習サポートの教室をひきはらい、かわりにもとくらしていた家の1室をあてがった。生徒たちには快適に学んでもらいたい。19年まえのエアコンは残念ながら稼働しなかった。 この冬はファンヒーターでなんとかしのいだ。これから暑くなりながい夏をどうするか。そろそろ判断しようと日常の困りごとでお世話になる業者の方へ相談。 きょうはそんな話。 この部屋は いまは街中ぐらしでそこからふたつの反対方向の職場、学習サポートと研究パートにそれぞれ通う。研究パー

夜の明けたばかりの通勤:山々の谷あいに雪かと思うほどの朝もやがかかって

はじめに きょうは急遽、朝から学習サポート。学校休みで生徒が朝からを希望。とりたてて用事はなかったので応じた。昼間にこのところ雨つづきでできなかった作業をまとめてできるのでつごうがいい。 くるまでむかう途中のとおくの山々はこのところ降りつづいた雨を吸っている。ひさしぶりのさむい朝をむかえ、おのおのの谷が朝もやでけむりうつくしい。そこかしこ雪が覆うかのよう。もしくは桜花の時季なのにあまりに白くて見誤るほど。なにもまだおそい桜だけが愛でるものではないと思った。 きょうはそん

もとの家の庭の花たちがまちかねたようにいっせいに開きはじめた

はじめに 8か月まえまで住んでいた家を週2回だけ学習サポートのしごと場に。庭の植物のうち屈強なものたちが生き残る。今朝はさむさを感じなかったので、春を待ちきれなかったかのように咲きはじめた花々をひとつひとつ見てまわった。 それぞれの来歴を思い出しつつスマホで撮影。 季節のかわりめ ようやく春休み。学習サポートのためにもと住んでいた家をつかう。朝を希望する生徒たちはリラックスした私服すがたでおとずれる。わたしはひとあし早くしごと場で準備する。朝露に芝生が濡れたままの庭をな

十数年つづけてきたひとつの教室のかぎを本日お返しした

はじめに 一時期は5つあった学習サポートの教室のうちのひとつを本日とじた。さまざま関わりをもてた方々のご好意によってひとつずつ開設してきたが、昨今の状況中のなかでやむなく閉じていった。 本日、そこに立ち寄り最後の荷物のほうきとちりとりをくるまにしまい込み、借りていた部屋のかぎをお返しした。 ながくつかわせていただいた教室だった。 きょうはそんな話。 昨今の状況下で 自重する行動をほぼそのままつづけている身。昨今の状況への対応を4年つづけたことでしごとがさまがわりした

理科で細胞の単元を生徒に教えていて草食とは細胞壁を好んで食べることと気づいた

はじめに ヒトやタヌキは雑食性のいきもの。ライオンは肉食だし、ウサギやウシは草食。いずれもホ乳類にちがいない。何のちがいなんだろう。 それらの動物たちのちがいについて理科で触れる。目のつき方や歯の形状のちがいの説明があるにはある。中学生たちははたしてそれでしっくり納得できるのだろうか。 これって見たままじゃないか、理由ではないよなあ。理科はなぜを追求する学問。 あらたな疑問やなにかが浮かんでこないか。学習サポートをしていてふとそう思う。 きょうはそんな話。 「教わ

学習サポートの小学生に効果てきめんだった「◯◯るとおぼえられる石」

はじめに  学習サポートを主宰してきた。あるとき小学3年生の児童が来ていた。こうしてやるといいよと説明になっとくしてそのとおりできるのはまださき。 そこでこんな方法をつかったことも。 暗唱でみにつける  この地域の小学校の先生は国語のものがたりの暗唱を宿題にされる。するとわたしの主宰する学習サポートにやってきた小学生たちは、いつもの漢字の書きとりや算数のドリルをやったあと、「先生、聞いててね。」とその暗唱の宿題をはじめる。 まずは1文ずつわけておぼえていく。すべての

仕事にもっていく自らつくる弁当はなぜおいしいと感じるのか

はじめに 時間の都合で仕事先での食事なので、夕食の弁当を自分でつくりもっていく。そろそろ3年になる。 昨今の状況になる前から仕事の拠点を増やしていたので、なにもあわてることではなかった。むしろ楽しめている。 移動する機会が増えたため。そのメリットのいくつかを中心に記しておく。 仕事先が増えた 中学、高校生を中心に学習を支援する仕事を、本業の学習塾とかけもちでおこなっている。夕方からいそがしい塾とは違い、朝から昼間はあいているのでできる。こちらはべつの広いエリアを対象にし

世の中に置いてきぼりになりながらも引き継いだほうがいいスキルを活かそうとする自分がいる

はじめに 最近、自意識が強い。取り散らかして書きなぐった最近のわが記事を見ているとそう思う。「自分」というキーワードが痛いほど目につく。熟年性中2病(そんなのない)かも。  年齢を重ねるにつれて世情に疎くなってきたと感じる。その一方で若手の方々へここだけは伝えたいとか、受け継いでもらったほうがいいなと思うことがらがある。この両方のきもちを今の自分は抱えていると自覚。 自分を売り込むパフォーマンスが目立つせいか、まわりも心配してわたしへ若い人々を支援する仕事を依頼してくださ

人とヒト テレワーク(リモートワーク)を5年ほど併用して思うこと

はじめに あれっ、昨今の状況って1年半ほどじゃない?とタイトルをご覧になって思う方が多いことだろう。 じつは5年半ほど前からSkype、LINE、Zoomなどを使い、自宅とその近くの職場から、生徒たちのサポートをおこなってきた。 これでもネット環境に制限の多いこの地域での導入はそんなに遅くないほう。前職の中心街とはちがい、自宅エリア内には相談できる方すらいない。それなりに試行錯誤の連続。 ここまでやってきていろいろなことを経験してきたので、思うところを記しておく。 テ

教えつづけて「学び」について自分なりに見えてきたこと

はじめに 教える仕事をそれなりにつづけていると気づきがある。いくつか記したい。 ただし、それがほかの方々にとって意味のあることかわからないし、読まれて何か得られるものかどうかしれない。自己紹介をかねてふり返ると・・・ 自己紹介をかねてふり返ると・・・ 過去の仕事をかえりみるとけっこう特異なほうかもしれない。  学生当時にはじめた家庭教師にはじまり、教職(研究歴も並行しているが)の道にすすみ、途中でやめ、学習サポートを現在までつづけている。それぞれ10~15年単位ではたら