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きまぐれエッセイ

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日頃の行動にもとづいたちょっとしたこと、興味の転々とするようすをきままにきまぐれにしたためました。
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#私の仕事

屋外で大ざっぱに時間や場所をつかむあくまでもじぶんなりの方法とは

はじめに はたけや山では基本的に時計をしなかった。ほとんど必要ないから。その日に予定した仕事が完了すれば家にもどる。ただそれだけ。 ところがまえの晩に風が吹いてそなえつけたビニールがはがされるなど、予定しない突発的な作業がくわわると算段がくるい、とたんに時間を知りたくなる。そんなときにどうするか。山でじぶんの位置をつねに把握するには。 あくまでもじぶんなりのいまはやっていない方法なので、あてにしないでいただきたい。 きょうはそんな話。 山にはいると この時季には山に

研究パートの仕事さきにはつくづく見習いたい方がいらっしゃる

はじめに はやいものでこの12月で研究パートのしごとは3年目。職場には常勤の研究者や職員とともにわたしのような非常勤やボランティアスタッフ、そして学生さんたち、清掃の方や業者さんなどさまざまな方々が出入りする。 今回はある研究者に注目。どの方も学術分野の第一線でご活躍。いつもおいそがしいご様子。そのおしごとがスムーズにすすむようにお手伝いする。 なかでもおなじフロアにいらっしゃる方にはいつもおどろかされる。 きょうはそんな話。 車でむかうと 職場には自動車を運転して

精密電子天秤のまえにすすみ呼吸をととのえてからくすりをおもむろにはかりとると実験がうまくいく

はじめに しごとのできのよしあし。これはそのときの気分や気のもちように左右される。すくなくともわたしの場合はそう。研究パートのしごとで実験がうまくいかないときは気分一新しようとまずは実験室の掃除から。整理して掃き清める。まるで神社の境内の掃除をするかのようなおももちで。 誤解なきように記すがここはれっきとした科学の研究室。失笑をまねくかもしれないがそこには人知をこえてやはり運をまねく要素が満ちているとかんじることがある。 きょうはそんな話。 しごと場にむかう 夜明けま

食事の時間がほんのすこしはやくなったおかげで結果的に胃腸の存在を意識しなくなった

はじめに ふたつのしごとをかけもちしながらくらしている。職場と家でしごとのあいまの食事の時間にくふうが必要。やりくりして3食をわりと規則的にたべられる。そのおかげか胃腸の調子がずいぶん安定してきた。ひっこし後の生活の不慣れからようやくぬけだせて、復調ににようやく気づけたのは朗報。 きょうはそんな話。 (健康情報をふくみます。あくまでも個人の傾向ですのでその点ご留意願います。) ふたつのしごとのあいまで ひっこしてしばらくはうまくだんどりをつけられずに食事時間はまちまちに

のこりの時間をどう使う:しごととプライベートへの割りふりとバランス

はじめに いきものであるかぎり寿命がある。しかもうごけるあいだをどうすごしていくか。これはなやましい。さいわいにもどこも人手不足。声があちらこちらからかかってくる。じつはきのうも。ちょこちょこはたらいて極力むだづかいせずにいれば地方ではなんとかやっていけそうだが。 かといって時間ばかりとられるのもしゃく。せっかくならばやりたいことをしごとにできればやりがいにもなる。そう空想して後ろ髪をひかれる感触と現実を思い知る。 これはけっこう切実なことかもしれない。 きょうはそんな

この1200日のあいだにすすんだこと、そのままだったこと

はじめに  昨今の状況、せかいじゅう例外なくこのなかですごした。ほぼ例外なく。とうぜんわたしもそう。そのための対策やはたらきかた、生活、そのほかもろもろ、影響をうけたこと、そのままのもの。 きょうはそんな話。 ある冬のさなか  2019年の12月だった。ニュースがながれた。おかしな感染症か?これはどうもようすがおかしいとへんな勘のはたらきがちなわたし。 それは某国からはじまった。昨今の状況。冬時期だったので学習サポートのこどもたちや保護者の方々には、クルーズ船のまえ

学習サポートの小学生に効果てきめんだった「◯◯るとおぼえられる石」

はじめに  学習サポートを主宰してきた。あるとき小学3年生の児童が来ていた。こうしてやるといいよと説明になっとくしてそのとおりできるのはまださき。 そこでこんな方法をつかったことも。 暗唱でみにつける  この地域の小学校の先生は国語のものがたりの暗唱を宿題にされる。するとわたしの主宰する学習サポートにやってきた小学生たちは、いつもの漢字の書きとりや算数のドリルをやったあと、「先生、聞いててね。」とその暗唱の宿題をはじめる。 まずは1文ずつわけておぼえていく。すべての

隔靴掻痒 かゆいのはこっちだよ 研究費をサポートすべきすぐれた研究者は申請書がきをかならずしも得意としない

はじめに  あ~もう、じれったい。がまんしてたけれど書かず(掻かず)にはいられない。もう、そんなかんじでモンモンとしている。だって原資はわたしたちの納める税金や預けた財投債だよ。 せっかく政策ですすめてくばるならばこうしないと。ほんとうにすぐれたヒトたち(ここでは研究者)には届かないよ。その研究費。 一時期そうしたありがたき研究費を拝領する立場にあって、いまは自由なパート研究者。「〇〇は見た!」ではないけれど、おとなしく善良な機関所属の研究者にかわりイケンしたい。 クニ

リモートではないのに1日だれにも出会わないしごとから今後を予想した

はじめに  研究施設ではたらきはじめて、スタッフのみなさんにおせわになっている。ところがいぜんはたらいていたときはとさまざな点でちがいを感じている。 とくに昨今の状況の影響はとても大きい。今後のこともあるのでそのようすを書き記しておく。 はたらいてみておもうこと  以前はたらいていたところにお世話になっている。当時(20年前)とくらべてちがうなあと感じたことをいくつかあげてみる。いずれもヒトとの関係性について。 まずは昨今の状況がつづいているため、学生さんたちのたくさん

昨今の事象をきっかけにこれまでの価値観をさりげなく無理なく見直すこと

はじめに 彼の病の流行により、世の中全体がさまざまな分野で影響を受けている。 わたしのなかでは流行前には「持続可能性」についてはいくぶん漠然としたイメージだった。ところが事態が長びいてくると、こつぜんと具体的な事象としてあらわれてきた。目の前に姿をあらわしたと言っていい。より広範にその「持続」の意味を具体的に考えるきっかけになりつつある。 こうした機会は一生のなかでそれほどあることではないだろう。一度ここで整理してみようと思う。 彼の病をきっかけとして 一昨年の12月に

コーヒーを飲むひとときをもつ習慣によりきもちのONとOFFの調節をできるようになった

はじめに 仕事がらなのかきまってコーヒーをいただく。コーヒーを好むのでよいのだが、あまりにもふんだんにあるのでいつしか昼ごはんのあとの一杯が日課となった。 やがてコーヒーをたしなむ際には、いったんリラックスしたきもちをもてて、メリハリがつけられるようになった。コーヒーがくれたよい習慣。 昼休みには 朝早く起きる。すると11時頃にはすでに空きっ腹になり、効率が落ちてくる。仕事も脳のはたらきのどちらも。したがってこの時間の運転をなるべくしないで済むよう段どりする。 職場では

夕暮れどきの細い月と金星、木星、そして土星 運転席からウインドシールド越しにふと眺めるひととき

はじめに 新たな仕事を副業として得て1週間がすぎた。11月から準備で勤務していたが週2~3回のフレックス制のマイペース。 帰りの運転席のウインドシールド(スクリーン)越しにごくごく細い月が大きく西の空に。ホッとする時間。 手の調子をみながら 一時期、腱鞘炎でほとんど字が書けなかった。いまもって手書きの文字はミミズの這ったよう。それでも書けないよりはマシ。 PCのキーボードで打つ文字の入力はブラインドタッチでなんとかなってきた。そのおかげでnoteに100以上記事をおこせ

硬貨でよろこぶおとなのわたし

はじめに こどものころからのすりこみというか習慣とはのちの人生に影響を与えうるとこの齢になって思う。 このことは最近、自分でつくったやさいを無人販売していて気づいた。「わたしに硬貨をあたえると機嫌がいい」ということ。おそらく千円札よりも100円玉のほうに魅力を感じてしまう。そんな屈折した人格を形成した理由とは。 やさい売りのおもしろさ 最近までやさいをつくり売っていた話を先日記事にした。 けっこう売れていた。無人販売所のほかにもちゃんとした(失礼)スーパーや道の駅などに

教えて話して感じる導入部分のたいせつさ 聞き手をひきつけて話の内容をより深く理解してもらうには

はじめに 仕事で「教える」「話す」作業を何十年かやっています。それらでなんとか食べてきました。ふり返り聴いてくださっている方々にどのように伝わっているだろうかと思うことがあります。 話の内容はどれほど伝わっているのか、そして相手にわかってもらうには何が必要か、経験と学びからひとつの要素をとりあげて記します。 話し相手を知る 聴いてくださる方がいるので話せます。対象は学生だったり一般の方だったり。年齢やスキルはさまざまです。これまで小学2年生から90歳あまりの方々までを相手